団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の54年  日中印象の違い?

2019-11-06 14:09:54 | 夫婦

 日経の記事が気になりました。

日本に「良い印象」を持つ中国人は45.9%
中国の「印象は良く無い」日本人は84.9%

先月8日から万座プリンスホテルに泊る3日間のツアー初日でのことです。

私達夫婦は上野駅から列車浅間号に乗車しました。

勿論乗車前にお目当てのシュウマイ弁当を買い込んで・・

同列車は東京駅発の長野駅着です。

ホームに入って来た列車には既に多くの客が乗っている様でした。

上野駅ホームに着いた列車に乗り込んだ私達は、妻が先に立ち、手にした切符と左右の席番号を見ながら車内中ごろに差し掛かり切符の席番号を確認して・・

自分の席に着こうとしたら、目当ての席に今迄座っていた男性が直ぐ立ち上り、私達の脇を抜けて前部の方の席に移って行ったのです。

きっと自分の席はそっちの方で上野駅迄は空いていた席にいたのだと思います・・

そんな事は、左程気にならず私達は取り敢えず妻が窓側の席に着き続いて私も内側の席に腰を下ろしたのです。

2泊3日旅行用の荷物は、妻が肩掛け用のバッグとバンバンに膨らんだハンドバッグの2つ、私は小さめのリュックとつい今しがた買ったお弁当とお茶をぶら下げて・・

列車は間もなく発車しましたが、取り敢えず妻のバッグと私のリュックを真上の棚(昔は網棚と言ったと思うのですが)に上げようと見上げたところ・・

そこには大きな旅行用のスーツケース1個が横になって、私達の丁度真上にドッカリと乗っかってて、ケースの左右もギッシリと詰まって、とてもリュックは勿論妻のバッグも入る隙間さえ無いのです。

仕方なく私達は互いのリュックとバッグを足元に置いて・・

席に落ち着いて辺りを見回すと、私達の横の席に座っているのは若い母親二人と幼い子供が一人奥の窓際の女性の前には私達の頭上にあるスーツケースと同じケースが体の真ん前に・・窮屈そうですが平気のようです。

恐らく東京駅から乗って来ていたのでしょう・・

やがて、先程3つ程前の席に戻った男性が戻ってきて、この女性達と会話を初めて・・

言葉は解りませんが、どうやら中国人旅行客のようです。

男性が先導役らしく盛んに二人の女性に話しかけては、又自席に戻る・・軽井沢までの1時間余りの間、誰に遠慮するでも無く何度も話しかけては笑って自席に・・の繰り返しで・・

私達は早速お弁当を広げて夫々のシュウマイ弁当を楽しんだのです。

そうそうお隣の女性(お母さんと思います)も一人でお弁当を広げていましたっけ・・

別に中国の人達が会話するのは、内容が分からない分、一向に私の耳にも邪魔になりませんでしたし・・

私達夫婦にとってはこれからの3日間は本当に久しぶりの旅行ですし・・

私にとっても、自動車のハンドルを握らない人任せのノンビリ旅行は何年振りの事でしょう・・

お弁当を食べて、お茶を戴いて、二人がお喋りしていると、もう列車は軽井沢駅に近く・・

どうやらお隣の中国人旅行客も次の軽井沢で下車するらしくて・・

通路側に座っていた女性が、やおら立ち上がり私の横で真上に両手を伸ばしてスーツケースを下ろそうと・・

斜めになった体勢の手で引っ張られた大きくて重そうなスーツケースは・・

・・ほゞ落下して来た状態で・・

目の前の座席背もたれのカドに「ドッスン」と大きな音を立てて・・

それでも女性は視線を私達に向けることなく、何事も無かったように、通路床迄下ろしたケースを脇に置くと、再び自分の座席で列車がホームに滑り込む迄ジッと待機していて・・

旅慣れた?先導役の男性は既に降り口近くまで移動しているようで見当たりません・・

大きなスーツケースと共に旅行していている中国人旅行者はきっと楽しい印象を残して本国に帰られると思いますが・・

私達も軽井沢駅ホームに降り立ち、ホテルのバスに乗って・・

バスの車内で「さっきは凄い音したね~・・」「ウン・・」

それきり、先日冒頭の新聞記事を見るまでは何も思い出しませんでしたが・・

プリンスホテルのバスが私達を載せて走り出し軽井沢の町を後に万座迄1時間余り・・

バスの中はプリンスホテルへ行く人でイッパイですがスーツケースのような大きな荷物と一緒の人はいないようです・・

2泊3日は気楽な旅と言えるのかも・・

 列車の中で食べた崎陽軒のシュウマイ弁当も、先日買って来た妻の大好き季節のシュウマイ弁当も中華、旅の終りに軽井沢で食べた特製ラーメンも、元はと言えば中国発の御馳走です・・ゴチソウサマ