会社で、
「得意な料理ってあるんですか?」
って同僚に聞かれた時、
咄嗟に答えが出ませんでした。
気づいたらもう、ずいぶん長いこと、まともに自炊をしてなかったのです。
得意な料理も忘れるくらい。
結構、我ながらショックでした。
確かにこの一年ほど、か。
「とにかく実務を重ねて、修業を積む!」と
気合いを入れて、
忙しく働きすぎて、
おろそかにしてきたことがあったなあ、、と。
食の面は、だいぶ、杜撰になってました。(杜撰=ずさん、って、意味の割にはキリッと、恰好良すぎる字面ですよね。関係ないけど。)
それで、
珍しく、けったいな咳の出る病にも罹ってしまったし。ネギ首に巻くだけで治したけど。(←この事実、自分の中で伝説化してる。)
と、いうことで、
自炊復活宣言!
今年は(ってもう半分近く終了しておりますが)、未だかつて成し遂げた試しが無い、
「貯金」
という大事業に取り組みたいし。
早速、颯爽と、懐かしのサミットへ。
職場が変わって、通勤ルートにまともなスーパーが無くなったせいも、あったかもね。
サミット。かつて(つい一年前)は、本当に、今日の一食を食べられるかどうか、、という貧窮ぶりで、まあよくぞ病みもせず、むしろのほほんと生き伸びて来たものですが、
そんな時代に、この、たくさんの食材がたっぷり溢れかえるスーパーってところは、場違いな天国のように思われたものでした。
十円、いや一円単位で、「あれなら買える、それに少なくとも3日くらい粘れるから、、」などと、
一人、張り詰めた超戦慄モードで、苦悶していたものです。
と、話がとても逸れがちですが、
サミットで久々のお買い物をしながら、
独立したての初心を、しみじみ思い出しつつ。
そして、
ある程度、けっこう平気に、あれやこれやをお買い物できるようになった現在の境遇に、しみじみ、感じ入りながら。
そうして買った食材で作った
久々の「得意料理」は、
麻婆茄子豆腐。
簡単な「麻婆豆腐の素」みたいなやつを活用しつつ、
調味料や、挽き肉、茄子、あと、白いぶなしめじなんかを追加して、
ささやかながら、ひと手間アレンジを施した一品です。
味付け過ぎて、ちょっと濃い出来上がりになってしまいました。
が、
翌日の昼のお弁当用に、ほど好く余らせることも出来たし、18穀入りのごはんは上等の炊き具合に。
自炊して、
一息ついて、一日の終わり間際に、やっとほっとして、
少し、ぼーっとする。
お茶なんぞ、飲みながら。
その時の、満ち足りた感ったら、、、
*
一人暮らしを始めると、まず、母親の凄さを思い知る。
毎日こんな、一日に三食分もの食事を、作っていたのか、、こんな面倒くさいことを!
と。
次に、
仕事を始めて、特に独立してフリーになったりしちゃった時に、
父親の凄さを、やっと、思い知る。
自身のみならず、
家族を養うべく、それに必要なお金を稼ぐために、仕事をこなす。毎日毎日。って、
こんなに、大変だったのか、、!
と。
親の為してくれたことの凄さって、
気づいたらもう、一体どうしてそれに報いられよう、いや無理無理、全然無理、恩返し、全然ペイ出来ないわ。
って、
途方に暮れてしまう。
ほんと、考え出すとそのまんま臨死体験しそうなほど、
気が遠くなります。
、と、
そんなふうにして、感謝やら困惑やら満足やら、色んな思いの混濁に呑まれながら、
自分で稼いだお金で買い、自分の手で作った麻婆豆腐を、頂いたのでした。
*
「得意な料理ってあるんですか?」
って同僚に聞かれた時、
咄嗟に答えが出ませんでした。
気づいたらもう、ずいぶん長いこと、まともに自炊をしてなかったのです。
得意な料理も忘れるくらい。
結構、我ながらショックでした。
確かにこの一年ほど、か。
「とにかく実務を重ねて、修業を積む!」と
気合いを入れて、
忙しく働きすぎて、
おろそかにしてきたことがあったなあ、、と。
食の面は、だいぶ、杜撰になってました。(杜撰=ずさん、って、意味の割にはキリッと、恰好良すぎる字面ですよね。関係ないけど。)
それで、
珍しく、けったいな咳の出る病にも罹ってしまったし。ネギ首に巻くだけで治したけど。(←この事実、自分の中で伝説化してる。)
と、いうことで、
自炊復活宣言!
今年は(ってもう半分近く終了しておりますが)、未だかつて成し遂げた試しが無い、
「貯金」
という大事業に取り組みたいし。
早速、颯爽と、懐かしのサミットへ。
職場が変わって、通勤ルートにまともなスーパーが無くなったせいも、あったかもね。
サミット。かつて(つい一年前)は、本当に、今日の一食を食べられるかどうか、、という貧窮ぶりで、まあよくぞ病みもせず、むしろのほほんと生き伸びて来たものですが、
そんな時代に、この、たくさんの食材がたっぷり溢れかえるスーパーってところは、場違いな天国のように思われたものでした。
十円、いや一円単位で、「あれなら買える、それに少なくとも3日くらい粘れるから、、」などと、
一人、張り詰めた超戦慄モードで、苦悶していたものです。
と、話がとても逸れがちですが、
サミットで久々のお買い物をしながら、
独立したての初心を、しみじみ思い出しつつ。
そして、
ある程度、けっこう平気に、あれやこれやをお買い物できるようになった現在の境遇に、しみじみ、感じ入りながら。
そうして買った食材で作った
久々の「得意料理」は、
麻婆茄子豆腐。
簡単な「麻婆豆腐の素」みたいなやつを活用しつつ、
調味料や、挽き肉、茄子、あと、白いぶなしめじなんかを追加して、
ささやかながら、ひと手間アレンジを施した一品です。
味付け過ぎて、ちょっと濃い出来上がりになってしまいました。
が、
翌日の昼のお弁当用に、ほど好く余らせることも出来たし、18穀入りのごはんは上等の炊き具合に。
自炊して、
一息ついて、一日の終わり間際に、やっとほっとして、
少し、ぼーっとする。
お茶なんぞ、飲みながら。
その時の、満ち足りた感ったら、、、
*
一人暮らしを始めると、まず、母親の凄さを思い知る。
毎日こんな、一日に三食分もの食事を、作っていたのか、、こんな面倒くさいことを!
と。
次に、
仕事を始めて、特に独立してフリーになったりしちゃった時に、
父親の凄さを、やっと、思い知る。
自身のみならず、
家族を養うべく、それに必要なお金を稼ぐために、仕事をこなす。毎日毎日。って、
こんなに、大変だったのか、、!
と。
親の為してくれたことの凄さって、
気づいたらもう、一体どうしてそれに報いられよう、いや無理無理、全然無理、恩返し、全然ペイ出来ないわ。
って、
途方に暮れてしまう。
ほんと、考え出すとそのまんま臨死体験しそうなほど、
気が遠くなります。
、と、
そんなふうにして、感謝やら困惑やら満足やら、色んな思いの混濁に呑まれながら、
自分で稼いだお金で買い、自分の手で作った麻婆豆腐を、頂いたのでした。
*