森に来ると
「ああ、生き返る。」
と、
ことばが浮かぶ。
死んでたわけじゃないはずだけど。
あ、疲れてるんだな。
と、
そこで気付く。
心を亡くす、と書いて
「忙」と言う。
*
七月の森は、だいぶ落ち着いている。
ところどころに、白くて繊細な首をもたげた花が咲く。
森の湿気は、ことさら、むっと、こもってる。
けど、
嫌な気はしない。
碧の風が渡ってゆく。
じんわりと、木漏れ陽も現れた。
うっとり ぼうっとしてたら
蚊に刺される。
蟻によじ登られる。
スズメバチもいるみたい。
すでに二度刺されていて、幸運にもまだ、生きている。
次刺されたら、死ぬ。という設定になっている。
そんなことも さて置いといて
しばし、ぼうっとする。
時々 寄ってくる蚊を、淡々と殺戮しながら。
「ああ、生き返る。」
と、
ことばが浮かぶ。
死んでたわけじゃないはずだけど。
あ、疲れてるんだな。
と、
そこで気付く。
心を亡くす、と書いて
「忙」と言う。
*
七月の森は、だいぶ落ち着いている。
ところどころに、白くて繊細な首をもたげた花が咲く。
森の湿気は、ことさら、むっと、こもってる。
けど、
嫌な気はしない。
碧の風が渡ってゆく。
じんわりと、木漏れ陽も現れた。
うっとり ぼうっとしてたら
蚊に刺される。
蟻によじ登られる。
スズメバチもいるみたい。
すでに二度刺されていて、幸運にもまだ、生きている。
次刺されたら、死ぬ。という設定になっている。
そんなことも さて置いといて
しばし、ぼうっとする。
時々 寄ってくる蚊を、淡々と殺戮しながら。