私には20年も前に香典の事でY君に怒られた苦い思い出が有ります。
当時は未だD組担任のS先生も元気な頃の話です。
ある時、クラスのO君が亡くなって葬式に行くことになったのですが・・
幹事のY君に「処で香典幾らにしたら良いのだろうか?」
Y君「自分で決めたらいいだろう・・」
私、「そうは云ってもクラスの皆が行くのにバラバラでは何だかおかしいし・・1万円でどうだろうか?・・」
当時は近所で2千円とか会社で5千円、1万円とか金額がマチマチでしたね。
Y君「飽くまで本人が決める事だから・・そう自分で決めたなら、それで良いんじゃないか・・俺も1万持って行くと決めてはいたけど・・」
電話ではO君の話からクラスの誰々の事やら話をしたけれど・・
そのあと今度はS先生から電話が有って・・
S先生とは二人で旅行をした直後の事で・・
色々O君の話をして「処でお前香典幾ら持って行くんだ?・・」先生も幾らにしたらと迷ってたらしい?
「私は1万円包む心算でいますが・・Y君も・・」私の軽い一言が後でY君の怒りを呼んだのです・・
S先生との電話をして間もなくY君から又私に電話が・・
「お前!先生に俺が香典1万円出すと話しただろう!先生から電話が有ったぞ・・」
O君のお葬式は無事に済んだのですが・・
翌年の新年クラス会で隣に座ったY君はムッツリとして一言も口を聞いてくれません。
やっと怒りの原因が先日の香典の事と解って・・
当時、左程私は悪い事を言った覚えは無かったのですが・・
新年早々のクラス会と言う事もあって・・
「ゴメン俺が悪かった謝る、アンタの気持ちが解らなかった俺が悪い、謝るからこれから仲直りしてくれ、頼むよ!」
両隣のクラスメートにも聞こえたかも知れませんが、真剣に仲直りを迫る私に・・
「ウン、これから仲良くしよう・・解ったからもういいよ・・」
やっと二人は仲直りの酒を酌み交わして・・
香典は金額では無く、自分の気持ちだと主張するY君の考えは正しい・・
と思う一方で、今でも冠婚葬祭の祝儀、特に不祝儀に幾ら包むか迷っている私がいます。
Yくんには、S先生が亡くなられた後も、T君と私揃って叱られた?事があります。
D組クラスの誇りY君を失って残念でなりません。
勿論、今回Y君の通夜に包んだ香典は私と女房以外誰にも相談しませんでした。
「コレ美味しいね・・」「ウン生協の・・」今日は木曜日生協の日です。ゴチソウサマ