エッセイ、70篇
後悔とは自惚れである。…
「あのとき、ああしていれば」と考えるのは、自分を過大評価しているからだという。
際限なく時間があると、「のんびりする」というのがどういうことだかわからなくなる。人は達成感がないと気分が落ち込んでしまう生き物ではないかと思うときもある。
未来のことはわからないから、楽しく安全な未来をイメージした方が現在の自分の心が和む。
「今」の連続が人生である…
自分で右か左か決めれないときは、じっとしているのが正解だ。つまり、自らの心がはっきり決まるまでは動かないのがいちばんだ。
自由な発想で六十歳から全く別のことにチャレンジしてもいいのではないかと思う。そのときは、無責任な他人のアドバイスは無視してください。
子どもを愛せない瞬間があるとすれば、親自身が心身を病みそうなほど、経済的または体力的または精神的な崖っぷちに立っているときだと思う。こうやってひとつひとつ思い出していくことで親を赦し、親に対する自分の心ない言葉や行動をも私は自分で赦すことにした。…親は誰しもその時々で「精いっぱい」だったのだ。
あとがき
「人生は走馬灯のように」…「そのあっという間」の中に、実は走馬灯に映し出される色とりどりの絵のごとく、たくさんの喜怒哀楽があり、今まで生きてきた年月が実際は長かったのだとエッセイは教えてくれた。…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます