Sakita Blog

1級建築士事務所Sakita Space Design主宰
崎田由紀のブログ。

2019アメリカ旅行 その10 ロサンゼルス3日目 後半

2019-11-12 15:34:05 | 旅行記

ゲッティセンター入り口にこんな看板が!マジですか?へびはいいとして、コヨーテとマウンテンライオン(豹?!)がいるの?びっくり。

ゲッティセンターは小高い山の上にあるのですが、麓のエントランスからはこのケーブルカーに乗って登って行きます。これ、無料です!美術館も無料です!ゲッティさん、太っ腹!アメリカには桁違いの大富豪がたくさんいるんですねー。ドロシーさんしかり、アリーンさんしかり、ゲッティさんしかり、、、

ゲッティセンターはアメリカを代表する建築家リチャード・マイヤーの設計です。
とにかくカッコいい!!!ここは、建築も風景も収蔵品もすばらしく、1日ずっといたい感じでしたが、今日はお尻が決まっていて、2時間くらいしかいられず残念でした!

エントランスの吹き抜け。

敷地内の池とテラス

カッコいい!そしていたるところに展望台があります。
サンタモニカの海が見えます。


サボテン公園?外構もユニークです。

階段マニアにはたまらない。


植栽も面白い。

今日はお昼食べる時間ないだろうなーと思って、朝食ビュッフェからとってきたみかんとカップケーキでお昼ごはん。こんなスナックもこのすごい列柱のテラスで食べれば格別です。

エレベータこっち、って書いてるところに行っても、最初これがエレベータだと気づかなかったおしゃれなエレベータ。

ミュージアムショップも楽しく、マイヤーの本と、ケーススタディハウスの本を買いました。
さて、お尻が決まっているので、またケーブルカーに乗って麓に降りたら、Uberを呼んでEams Houseへ。

Uberのお兄ちゃんが、迷って、イームズハウスの周りを3回くらい回って、電話して、やっと辿り着いたのがこのサイン。シャトークア・ブルバード から細い道を入って行きます。グーグルだとコロナ・デル・マーの方が近いんだけど、そっちからは入れないので要注意です!

イームズハウス。チャールス&レイ・イームズ夫妻設計。
雑誌「アーツ アンド アーキテクチャ」が1945年から1966年に、戦後の住宅需要を見込んで行った実験住宅、ケーススタディハウスのNo.8です。
ロサンゼルスには他にも リチャード・ノイトラのNo.20ベイリーハウス、ピエール・コーニッグのNo.22スタールハウスなどがあり、特にスタールハウスは素敵なので行きたかったのですが、公開日が限定されていて、今回の旅程に合わず断念。。。涙。
でも日本で一番有名なのはたぶんこのイームズハウスですよね?
ここは事前にネットで申し込みをして、外観のみで$10ドル。内部は$100です、、、1万円以上、、、ちょっと断念。
 

敷地からサンタモニカの海が見下ろせます。

住宅とスタジオの間の中庭に図面が置いてある!

手書き図面ですよ。もちろん。
アメリカンミッドセンチュリーモダンを堪能して、ここから海へ歩いて行こうとするのですが、、、
ゲッティで買った本も重いし、疲れて、どうしようかなーと思っていたらレンタサイクルが!!と思って、アプリダウンロードして課金したのに肝心の自転車が反応してくれない!!!涙。2ドル無駄にしたわ。。。
仕方なく道路に出てUber拾ってサンタモニカピアへ。

ルート66の終点です。今はもうルート66ってないらしいですけどね。テレビドラマや歌になってますよね?

遊園地がありますが、この観覧車のスピードが、私が思っていた観覧車のスピードとだいぶ違って、速い!!乗らなかったけど。笑

10月下旬なんですけどね。泳いでる人いますね。気温は36度くらいでした。
やはり異常な暑さと乾燥だったようで、帰国して数日後にゲッティセンターで山火事があったとニュースで見てびっくりです。マウンテンライオンは無事だったかしら?

