黒川紀章氏の遺作、六本木の新国立美術館へ行って参りました。
友人が「新制作展」という公募展のチケットをもっていたので。
地下鉄日比谷線の乃木坂駅から直接入ったため、また、雨が降っていたため、
外観の写真を撮影することが出来ませんでした。内観のみです。
でました!黒川氏のシンボル円錐。
逆円錐?の柱?コア?
逆円錐と展示室がブリッジでつながっています。
うねるガラスのファサード。
うねるガラスのファサードと天井を見上げる。
黒川氏の建築は特に好きでも嫌いでもないのですが、うねるガラスのファサードはインパクとあるなあ、と感じました。
一緒に行った友人は「なんだか足場がずっとのこってるみたいねえ?」と言っていました。メンテ用のキャットウォークかな?って思っていたのですが、そうとも見えるんですね。笑。
新制作展の方は、彫刻と絵画と空間デザインで、彫刻の分野の中の、布や織物を使った作品が印象的でした。
絵画は大きな作品ばかりでしたが、いくつか、抽象画で素敵なものがありました。
展覧会に友人と行くと面白いですね。好みが全く違うことがわかりました。彼女は細密画風なものが好きなようでした。
昨日採点会がありました。
15名の受講生の方のうち、5名しかいらしてくださらなかったのですが、
5名の方の図面を採点し、お話を伺いました。
心配していた床高500に関しては、みなさんきちっと対応していて、ホッと胸をなでおろしました。しかしやはり、最初に見たときの動揺はかなりあったようで、心理的にかなりプレッシャーになったようです。
スロープに関しては、長さの計算ができた方は半分。立面図にまできちんと手すりやスロープが正確に書き込めた方はひとりもいらっしゃいませんでした。
しかし、周りの様子をうかがってみると、かなりの受験生が全ての図面を描き上げることすらできない状態だったようですので、多少の不整合なら、合格の可能性はあると思います。
今年は本当に、要求が多く、日本語が長く、問題文を読み取ってマーカーするだけでもふだんの2倍の時間がかかってしまった、というお話ですので、その辺が難しかったようです。また、右側、左側、両方に細かい要求があったため、床レベルの記入漏れや、テーブルサイズの見落としなど、細かな失点が出てしまいました。
また、大きなところでは、先日私がアップした平面図では、やはり
「出入り口を明確に分離」に抵触するため、大幅な減点があると思われます。
また、「要求室の出入り口は引き戸」なので、玄関もサザエさんの家様、引き違い戸にしなければならなかったようです。
また、移乗台とは、ベンチのようなもののはずなので、私の絵ではおかしいですね。
なので、訂正しましたので、アップしておきます。
NK学院の解答例を見てみると、出入り口の門がひとつなので、これもSS学院流の採点では大幅の減点になります。またNo.1の方はテラスへのアプローチがスロープのみなので、健常者のアクセスが非常に困難。さらに、車で来た来客に至っては、いったん道路に出ないとアクセスできないという、非常にまずい外構プランになっていて、かなりの減点になると思われます。
また、テラスとスロープで南面外壁がすべておおわれているので、矩計切断位置をどこにとったのだろう?と心配になります。
講師や、あるいは会社をあげての正解例がこの程度ですから、問題がかなり難しかったということの証かもしれません。
それでも全ての図面を描ききった、チームサキタのみなさんの健闘を称えたいと思います!
12月の発表が、怖いような楽しみなような、、、、。
人事を尽くして天命を待つ、デスね。