うさぎをサッカーボールのように蹴って遊んだら死んだ。
この神経のないガキ…いや、子ども達は、どのように育ってきたのだろう。
……言葉もない。
毎回この手のニュースを見ると、犯人がやったと同じことをしてやりたいと思う。
…いや、殺すことはできないけど、痛みくらいは思い知らせてやりたい。
言葉にしてしまえば過激なことかもしれないが、
自分が同じ事をされたら、少しはわからないだろうか。
…というか、フツウは同じ事をされなくても分かるはずだ。
特に、弱いものに対して力を誇示する事件が多い。
犬、猫、などの小動物。……こども。…女。
自分は偉いと思いたいのに、偉いと思える場面がないから
弱いものに対して力を見せつけて、満足する最低人間がいるってことか。
Mは精神科医でもなんでもないので、人の心理はわからないが、
想像力に欠ける人間が多すぎると思う。
やっていることの結果を考えられないなんて??
最近…本当に多い。
今回はうさぎだったが、エスカレートするととんでもないことになる。
ニュースでは、この子ども達はもともと窃盗を繰り返す悪ガキだと言っていたが…。
無責任なオトナが身近にいるんだろうな。
そういえば、最近の大人は子どもを叱っていると思っているが
叱られているはずの子どもは、叱られていると思っていない……
という、何だったかわすれたがアンケート結果が出たらしい…。
Mはたまに、よその子どもを叱ることがあるが、
他の大人は知らん振りだったりする。
そんなとき、叱るMのほうが悪い? みたいな感覚に陥る時がある。
で、叱られている子どもも平然としている。
それがそのギャップなのかもしれない。
すごく他愛もない話をすると、
店の好意で設置している飲料水の機械を悪戯したり、
紙コップに水を入れて、そのまま外にすてたりする子どもがいる。
Mは、その子に紙コップを拾わせて、ゴミ箱に入れるまで監視するが、
「なに? このおばさん?」みたいな顔をされる。
でも、やっていいこと、悪いことを親が教えられないなら
今この場所でMが教えてやらねば…と思ってしまうのだ。
そこはじいちゃん、ばあちゃんがよく休憩する場所だ。
水を飲みたいときに限って、紙コップがなかったり
機械が壊れてたりして飲めないと残念だと思う。
紙コップだって、機械を直すのだってタダじゃない。
せっかくの店の好意を、こんなふうに破壊していいわけがない。
で、最後に「二度とやったらダメだよ。」と言うつもりでいると
もういない……。
ガキ~~! 戻って来いっ! アンタの親にも言いたいことがあるんだよっ!
…と、Mはジタバタする……。
でも、他の大人は言わない。
他人には係わりたくないんだろうな…。
Mだってどうでもいいや…と思うときがある。
でも、その積み重ねが大人をナメるガキを作っていくんだと思っている。
尊敬される器ではないが、世間を知らないガキにはナメられたくないと思う。
キミ達が通っている学校は、キミ達の親だけではなく、
見知らぬMだって払っている税金があってこそ成り立つのだ。
だから大人は知らない子どもを叱る権利がある。(とMの理屈。)
…別に権利で叱るわけじゃないけどさ義務はあるだろうな。
煙草を吸ってるガキや、危ないことをするガキは叱らないと…。
コワいけどさ…。
ちなみにMは、性質の悪い子どもはみんな「ガキ」と呼ぶ。
「子ども」だなんていう呼び方は、やってることに対して可愛すぎる…。
勉強も出来て、運動も出来て、周囲に気配りができるような
完璧は望めないにしても、
せめて自分の子には頭悪いなりにも、他人を気遣えるようになってほしい…。
と、Mは思うのであった。