ヨブ記1:21
『そして言った。「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」』
最高の悟りは、自分が何者であるかを悟ることと、主がどんな方であるかを悟ることです。
それを悟れば、他のことも自然に悟ることが出来ます。
ヨブは人間が求めるすべての祝福をすでに手に入れていました。
そしてその祝福は、主によって与えられたことを知っていつも主を礼拝し、感謝していました。
しかしある日、すべての祝福が彼から取り除かれました。
何も残らなかったです。
それでも悟りを得ていたヨブは心を乱すこともなく、驚くほど冷静になり、主の前に出て礼拝をささげました。
悟りのない者なら大騒ぎになったと思います。
神を呪って離れたと思います。
しかしヨブの悟りは本物でした。
その口から出ることばは真理のことばでした。
人間は何一つ持たずに世に生まれ、また何一つ持たずに死にます。
その間に必要なものは主から与えられたもので、主が取られても文句を言う立場ではないと彼は悟っていました。
私たちはどうでしょうか。
すべてを自分のものと思って、取られたら神を呪いますか?恨みますか?
【関連聖句】
ヨブ記2:10
『しかし、彼は彼女に言った。「あなたは愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」ヨブはこのようになっても、罪を犯すようなことを口にしなかった。』
《 3分バイブルボイス 》
【悪魔・サタン】サタンとの戦い:第1ペテロ5章