日が暮れてきました。テレビの映画番組のオープニングみたい。

先端から振り返ったところ。

本日のお夕飯はこちら。ひとりならカウンターで、と言われたけど、私、背が小さいからカウンターだと高すぎませんか?といって、混んでるのにテーブル席にしていただきました。周りは大家族が2グループいたのですが、1つはアメリカのどっかからきた家族で、結婚するふたりのそれぞれの家族のようでした。もう1つはフィンランドから来た5人家族。ウエイターさんとの会話を聞き耳立ててます。笑
私にもどこから来たの?と聞いてくれたので、日本、東京だよ、と答えると、「こんにちは。ありがとうござます。」と日本語で!おもてなしですね!

シーフードトリオとサンタモニカ地ビール。美味しかった!
量もちょうどよかったです。(前菜とかデザートとかオーダーしなかったので)
下にごはんがあって、ソースが2種類。エビもお魚もおいしかったわ。
帰りに、ギフトがあるからお土産コーナーに行って受け取ってね、と言われ、行くとこのビアグラスと同じものをくれました。サンタモニカって書いてあるの。日本の東京ドームにもババガンプあるけど、こんなおもてなしはなさそうですよね?

サンタモニカ、というと、どうしても、♪来て、来て、来て、来て、サンタモーニカー♪と歌ってしまう年代ですが、、、
さらばサンタモニカ。
Uberでハリウッドに戻りますが、恒例のロサンゼルス大渋滞。1時間くらいかかってしまった。

混んでるのにさらに、ハリウッドの目ぬき通りを封鎖してパーティーやってた、、、なんてこった。
仕方ないので反対側の歩道から回り込んで帰ることになったら、向かい側にジラルデリの大きなお店があることに気づき、ふらふらと。

楽しい。やっぱりチョコレート屋さんは楽しいね。ドリンクコーナーもあったけど、ぐっとがまん。。。

これにてアメリカ旅行終了。
翌日は朝?2:30にスーパーシャトルがホテルまで来てくれて、LAXを6:00発、ポートランドで乗り換えて、成田へ。
無事にひとり旅ができて安堵ですが、いない間に日本は大雨に見舞われたらしく、成田付近が水没していてびっくりしました。
 

 

 

 


 


2019アメリカ旅行 その9 ロサンゼルス3日目 前半

2019-11-12 13:38:52 | 旅行記

3日目はまず朝イチの、誰もいなさそうな時間にチャイニーズシアターの手形を見に行きました。あんまり早いとチェーンしてあって入れないようで、ちょうどチェーンを外しに来てくれるそのタイミングで見ることができました。


Hollywood/Highland 駅から1駅先のHollywood/Vine駅で下車。この駅は綺麗でびっくり。
有名なスターの壁画を見に行くかどうか悩んだけど、今日は盛りだくさんなので断念。てくてく歩いてEmarson College Los Angelsを見に行きました。

MORPHOSIS設計の大学です。

受付のおじさまに、中は見れないのですか?と尋ねると、10:00から無料の建築ツアーがあるから、それに申し込めば見れるよ、と言われたのですが、ここからホリホックハウスに行くのにどのくらいかかるのかな?と不安になり、断念。外観だけ撮影しました。
今回内部断念が多いので、また、ゆっくり滞在したいですね。

2番のバスに乗ってSunset/Edgemontで降りて、大きな病院の前を登って行くと、グーグル先生が、病院の間を登って行けと。???と思いながら言われた通りに進むと、、、公園は見えるのですが、入れない、、、
仕方なく、さらにどんどん進んで行くと、なんだか寂しい通りでちょっと怖い。ぐるーっと北側まで回って、ようやく公園の入り口に。かなり坂を登りました。公園の中も小高い坂。すごい運動だわ、、、
登るとこんな景色が。

