もう一度読みなおしたい本、5冊目

図書館が予約制なので出版社と発行年月日だけみて予約
本を借りて開いてみたら
高校の授業以来の古文だ
黙読では読めないので
音読しながら、注釈も読む
情景が途切れるから物語に入り込めない
それでも妖気ただよう作品を読みながら寝落ちした夜、金縛りにあった
荒ぶる先帝の怨霊、命を賭した義兄弟の契り、帰らぬ夫を待つ妻の悲しき末路、男にとりついた蛇性の女の執念…。
執着、執念は怖い
『雨月』は、この世とあの世の境界を曖昧にし、この世界を向こうの世界にいつのまにか変えてしまう「雨」と「月」である