歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

2009年08月12日 | 徒然 -tzure-zure-
大家さんに依頼されまして、
庭の雑草取りをしました。


夏の庭の草取りは、
体力勝負というより、気力勝負。


花畑の草取りならば、おかげさまで、
秋田でさんざんやりましたので、手慣れたものでございます。
全然へっちゃらです。どんと来い、です。



地面に這いつくばっていると

見える世界が違います。

出逢う世界も違います。


左足が板状になっている奇形のヒキガエルに
出逢ってしまったり、

脱皮真っ最中のセミに
出逢ってしまったり。

(残念ながら、写真は撮って居りません;)


まことに 「グロテスク」です。

そこをじっと 冷静に見つめ

見つめれば見つめるほどに

グロテスクきわまりなくて、

どうしてこうして、複雑怪奇な、不思議な造形。



脱皮後のヌケガラなんて

わざわざ あそこまで完璧にかたちを残す必要なんて、無いはずだし。



虫は花より、意味が解らん。




虫より 花が好きなのです。
というより
虫はあんまり 好きでないのです。
理由はなんだろう、
「わけがわかんないから」でしょうか。。。
人は、得体の知れないもの(=エイリアン)には、不安を覚えるそうで。


そう。エイリアンっぽいのですね。

こればっかりは どうしようもなく
虫には どうも、あんまり興味が湧かないのです。


、、なんて、
“人間サマ”ふぜいが 偉そうに言って、申し訳ないが。

でもね。

GO.QUI.BVRI とか

QUA とか

DANNY とか

出逢って良い思いをしたことが無い、イヤな害虫も多いし!




そういうわけで、虫は好かないんです。

、、んですが、

セミの鳴き声や

コオロギの鳴き声。

キリギリスの鳴き声。

彼らの鳴く歌声は、けっこう好きです。

羽を振るわせて 生まれる歌声。



もし チョウチョが
実は鳴いてるのだとしたら、

いったいどんな声で鳴いてるのだろう

とかも、思ったり。
さて、どうなんだろう。


蝶は好きだな。
ひらひらと 花びらみたいで、きれいで、軽やかだから。

身勝手ですね。
”人間サマ”は。



あと、そうそう。



トンボは、けっこう好きです。



すうっと はかなくて、きれいで、

涼しげで、軽やかだから。


東京では 全然見ないけれど

秋田の森では すでに たくさん飛んでいました。

赤や エメラルドや 黄色や 透明の

細くて はかなくて、きれいな

トンボたち。


今日も飛んでいるでしょう。
ちょっと、懐かしい。


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