歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

チャドクガと知恵の輪

2010年07月26日 | 徒然 -tzure-zure-
昨日。
どうやら、
「チャドクガ」にやられたようです。
サザンカでしょう。まちがいなく。


右腕に、ぷちぷちぷちぷちーっと、
きもちわるーい、蕁麻疹みたいなのが出て居りまして、

超、痒い。


長袖着てたのに。その繊維をすり抜けて、知らずに刺さってたようで。
超~細かい毒の毛が、刺さって、残って、掻いちゃうと、広がるんだって。
治るのにすごい時間がかかるんだそうな。


病院だとか
化学薬品だとか 極力頼りたくない、
できれば自然治癒力だけでなんとかしたい
という性分なので、


同じ造園系の友人に、訊いてみた。



まず
自分と同じく、自然派の、Oくん。
自然派というか、超自然派。

Oくんと 小一時間ほどあれこれ世間話をして
行き着いた結論は:


 「キンカンとドクダミが良い。」


でした。

ドクダミ = 「毒を矯(た)む」(=治す)

その名の通り、
素晴らしき ジャパニーズ・メディカル・ハーブ。だものね。

雑草として、忌み嫌われているけど。


そういえば 先日会った秋田の友人fさんも、
「虫さされには、とりあえずこれを擦り込んだらいい」と
ドクダミかなんかの葉っぱを、揉み摺り当ててくれつつ、言ってたなあ。


化学的な薬物とかより、そういうのの方が、大好き。
薬草とか。
もっとそういう知識を、増やしたい。



自分と同じく、自然派のOくんは
自分よりもはるかに、色々と実験していて、
豊富な知識がある。
そのぶん、色々痛い目にも遭ってるけど。

だから、
彼から湧き出す話は、とても興味深い。


電話すると、
どんどん話が膨らんで、
あっちこっちへ すっ飛んだり、
あふれ返って 収拾がつかなくって、
大体、長電話になってしまいます。

大変、面白いです。


ちなみに、余談ですが:一週間ほど前に、彼、
裸体で、レモンを浴びて庭木の手入れをしていたそうで。
(そうすると蜂が寄り付かないんだとか;)

夏でも長袖が基本の、庭の手入れ仕事。
あえて裸で、
「危険」ギリギリの際の領域に、“あえて”、身を投じてみたかったらしいんだけど。

案の定、というか、
ハチから逃げてる時に、うっかり、ウルシにかぶれちゃった
ということで、
米ぬかと、オリーブオイルとローズマリーとラベンダー、などなど、、をまぜた
とろりとした液体を作って、塗ってみたんだって。そしたら、

治りは遅いけど、なんとなく治って来ては居る、確かに。

とか。



というふうなので、
大変、目が離せない。




それから、

元同僚のI青年にも電話した。


スパッ!


数秒、一瞬で出された結論は:



 「ムヒで治る。」


でした。


彼のほうはというと、O君と うってかわって:
全く、無駄が無く、
大変 簡潔で淡白、
ど真ん中の、直球。ストレート。

食パンは、袋から出したそのまんまのが一番と、
ほんとに、焼きも塗りもせず、ナチュラルな状態で食べる彼。

この子もまた、
面白いです。






ちょうど先日、
秋田で 偶然、その「ムヒ」を、頂いたばかり。

そして、
ちょうど明日、
ドクダミが大量繁茂している お庭の手入れをやるので。

なんやかんやで、
これまた、ちょうどいいタイミング。


ということで。

まずは:ムヒを塗って。

病気的なものは、まず何より、寝ないと治らないから、
そろそろもう、寝て。

あした、
除草しながら、採りたての新鮮なドクダミを
揉み、摺り、ゴシゴシ、
腕に体に、擦り込んでみようと思います。





ちなみに 今日は、
千葉の松戸へ、新しく作る庭Aの打合せに行ったり、
Bの見積を作ったり、
Cの設計を進めたり。
あれやら、これやら。Dもあるし、Eもあって。
Fも登場したりして。


大忙しです。


有り難いです。


面白いです。



そんな感じで、
すこぶる働いています。


「貧乏ヒマ無し。」


しかし、

こんだけこつこつ沢山働いてるんだから、近い将来、必ず、
(それなりに、)余裕みたいなものも、出て来るはずだよなあ、、

と、
なんとなーく、希望を胸に。






どんなに暑くても、
庭仕事は、「完全防備」で、頑張りましょう。




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