「佐藤養助 秋田店」をあとにして、次のお店へ向かいました。
まだ19時過ぎだというのに、人通りがまばらなアーケード商店街・・・。
その寂しさが心地よい・・・。
商店街を抜けると雪・・・夜の雪はさすがに冷たい・・・。
5分ほど歩いたところで、目的のお店の看板が見えて来ました。
目的のお店は「寛文五年堂 秋田店」です。
佐藤養助さんと同じぐらいに有名な、稲庭うどんのお店です。
稲庭町にもお店を構えていますが、そちらはお土産品専門で、飲食店は無いようです。
ですから、寛文五年堂さんの稲庭うどんを味わうのならば、こちらの秋田店となります。
店内は明るくて、和室などもあります。
下の画像では狭く感じますが、実は結構な広さです。
スタッフの「どちらに座っても大丈夫ですよ。」とのお言葉に甘え、
私は4人掛けのテーブルに座らせていただきました。
こちらのお店の看板に「手綯(てない)」という、あまり聞きなれない文字がありましたが、
その意味は、このお店のHPで説明されています。
”二本のかけ棒に縄を綯うように撚りを入れながら、
あやかけして細くして行く作業を「手綯い」といいます。”
以上のような説明がされていました。
こちらのお店の麺も、職人さんの手によって、丁寧に作られています。
↓↓メニュー。
今回、私が注文したのは「冷たい生麺と温かい乾麺の味比べ」です。
稲庭うどんで生麺は珍しいと思い注文しました。
しばらく待って運ばれてきたのが↓↓こちらです。
出汁に浸かっている麺が乾麺で、せいろに載っているのが生麺です。
稲庭うどんの生麺を味わえるお店は、日本全国探しても、こちらのお店だけと思います。
稲庭うどんは手作業が多いことと、打ち粉に澱粉を使用している事もあり、
乾燥させなければ発酵がすすみ、臭いが出ます。
その為、生麺を食べる事が出来るのは、職人さんかその家族でしかなかったのです。
寛文五年堂 秋田店で提供されている生麺は、
熟練された2名の職人さんの手によって作られています。
その2名の職人さんが作った生麺は、
1日に作られる量が限定されており「幻の生麺」と呼ばれているそうです。
生麺を味わう前に、乾麺の方を先にいただきます。
まずは出汁を少し飲んでみますと、かなりの薄味です。
ほのかに節の香りが口に広がりますが、私的にはパンチが弱いと感じました。
麺は、温かい出汁の中であっても、コシの強さを感じる事の出来る麺です。
一般的な稲庭うどんの麺と異なり、こちらの麺は気泡が少ないようです。
麺から空気を抜く事で、強いコシにしているそうです。
空気を抜くあたりは讃岐うどんに似ていますね。
うん、この麺は悪くない、美味しいですね。(^^♪
そして、お待ちかねの生麺。
醤油ダレにつけて食べてみますと、とても美味しい!!(≧▽≦)
コシの強さ、弾力、そして麺の旨味、抜群の美味しさです。
稲庭町をあきらめて、こちらへ来て正解でした。(^_^)v
あと、こちらのお店では「比内地鶏の串焼き」をいただきました。
正肉とつくねの2種類です。
正肉をいただきますと、味噌だれの香ばしさと、お肉の旨味が合わさって、
とても美味しいです。
お肉は弾力もあり、噛めば噛むほど味が出ます。
つくねはふわふわな食感で、旨味とコクが口の中に広がります。
「比内地鶏の串焼き」大変美味しかった。(^^♪
寛文五年堂さん、大変満足させていただきました。
あの生麺は、また食べてみたいです。(´▽`)
ジャンル:稲庭うどん・郷土料理
アクセス:JR秋田駅 西口 徒歩10分
住所:〒010-0001 秋田県秋田市中通1-4-3 エリアなかいち1F(地図)
ネット予約:寛文五年堂 秋田店のコース一覧
周辺のお店:ぐるなび 秋田市×和食
情報掲載日:2018年11月18日
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