ロサンゼルス初日に訪れたグリフィス天文台とハリウッドサインがよく見えます。
開館は11:00だったので、迷った割に1時間も早く到着してしまった。こんなことなエマーソンカレッジ見ておけばよかったかしら?でも10時から見たら1時間くらいかかって、そこから移動したら、、、やはり断念して正解でしょう。
まずはぐるーっと外観を見て回ることにしました。


タチアオイモチーフ

フランク・ロイド・ライト設計のホリホックハウス(タチアオイの家)です。
実は今年、2019年に、フランク・ロイド・ライトの建築群8つが世界遺産に登録されたのですが、そのひとつがこのホリホックハウスです。ちょうど、日本の帝国ホテルを設計していたころと同時期に設計されていたこの邸宅は、マヤリバイバル様式と呼ばれる、マヤ文明にインスパイアされた建築です。シンドラーが実質的に設計したとも言われています。このホリホックハウスの施主、アリーヌ・バーンズダールさんはホリホック(タチアオイ)というお花が好きだったそうで、建物のいたるところにタチアオイをモチーフにしてた文様が施されています。夏に行けば、本物のタチアオイもたくさん咲いているそうです。(最後の写真に2−3本ひょろひょろと写っている背の高い草がタチアオイですね)
ここではまず別棟の受付に行って、入場料を払います。お庭の解説ツアー付きというのもあるのですが、セルフガイドツアー$7に申し込みました。邸宅の入り口でシューズカバーを受け取り、靴の上に履いて、中に。内部は残念ながら撮影禁止です。内部が素晴らしいんですけどね!!写真と図面と解説のついたガイドブックを貸していただいて、それを読みながら中を楽しみました。
アリーヌさんは、石油を相続した大富豪だそうで、仲間のアーティストが集えるような場所をということでここを依頼したようですが、結局ここには一度も住まなかったとか!びっくりですね。
ライトの設計もとても日本的です。水平を強調したデザイン。和風の屏風やテーブルクロスが帯だったり。天井も、低いところと高いところがあり、ダイナミックな空間構成になっています。
キッチンはその後なんかのイベントで使われたとかで、そこだけ新しいものだそうです。
照明はほとんどなく、全ての部屋に窓が大きく作られていて、外部と内部が融合した素敵な建物でした。 
見学が終わると駐車場でUberを呼び、Getty Centerへ。

 


2019アメリカ旅行 その8 ロサンゼルス2日目 後半

2019-11-12 12:26:12 | 旅行記

グランドマーケットでお昼を食べると、道路を渡ったむかいにブラッドベリービルディングがあります。

1893年開業のオフィスビルで、1階には現在はブルーボトルコーヒーが入っています。
建築様式はビクトリア様式。エレベーターがとても特徴的です。
 
この建物内部を見て、なにか思い出した方はいらっしゃいますか?
 
映画「ブレードランナー」のロケ地として有名です。そうでなくても、クラシックビル好きにはたまりません。
さて、ダウンタウンはこのくらいにして大移動なのですが、最初の予定では地下鉄とバスを乗り継いで行く予定だったのですが、グーグル先生に聞くと、なんとバス1本で行けるかも?ということで、4番のバスに乗ること約1時間。
前にも書きましたが、電車とバスはLAではとても安く、1時間乗っても1.75ドル(191円)です。その代わりにいろいろとちょっと怖い方も乗ってくる。この日も、だんだんとバスが混雑してきて、2人掛けのシートの片方に荷物を置いていたおじさまのところに、ホームレス風の方が来て、「おい、荷物をどけろ」といい、おじさまは荷物をどけて座らせてあげるのですが、やはりカチンときたらしく、「すみませんけど(excuse me)」っていうのが普通じゃないのか?と言ったら、ホームレスさんが、「おまえはホームレスだからって俺のことをなめとるんか!」みたいな感じになって、わりと近くに座っていたので、内心、ヤバイヤバイヤバイ喧嘩になったらどうしよう、、、、と思っていたのですが、おじさまがわりと大人で、ムカついた顔しつつも無視してくれたので、ことなきをえました。一触即発感が怖かった。。。

