台風の影響もあって、全国的に九月とは思えない暑い日がつづいていますが、酒田では今日の明け方に
一時間に100ミリを超える集中豪雨となり、市内の各所で道路が冠水して通行止めになりました。(幸いにして大きな被害はありませんでしたが)
そんな訳で、秋の気分を味わえそうな古伊万里はないかと、ウチのショボいコレクションから探した結果、一枚だけありました
「染付鹿紅葉文六寸皿」
中期の鹿紅葉文の中皿ですが、伊万里では鹿紅葉文自体は江戸前期から登場しており、定番的な文様なのは確かですが
この品の特徴は、紅葉の葉が中期に見られる「こんにゃく印判」である点で、さらに中央の鹿文は型紙摺りのようです。(自信ナシ)
その他の部分は手描きによる絵付けとなっており、複数の技法を組み合わせて絵付けされています。
中期の品で、型紙摺りと手描きを組み合わせた品はたまに見かけますが、手描き、型紙摺り、こんにゃく印判と揃っているのは
意外に少ないのでは?、と勝手に想像しています。
縁文様が波頭文になっているのも時代的な特徴のようで、このタイプは18世紀前半のもののようです
裏面は普通の中期古伊万里ですね
この品は今から十数年前に神戸の業者さんから購入した品ですが、その何年か後に同じ品で鹿の数が三頭になっている品を見かけました
ま~、当然と言うか何というか、鹿さんの数が多い方が値段が高かったのを覚えています。
一時間に100ミリを超える集中豪雨となり、市内の各所で道路が冠水して通行止めになりました。(幸いにして大きな被害はありませんでしたが)
そんな訳で、秋の気分を味わえそうな古伊万里はないかと、ウチのショボいコレクションから探した結果、一枚だけありました
「染付鹿紅葉文六寸皿」
中期の鹿紅葉文の中皿ですが、伊万里では鹿紅葉文自体は江戸前期から登場しており、定番的な文様なのは確かですが
この品の特徴は、紅葉の葉が中期に見られる「こんにゃく印判」である点で、さらに中央の鹿文は型紙摺りのようです。(自信ナシ)
その他の部分は手描きによる絵付けとなっており、複数の技法を組み合わせて絵付けされています。
中期の品で、型紙摺りと手描きを組み合わせた品はたまに見かけますが、手描き、型紙摺り、こんにゃく印判と揃っているのは
意外に少ないのでは?、と勝手に想像しています。
縁文様が波頭文になっているのも時代的な特徴のようで、このタイプは18世紀前半のもののようです
裏面は普通の中期古伊万里ですね
この品は今から十数年前に神戸の業者さんから購入した品ですが、その何年か後に同じ品で鹿の数が三頭になっている品を見かけました
ま~、当然と言うか何というか、鹿さんの数が多い方が値段が高かったのを覚えています。
鹿は一匹の方が、画面が締まって良いと思います。
口縁には墨ハジキを使用していますし、いろんな技法を駆使しているんですね。
私も、この皿の場合は、鹿は一匹のほうが、バランスがいいですし、画面が締りますね。
それほど多くはないものの、お皿にも存在するようです。
こんにゃく印判も型紙摺りも量産を意識した技術のように思いますが
中期の限られた時代にしか使用されないのはちょっと不思議な気もします。
とは言え、この品の場合は面白い効果を上げているのかも知れません。
今にして思うと、面白い特徴を持った品だったんですね。
鹿紅葉文といえば、柿右衛門様式には優品が多いですが、この品は時代なりの特徴を持った面白い品なのかも知れませんね。