Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

ティモールアオネアゲハとヘリボシアオネアゲハ

2020-02-24 23:44:53 | 
このところ遅生さんと青磁合戦を繰り広げてきましたが、もう一枚だけあったはずの伊万里青磁が行方不明のため
とりあえず、蝶のネタで時間稼ぎをすることにしました。

青磁は発色が安定しないこともあって、伊万里青磁でも青っぽい品と緑っぽい品が存在しますが
今回の蝶は同じ仲間ではあるものの、青っぽい斑紋と緑っぽい斑紋を持つ蝶を紹介します。

最初に登場するのは、「ティモールアオネアゲハ」(Papilio pericles)です

翅を開くと7cmほどのサイズで、わりと縦に細長い翅形を持った小型のアゲハです。
この蝶はティモール島からタンニバル諸島にかけて分布しており、同じアオネアゲハの仲間の中では小ぶりで
中央部の斑紋はオオルリアゲハほどではないものの、青に近い色をしています。
裏面は↓のように典型的なアキリデス(カラスアゲハの仲間)の姿だと言えるでしょうか。


続いての蝶は同じアオネアゲハの仲間で、「ヘリボシアオネアゲハ」(Papilio Iorquinianus)です

ティモールアオネに比べるとひとまわり大きく、翅を広げると9cmほどある中型のアゲハです
モルッカ諸島やイリアンジャヤに生息している種類で、一見してわかるように、中央部の斑紋は緑がかった色をしています
まったくこじつけではありますが、まさに伊万里青磁の発色の違いのように感じられます。
裏面についてはティモールアオネとさしたる違いはありません。


アオネアゲハの仲間は蝶の世界では人気薄でありまして、どちらもそれなりに奇麗なんですが
やはり地味な印象なのと、一般種であることも手伝って、安く買える種類でもあります。


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2 コメント

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Unknown (遅生)
2020-02-25 16:07:54
アオネアゲハ、どうして人気がないのでしょうか。かなり、きれいだと思うのですが。その点も、なぜか、伊万里青磁と似てますね(^^;)
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遅生さんへ (酒田の人)
2020-02-25 21:04:46
蝶の世界も骨董と同じで、珍しい種類は人気が高く、数が多いために美麗でも安い種類も多くいます
この種類の場合、表の文様が一色で、同じアキリデスであるミヤマカラスアゲハとか
クジャクアゲハとかに比べると見栄えがせず
文様的にも面白みがないというのが現実なのかも知れません。
もっとも、青磁の場合は色絵が入っても人気が上がるわけではありませんが・・・。
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