歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

memento mori

2010年07月07日 | 徒然 -tzure-zure-
大きな公園の



ちいさな丘





ちいさな子

ちいさな自転車





大きな空




ちいさな花




海にいるような気持ちに 一瞬 還った





青い実




青い実




ちいさな丘の上

ちいさな家族







大きな森へ







出逢えました。

半夏生。


鹿児島にいる母からのメールで

昔 学生時代の8年間 ずっと住んでいた 西荻窪のアパートのそばの
井の頭通り沿いの 区指定保護林みたいな ちょっとした森で
見た

ということが わかった。


、、そうだった気がする。


その 西荻窪のアパートでは
「カラスウリ」にも 初めて出逢った。

2畳ないくらいの、ちいさな庭に。

ある夏の夜に。衝撃だった。



そういえば
その時にも、ちいさな「森」の近くに住んでいたんだった。



















ここではホタルに ちかづけないらしい。




森に居ると

色々と憶いながらも

静まり返る。








色々、想う。


いちいち書かなくてもいい気がする、色々を、想う。






オハグロトンボが ひらひらと羽ばたきながら 横切って行った。

撮れなかった。


クロアゲハが ひらひらと羽ばたきながら 横切って行った。

撮れなかった。






皮膚病にかかって はげたタヌキがいた。

かんかん日の当たるところで じっとうずくまっていた。






森に居た夏を憶い出す





昔居た 秋田の森で一緒に働いていた青年から

「新しいとこはどう?」と

ふらりと 相変わらずの 短いメールが来た

同じくらい短いメールじゃ とても説明が追いつかないので
久しぶりに 電話


嬉しかった






昔いた場所を憶い出す。

そういう風景が

あちこちに ちらばっているので

懐かしく、憶い出す。



「帰りたい」というのではなく。

ただ、なつかしく。


ちょうど一年前に、行ったんだった。

その時一緒に行った 今はハワイにいる友人からメールが来て

「そうか、ちょうど一年だ」と、憶い出した。


ずいぶん昔のことのように想う。

「また行きたいなあ」と、想う。






昔居た 秋田の森で出逢った人から

昔居た 秋田の森の 今の写真が送られて来ました。


嬉しかった。





不思議と、色々なことが重なった。

不思議と、森につながっている なつかしい便りが 連なった。


嬉しかった。






つかず はなれず

常に近くに 森が居る。


西荻窪の ちいさな森も。

秋田の 大きな森も。


つながっている気がする。






今 居る 森は ここ。




今まで 出逢って来た
それぞれに 別のところにある 森は

別もののようでいて、
でも
まったく同じ「ひとつの森」として、重なって、見えている。

心の中で。




全然、うまく説明できないけど。


今まで 入って来た 森たちは
自分の中で ひとつに つながっている。

、という、気がする。

、という、ただ、それだけ。






森を出たら





現世に還って来た。、、というような、気がした。


copyright (c)

Copyright (c) 2009-NOW "uta-niwa" <by ngch-zoen> All Rights Reserved.