騒々し過ぎるサンショ家。

張り合う両雄。

　朝から晩まで、晩から朝まで、何かとワオワオ騒ぎ、まるで生きがいのように、サンショさんをこき使うポ。そんな小姑ポに張り合っているかのように、これまた朝から晩まで、晩から朝まで、何かとワオワオ騒ぐ仲間が出来ました。
　ジャーン。ミイケさんです。
　この2ニャンが交代でワオワオ鳴きわめくのですから、たまったものではありません。
　何をそんなに？　ブラッシングですよ。たかがブラッシング。されどブラッシング。
　サンショさんは、合間を見付け、日々のブラッシングは欠かしていないのです。それなのに、ああ、それなのに。
　「今日はやりましたよ」とか、「今は夜中だから、あとでね」。とか、全く関知しない2ニャン。思わず声を荒げてしまうことも。そのくらいにしつこいのです。
　しかも、純粋にブラッシング大好きではなく、ここに優越感とかが加わるので、ややこしくなります。
　角猫ですか？　角猫は、ブラッシングよりもコロコロ派なので、自分から望むことはありませんが、こいつの厄介なところは、兎に角、ポの邪魔をすることです。
　ミイケさんにはしないのですが、ポを舐めているのでしょうかねえ？　
　ポが、譲ってくれていることを知って欲しいサンショさんです。