塔をめあてにまつすぐまゐる
山頭火が詠った句のとおり、塔(五重塔)を目指して歩いて行けば、
本堂に辿り着く事が出来ます。
ここは善通寺。
境内に入ったのはこれが初めて。
しかも本降りの雨の中、参詣しました。
関西から訪ねている私達にとって、雨の善通寺なんて、なかなか経験出来ない事である。
すべてが新鮮なのです。
本堂の前に立ち、何をお願いしようか考える・・・。
うん?・・・お願い事を考える?
何だか可笑しい。
お願い事を考えなければならないほど、今の暮らしに満足しているのかな。(^ ^)
お願いするとすれば・・・、
「この幸せが続きますように」
「世界が平和でありますように」
お祈りを済ませ、駐車場へ向かいます。
途中、Tさんは御朱印を授かっていました。
同僚SさんとTさん、そして私・・・、雨の善通寺参りが終わりました。
普段はバラバラな生活をしている私達、
また三人で、この善通寺へお参りする日が訪れるのだろうか?
そんな風に思うと、こうして三人で歩いている事が愛おしく思える。
駐車場に到着しました。
ふと、場内にあるお土産屋さんに目をやると、めずらしいガチャポンがありました。
↓↓こちらです。
赤い羽根共同募金へ寄付するといただける、赤い羽根うどん県バッジです。
なんと!ガチャポンになっていました。
2012年から赤い羽根うどん県シリーズとして配布されたそうです。
一昨年の第一弾が「かけうどん」をデザイン。
昨年の第二弾が「ざるうどん」、そして第三弾、この時のデザインは「年明けうどん」。
早速、300円を投入しガチャガチャと・・・。
↓↓出ました。
なんだかレアな感じがして、すごく気に入りました。
同僚Sさんもガチャガチャとゲット!
そしてTさん・・・300円を入れ、ガチャガチャと・・・鳴らない・・・。
ガチャガチャではなく、カシャカシャという音がする・・・壊れた・・・。
ガチャポンが壊れた・・・。
お金の返却ボタンを押しても、お金すら返却されず・・・(^_^;)
店員さんに告げ、お金を返却してもらい、再度チャレンジ・・・。
カシャカシャ・・・あの忌まわしき音が・・・。
店員さんもいろいろと試みるが改善されず・・・ガチャポンは本格的に故障となってしまった。
店員さんが「お金を返しますね」と言ったが、Tさんは「いえ結構です」「それは寄付します」と・・・。
Tさん、この先きっと良い事がありますよ。
善通寺を後にして、やって来たのが↓↓こちら。
高松市成合町の「ワークプラザたんぽぽ」です。
この建物内に「さぬきうどんたんぽぽ」というお店があります。
営業日は水曜日のみ、しかも営業時間は11:30~13:00の1時間半。
実を言うと、善通寺を出発したのが12時ちょうどぐらい。
そこからここまでは、車で50分近く掛かるのです・・・。(高速に乗らずです。)
同僚Sさん、必死でした・・・交通規則を守りながら、必死に運転してくれました。
実は、たんぽぽさんへ訪ねる前に、立ち寄るお店が1軒あったのですが、
私の頭の中では、そのお店のことがすっかりと消えていました。
とにかく、たんぽぽさんで食べたい!! その気持ちでいっぱいでした。
「Sさん、あと2キロほどやわ。行ける行ける!」と私。
そして、なんとか閉店の10分前に到着しました。
同僚Sさんの頑張りのお陰です。感謝!m(__)m
こちらへ訪ねるのは今回で2回目です。
カミさんとふたり、レンタサイクルで訪ねたのを思い出します。
「ワークプラザたんぽぽ」は、障害者自立支援の施設です。
ですからお店では、障害者も健常者も一緒になって働かれています。
お店を切り盛りしている大将は、「さぬきの夢の名手」として知られています。
ですから、このたんぽぽさんでは、さぬきの夢を使った美味しいうどんを食べる事が出来ます。
入口の扉を開けると、そこはもうセルフうどんのお店。
閉店間際ですが、まだ数組のお客さんがいらっしゃって、賑わいがありました。
お盆をとり、メニューを見ます。
前回の訪問では「釜玉」を食べたので、
今回は「かけうどん(小)」を注文する事にしました。
黄金色の出汁・・・目に眩しいですね。
出汁をひとくち飲みますと、いりこの風味が口いっぱいに広がります。
癒されるなぁ~、あったかいなぁ~。
美味しいなぁ~。
この出汁もまた、私を笑顔にしてくれます。( ´∀`)
麺はモチモチで、小麦の香りがとても良い。
出汁をほどよく吸収して、口の中を、喉を、踊るように通って行きます。
その感触がたまらなく好きです。
と、ここで、閉店間際で麺が少し余ったのでしょう、
お店のご好意で「ざるうどん」を一人前サービスして下さいました。
Tさんが善通寺で、壊れたガチャポンに寄付した効果が表れたのかもしれませんね(^-^)
たんぽぽさんで、冷たいうどんを初めて頂きましたが、
コシがしっかりした麺で、小麦の風味もやはり良く、
満足出来る味でした。
本当に美味しかった。
心からうどんを楽しむ事が出来ました。(^^♪
もう少し時間に余裕があれば、
同じ建物内にある「Open café Tanpopo」で、コーヒーを味わいたかったなぁ・・・。(^^)
表に出ると、「うどん」と書かれた幟と暖簾が外されていました。
雨はまだ降り続けています。
その雨粒を掌で受け止め、そっと握りしめた・・・。
今、ここにいることが嬉しい・・・。
住所 高松市成合町1491-1
電話番号 087-815-7770
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