そんなこんなで1時間してSantamonica/Sweetzerというバス停で降り、ノース・キングスロードという住宅街の中の道をてくてくてくてく8分くらい?歩いて 行きます。ここは高級住宅街で、住宅を見て歩いていても楽しかったのですが、街路樹にはリスくんがいました。かわいい。

高級住宅街の中の角に、若い女の子が二人立っていて、シンドラー自邸の看板がありました。女の子が、「シンドラー自邸ですか?ここを曲がってください」と教えてくれ、路地の先にシンドラー自邸がありました。
なぜ女の子がいたのか、後でわかったのですが、今、こちらではソフトシンドラーというインスタレーション展をやっていて、どうやらその関係者の方だったみたいですね。
ルドルフ・シンドラーさんは、フランク・ロイド・ライトの弟子として、帝国ホテルやホリホックハウスの設計に関与した人物として有名です。建物を見た瞬間、日本家屋だ!と思いました。低い天井。柱と塗り壁で構成された空間。薄暗くひんやりとした室内に欄間から差し込む日の光。
1922年竣工のこのシェアハウスは2組の芸術家のためのスタジオ付き住居として設計されました。
am11:00-pm6:00、入場料10ドルで見学可能 です。しかし保存状態はそれほどいいとはいえず、また、日本人が見に行っても、逆にアメリカ人が見るほどには感動がないかもしれませんね。とっても「和風」です。

今日の建築探検はここまで。ノースキングスロードをさらに南下して、メルローズアベニューに出て、バスに乗って、ショッピングに向かいます。
Original American Farmer's Market の周囲には、Whole Food Market、Trader Joe's、The Groveがあり、お土産調達にぴったりなスポットです。

季節柄あちこちでこんな感じにかぼちゃの山盛り!!いろんなかぼちゃがありますね?食べるのかな?飾るだけかな??

トレーダージョーは、自社ブランド商品がたくさんあるスーパーで、チョコレートなどプチプラなお土産がいろいろ買えます。エコバッグもお土産として人気らしく、保冷バッグやトートバッグなどいろいろお安くありました。
Farmer's Market は、青果市場というよりは、こちらもお菓子やお肉、お土産などのプチプラなお店とフードコートのような屋台がいろいろ入っている、テーマパークのような感じのところです。

 
お菓子屋さんの、この、年代別の駄菓子セットがちょっと気になった。(買わなかったけど)

The Groveはブランドやデパートなどもある、ちょっと高級な感じのモールです。

モールの中を2階建てのトラムが走っています。かわいい。

こんな夜景が見ることのできる、ドミニク・アンセル・ベーカリーの2階テラス席でお夕飯にしました。
ドミニク・アンセルは、クロナッツで有名になって、日本にも表参道などに出店していたらしいですが、去年撤退しちゃったみたいですね?なんでかな?

大きなステーキと赤と黄色のトマトの焼いたもの、ハッピーアワーでワインもお安くお手頃価格でしたが、、、例によって、量が多いいんじゃー
と1/3残していたら、お姉さんが、パックしますか?と言ってくれたので、お願いして、デザートに移りました。

アップルパイのアイスクリーム、と言われたら、apple pie with ice creamだと普通思いますが、、、これは、アップルパイ味のアイスクリーム、でした!シナモンが効いていておいしかった♪
食後、See's Candiesでチョコレートを大量に買ったら重い!!(他にもいろいろ買っていたし)ので、デパートで、機内持ち込み可能なサイズのキャスターバッグを購入し、そこですぐ使えるようにしてもらいました。モールの車回しでUberを呼んだら、すぐに来てくれて助かりました。
ホテル周辺のハリウッドは混んでいたので、ちょっと手前で降ろしてもらって、チャイニーズシアターをパチリして帰りました。
この時にマレフィセントの仮装の方とすれ違ったけど、写真撮ったらお金請求される!と思って無視!
あちこちで演奏している人もいて、アメリカの観光地という感じですね。