ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

迷走のガソリンを眺めて思う徒然

2008年05月01日 00時34分56秒 | Weblog
「家計を直撃!」

えぇ、まぁ実際的な直近の問題としてそうなんですけど、この話ってそれだけの問題でもない。

「セイジのために振り回された」

そりゃそうだけど、ガソリンの高騰自体は政治が原因じゃない。まぁ人間、人のせいにしないと腹の虫が収まらないところがあるから、一時的に政治のせいにしても構わないんだけど。そもそも何のための税金だっけ?という点についてみんなが見つめ直す機会としてはよかった。

こういうった問題を、単純でガキの喧嘩のような政争に使うだけでなく、すこしでも社会の仕組みがよくなる結果につなげて欲しい。それが政治ってもんでしょう。単純に世論に対してわかりやすいキャッチフレーズで与党反対を唱えるだけじゃだめだ。だからって今の自民党がいいわけでもないんだけど。
// 民主党の幹部が若手に総入れ替えしたら、結構いいかもしれないと個人的には思うけどね

みんな別に単純に民主党を勝たせたい訳でも、自民党を勝たせたい訳でもないでしょう?

人々は直接的にガソリンの値段ではなくて、「どうしてこういう事がおこったか」「今度どうなっていくのか」(どうすればいいのか)が、よくわからない点にいらだっているのだと思う。健康保険にしてもそうだ。

今の仕組みがよくない(破綻した)のはわかったけど、今後の見通しをどうしていくのか、というところに来ると、政権をつなぎ止めたいから「直接的にすぐ自分たちにメリットが出るようにしろ」という表面的な世論への対応を優先しがちだ。それが民主主義ってもんなのか? 先を見て仕組みを再構築しなければならない時に来ていると思うんだけど、仕組みの再構築より、きまぐれな世論への対症療法を優先するようなあり方で、今後わたしたちの日本はやっていけるんだろうか。

最近なんだか、ビジョンを作れない人々が行う民主主義って運任せって事なのか?と、思えてしまう。


いや、そんな事はない。もっとしたたかに行けるはずだ。


中国とか北朝鮮とか日本にとって明らかにやっかいな隣人がいて、引っ越すわけにもいかない。仲良くしなくてもいいけど、喧嘩もしないようにしていかなきゃやっていけない。単純なナショナリズムだけでは生きていけない。

そんな世界のなかで日本はどういう立ち位置で生きていくのかという点から、国のあり方、さらには内政をどうしていくか、という順序で考えた方がいいんだろうなと思う。

でも、日本って国はいごこちがとてもいいから、なかなか「世界の中で」って視点でものを考えないよね。
島国根性とか鎖国とか言われる。いろんな事の欧米流を取り入れろなんて思わないけど、世界がどうなっているのか、どう動いているのかを知って、判断したいものだと常々思う。「自由」で「人権」を尊重する国の、一市民の義務として、そうだろうと思う。 個人の見聞や知識にある程度限界があるのは自明だから、みんなでそれらを持ち寄って議論すれば一人で考えるよりイイ知恵が出てくるよね、というのが民主主義の基本のはずじゃない。



高校生の頃からこういう思いはあまり変わらない気がする。
っていうか、高校時代、小論文のテストだか、練習だかでこんな事を書いた気がする。
俺も進歩がないって事か。。。うぅぅぅ。。。


さて、じゃぁ俺はこの先どう考えるか。



一個人として、しっかりとした「定見」を持ちたいと思い、行動していても、考えは揺れる。
40になっても惑うことばかりだし。