工藤直子さんの小さな詩集『のはらうた』の中から、やさしい気持ちになる詩を一つ・・・
『「し」をかくひ』 かぜみつる
ゆうべ
くりのきのとこ とおったら、さ
みのむしのやつ ないているのさ
こわいゆめ みたのだって
まだちいさいし、な
むりないよ
おれ あしたのぶんに とっておいた
そよかぜをだして ゆすってやった
みのむしのやつ わらってねむったぜ
あんまり かわいくて、さ
とうとう そよかぜ ぜんぶ
つかっちまって、さ
だから おれ きょう おやすみ
ひまだから「し」かいてるの
工藤直子さんの講演を聞いたことがあります。ステージの上で、風になったり、野菊になったり、ちび蛇になったり、・・・花や木や小さな動物たちの視線で詩を作られると言われていました。「花や木や小さな動物たちのひとりごと」です。もう一つだけ・・・
『あきのひ』 のぎくみちこ
あきが
とおりすぎました
わたしは はなびらを
ゆすりました
だれかに よばれたきがして
ふりかえると
ゆうひが くるくると
しずむところでした
今日、お嫁ちゃん(息子の)が高槻へ帰ってきます。12月が楽しみです(^^)
『「し」をかくひ』 かぜみつる
ゆうべ
くりのきのとこ とおったら、さ
みのむしのやつ ないているのさ
こわいゆめ みたのだって
まだちいさいし、な
むりないよ
おれ あしたのぶんに とっておいた
そよかぜをだして ゆすってやった
みのむしのやつ わらってねむったぜ
あんまり かわいくて、さ
とうとう そよかぜ ぜんぶ
つかっちまって、さ
だから おれ きょう おやすみ
ひまだから「し」かいてるの
工藤直子さんの講演を聞いたことがあります。ステージの上で、風になったり、野菊になったり、ちび蛇になったり、・・・花や木や小さな動物たちの視線で詩を作られると言われていました。「花や木や小さな動物たちのひとりごと」です。もう一つだけ・・・
『あきのひ』 のぎくみちこ
あきが
とおりすぎました
わたしは はなびらを
ゆすりました
だれかに よばれたきがして
ふりかえると
ゆうひが くるくると
しずむところでした
今日、お嫁ちゃん(息子の)が高槻へ帰ってきます。12月が楽しみです(^^)