歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

亜寒帯!

2011年06月25日 | 徒然 -tzure-zure-
北海道、

寒いです。。。予想以上でした。クーラー効き過ぎ!みたいなひんやり具合です。亜寒帯、さすがです。


長袖とかパーカとかスカーフとか、持ってきといて良かった。。数日前まで居た熊谷の灼熱サウナぶり(最高気温39度Cちょい)とは、信じられない雲泥の差です。




今日は、
わずか一時間ちょいのあっけないフライトで、
しみじみ感慨にふける間もなく、昼過ぎに新千歳空港に到着してしまって、
ホテルでミーティングして、
居酒屋さんで夕飯懇親会して、

おしまい。



札幌は都会すぎます。ほとんど東京みたい。

そのせいなのか、
あるいは、たった一時間ちょいの移動というのも由来しているのか、
あんまり、旅の実感が、湧かない。。そもそも都会って、そんなに盛り上がれない自分。

せっかくだからもっと、、、ザ・大自然!な「北海道」に、足をのばしたいなあ、と。


そこで、あさって、
半日ほど自由行動日。その限られた時間で、いかにその、自分勝手な欲求を満たせるだけ、一分一秒も無駄にせず行動できるものか、

気分は24。

さてどうしよう、どこへ行けよう。
今はそこに神経を集中しつつある、

そんな社員旅行、一日目です。


ちなみに明日はバスツアーです。研修旅行っぽい。





ところで、
最近がつがつ本を読んでいるのですが、
この旅のお供にでも。と買った小説、
勢い余って、旅立ち前に読み倒してしまいました。

伊藤計劃「虐殺器官」(ハヤカワ文庫)。

夭逝の作家、イトウケイカクさんの第一作。近未来SF。先生の友人がブログでおすすめしてたので、
読んでみました。


すっかり飲み込まれました。素晴らしかったです。
よくあるSFと違って、しっかりインテリジェント。まずそこが良い。
ご都合主義的でなく、安直なる夢想スケッチでもなく、
シビアで、重厚で、リアル。話の運びも上手い。


晴れがましいウキウキした旅立ちモードにはちっぽけも合ってないけど、
読んで良かったです。



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