2023年4月1日、大阪府柏原市の「亀の瀬トンネル」へカミさんと行って来ました。
最寄りの駅はJR大和路線河内堅上駅です。
大阪府と奈良県の県境にあるこちらの駅は、大和路線の駅の中で、
最も乗降客の少ない駅です。
木造の駅舎も昭和2年に開業して以来のもの。
駅の周りには古びた商店が1軒ある程度で、あとは緑豊かな自然です。
そんな中を、線路沿いに奈良方向へ向かって歩いてきました。
途中、見事な桜の木を見かけました。
「亀の尾宿」(かめのおしゅく)って何だろう?と調べたところ、
葛城修験道最後の経塚(二十八宿)だったそうです。
私はてっきり民宿でもあるのかな?と思ってしまいました。(^_^;)
上の画像は「第四大和川橋梁」と呼ばれています。
橋の上に橋が載っているという珍しい橋梁です。
亀の瀬は地滑りの多い土地柄の故、このような形態の橋梁になったようです。
河内堅上駅から亀の瀬トンネルまで向かう道路は、車一台がやっと通れるほどの道幅。
途中、小さな小さな集落がありました。
大阪にもまだこのような場所があるんだと、少し驚きでした。
しばらく歩くと葛城修験道の最終地とされる亀岩(かめ石)がありました。
ほんと、亀みたいです。
↓↓亀岩(かめ石)
画像では伝わりにくいですが、なかなかの巨石です。
下の画像で見ると、少しは理解して頂けるかも?
亀岩を後にして、少し坂道を上ったところに
「亀の瀬地すべり資料室」という建物があります。
こちらでは地すべりのメカニズムや、現在はどのような地すべりの対策をされているのか?
そういう関係の資料が展示されています。
ちなみに、この資料室でプロジェクションマッピングの受付がされていました。
プロジェクションマッピングの見学には事前に予約が必要となります。
受付係に名前を告げると番号札を渡されました。
番号札を首にかけ、トンネルへ向かいます。
資料室横の↓↓こちらからトンネルへ。
↓↓亀の瀬トンネル入口です。
トンネル内でアンケート用紙に必要事項を記入して、開演時間まで待ちます
開演時間までは少しだけトンネル内を自由に歩く事が出来ます。
↓↓この画像のさらに奥へ進むとプロジェクションマッピングの会場となります。
開演10分近くになると集合するように言われ、
番号札と同じ番号が記されている場所で待機します。
予約者がすべて揃ったところで会場のトンネルへ向かいます。
上の画像、途中からトンネルの構造が変わっているのがお分かりでしょうか?
奥の煉瓦で造られたトンネルが「亀の瀬トンネル{旧大阪鉄道亀瀬隧道)」です。
昔、このトンネルには蒸気機関車が通り抜けていました。
画像では少し分かりにくいですが、天井部分に汽車の煙のススが残っていました。
1932年(昭和7年)に大規模の地すべりにより崩壊したと思われていたこのトンネル。
地すべり対策の排水トンネル工事中に偶然発見されたそうです。
発見された西暦は2008年(平成20年)です。
この貴重な煉瓦造りのトンネルは、高さ5m、長さ40mです。
この空間を利用してプロジェクションマッピングが行われます。
プロジェクションマッピングは臨場感があり、見応えのあるものでした。
一見の価値ありです。
プロジェクションマッピングの様子をYou Tubeにアップしましたので是非ご覧になって下さいね。
最後に、亀の瀬トンネルの最寄りの駅である河内堅上駅ですが、
実は桜と電車のコラボ写真を撮ろうと、多くの撮り鉄達が集まる駅なんです。
まあ、撮り鉄の人達よりも劣りますが、私なりに駅と桜を撮影して来ましたのでご覧下さい。
亀の瀬トンネル内プロジェクションマッピング「日本遺産『瀧田古道・亀の瀬』光の旅路」
亀の瀬トンネルの見学予約は↓↓こちらから。
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2022102500033/
亀の瀬トンネル
〒582-0013 大阪府柏原市峠
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