前の記事からのつづきです。
「鍋焼うどん ことり」を出て、次に「鍋焼うどん アサヒ」へ向かいます。
上の画像、突き当りを左折すれば「鍋焼うどん アサヒ」の看板がすぐに見えます。
ことりさんとアサヒさんは愛媛県でかなり有名な鍋焼うどんのお店です。
その有名な2軒のお店が、実は、徒歩30秒圏内にあるのです。
こちらのお店は昭和22年の創業です。
お店に入りますと、店内はことりさんと同様に昭和な佇まいです。
小上がりの2人用座敷もあります。
お店の奥の方にも座敷がありました。
壁の方を見ると、次の言葉が目に入って来ました。
「まだ甘い物が 貴重品だった 昭和二十二年に 曾祖父の考案で アサヒの鍋焼は 誕生しました。
時代は流れても 平成の 今日まで 懐かしの 味を 皆様に」
鍋焼うどんの出汁が甘いのには、しっかりとした理由があるわけです。
ことりさんもそうでしたが、アサヒさんも創業当時の味を守り続けています。
進化して行く味もあれば、忘れてはいけない後世に残すべき味もあるのです。
人が涙する味は、思い出の味なんです。
こちらでも、ことりさん同様に温かみのある接客をして下さいます。
メニューは「鍋焼うどん」、「鍋焼玉子うどん」に「いなりずし」、そしてドリンクです。
お気づきでしょうか?
ことりさんでは「いなりすし」でしたが、アサヒさんでは「いなりずし」です。
まあ、他愛のないことですが。(^-^)
私は「鍋焼うどん」を注文しました。
「いなりずし」も食べたかったのですが、
この後もう1軒、訪問するお店があったので諦める事にしました。
少し待って「鍋焼うどん」が運ばれて来ました。
こちらもアルミ鍋です。
さっそく蓋を開けてみます。
トッピングされているのはお肉・ちくわ・きざみ揚げ・かまぼこ・さつま揚げです。
わたくし、お肉を思わず先に食べてしまいました。
先ほどのことりさんよりも、さらに甘く感じます。
でも、なかなか美味しかった。
お出汁を少し飲んでみました・・・。
やはり・・・甘い。
でも、なんとなく馴染みのある甘さで、飲みやすかったです。
ことりさんはイリコがっつりで、若干えぐ味も感じましたが、こちらはえぐ味のないイリコ味です。
次に麺を・・・。
やはり軟らかい麺です。
ことりさんの麺よりも軟らかく、フワフワした食感です。
長年営業されているお店ですから、この軟らかい麺にも、それ相応の理由があるのでしょうね・・・。
2軒のお店を訪ねてみて思ったのは、
ことりさんもアサヒさんも、それぞれしっかりとした個性を持っているという事。
ですから、優劣なんてつけられませんし、つける必要もないです。
この場所に来たなら、両方のお店を是非とも訪ねてほしいと思います。
戦後、多くの人に愛情を注いだうどんが、この場所にあります。
住所 愛媛県松山市湊町3-10-11
電話番号 089-921-6470
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