箴言25:21-22
『もしあなたを憎む者が飢えているなら、パンを食べさせ、渇いているなら、水を飲ませよ。
あなたはこうして彼の頭に燃える炭火を積むことになり、主があなたに報いてくださる。』
私たちは自分の利益を先に考えるので、自分に益をもたらす人は恩人、自分に損を与える人を敵と考える傾向があります。
誰が恩人なのか敵なのかは、自分の基準によって決まります。
自分を苦しめ、自分に多くの損を与えた人がひもじい生活をし、苦しい状況になるとそれまでの辛かった思いがスカッとします。
苦しんだら良いという思いになります。
しかし神様は人間の思いとはまったく違う思いを持っておられます。
敵が飢えたならば食べさせ、渇いたならば飲ませなさいと言われました。
苦しめた者を顧みて、善を行いなさいと言われました。
自分の基準では悪者であっても、神の目には同じ罪人です。
その人が良い人か悪い人かの判断は、自分ではなく神様がします。
判断の権限は神にあり、復讐も神にあります。
ですから自分が敵に復讐しても満足するような結果にはならないです。
神様にゆだね、自分は神に言われたことをするのが知恵あることです。
【関連聖句】
へブル10:30
『私たちは、「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする」、また、「主がその民をさばかれる」と言われる方を知っています。』
《 3分バイブルボイス 》
【舌・言葉】自分の唇を制する者は賢い人:ヤコブ3章