4月になったからって、気持ちをガラッと切り替えられるものでもない。
被災してないMでさえ、
東北地方の大地震後は、かなり大きなショックを受けていた…
…という事実にも、我ながら唖然とした。
あれから3週間経って、少しずつ状況が見えてきて、
M達の周囲は落ち着いてきた。
テレビ局は一斉に、4月からの新番組の宣伝を始め、
ACのコマーシャルが減り、いつも通りのCMが流される。
(余談だけど…ACにものすごい苦情が行ったらしい…
M的には、苦情を言うならACじゃなくて放送局だと思ってる。
でも、わざわざ言うほどのことなの?? ってカンジ。)
テレビが普通の番組に戻ったからといって、
被災地の状態は被災直後と、大きく変わったわけではない。
被災地までもが、お気楽なことになったわけではない。
まだ、電気が復旧していない被災地は多い。
朝晩、今でも氷点下になるというのに、電気がないのは辛い。
仮設住宅も、建材が足りなくて思うように捗らず、
避難所生活で、不自由な思いをしている人は、まだまだ多い。
原発事故のせいで、町ごと避難している人達もいる。
…しかも何度も…。
Mが実際に出来ることは、本当に微々たることだけ。
もちろん、出来ることは進んでやりたい。
でも、出来ないことは、もどかしく思いながらも見守るしかない。
出来ることって、なんだろうって考えると、
まずは、出来ることの情報を得ることだと思った。
被災地が今何を求めているか、常にアンテナを張っておくこと。
そして、出来ることに参加する。
無理なく。
今、無理すると後が続かない。
今だけの問題じゃなく、これからも続けないと復興する前に息切れしてしまう。
最近、色んなところで、色んなイベントが催されているけど、
これが定期的に続いてくれたらいいな…って思う。
震災前に予定されながらも、取り止めになってたライブは、
直接被害に関係のない地域から、徐々に再開されてきている。
ただ…ふと思った。
ライブ時の派手な照明を落とすのはいいことだと思うけど、
客が会場に行くまでの照明や、会場内の照明は落としてほしくない。
ライブをやると決めたのなら、そこまでの安全性も考慮するべきだと思う。
「節電」のもとに、安全性を無視してはいけない。
それができないなら、興業自体を取り止めるべきだ。
でも、勘違いしてやってしまう主催者がいそうだ。
ましてや、北海道で開催されるライブは、
今の時点で、客の移動のための照明を落とす必要はない。
勘違いの節電や節約をして、事故にならないように気をつけたいし、
何かのイベントで人を集める時、
主催者側は、くれぐれも気をつけてほしい……って、思う。
被災地の人達のためにやっているつもりが、
お門違いなことになっていたら意味が無い。
少し冷静に考えよう…。