「スキーヤーに求められるフィジカルトレーニング」
~股関節周辺のモーションコントロール~
講師:飯島庸一氏
全日本スキー連盟アルペンジュニアチームトレーナー
S-CHALLENGE Works, Inc.代表
※ S-Challenge blog.
印象に残った話。
トレーニング
モーションコントロール
トレーニングというと、筋力・瞬発力・持久力を含む、総じていわゆる「体力」を向上させる事をのみをイメージしがち。もちろん競技をする上で、また雪上でのトレーニングを行う、そのベースとなる「体力」は重要。しかし、モーションコントロールが伴わないと、『上手く』『早く』は滑れない。大事なのは使う場所(部位・筋肉・体幹)とそれを動かすタイミングと順序だったりする。
スキーの動きで多いのは、脚を下へ押す動き。ご存じのとおりこの動きで重要なのは主に脚の後ろ側で、大臀筋から脚裏側の筋肉と、その周辺のインナーマッスル。同じ伸ばす動きでも使い易い(がんばりやすい)のは大腿二頭筋だが、その動きでスキーをしてもタイムは伸びないという事で、実感できるはず。
という事で、股関節周辺の動きについて今日は考えてみる。
・股関節の動きの確認
肩幅で直立。腕を胸の前で組んだ状態(右手で自分の左肩を摑み、左手で右肩をつかんだ状態)で、スッと膝を90度ぐらいまであげてバランスをとる。その時に骨盤の動きでバランスをとる方法は2つ。
(1) 骨盤をスライドさせる動き
骨盤の水平を保ったまま、軸にしている脚の外側に骨盤をスライドさせ、上半身の重心を足の真上にくるようにする
(2) 骨盤をつり上げて傾ける動き
骨盤をつり上げて傾け、重心が軸にしている脚と反対側の肩を通るようにする
スキーの場合、この両方の動きが雪上でできた方がよい。陸上で、片方の脚のどちらかが不得意な場合、その脚を使ったターンが不得意である可能性がある。また、そちらの脚、特に膝はケガをしやすい。
よく膝の動きに注意が行きがちだけれども、骨盤の動かし方が大事。体幹と骨盤の関係、動かし方とタイミングに注意。
「陸上でできない動きは、雪上でもできない」
さて、具体的なトレーニング方法は?というのはビデオで少し紹介がありましたが、また別途。一時間の講義だけじゃムリだものねぇ。

~股関節周辺のモーションコントロール~
講師:飯島庸一氏
全日本スキー連盟アルペンジュニアチームトレーナー
S-CHALLENGE Works, Inc.代表
※ S-Challenge blog.
印象に残った話。
トレーニング
モーションコントロール
トレーニングというと、筋力・瞬発力・持久力を含む、総じていわゆる「体力」を向上させる事をのみをイメージしがち。もちろん競技をする上で、また雪上でのトレーニングを行う、そのベースとなる「体力」は重要。しかし、モーションコントロールが伴わないと、『上手く』『早く』は滑れない。大事なのは使う場所(部位・筋肉・体幹)とそれを動かすタイミングと順序だったりする。
スキーの動きで多いのは、脚を下へ押す動き。ご存じのとおりこの動きで重要なのは主に脚の後ろ側で、大臀筋から脚裏側の筋肉と、その周辺のインナーマッスル。同じ伸ばす動きでも使い易い(がんばりやすい)のは大腿二頭筋だが、その動きでスキーをしてもタイムは伸びないという事で、実感できるはず。
という事で、股関節周辺の動きについて今日は考えてみる。
・股関節の動きの確認
肩幅で直立。腕を胸の前で組んだ状態(右手で自分の左肩を摑み、左手で右肩をつかんだ状態)で、スッと膝を90度ぐらいまであげてバランスをとる。その時に骨盤の動きでバランスをとる方法は2つ。
(1) 骨盤をスライドさせる動き
骨盤の水平を保ったまま、軸にしている脚の外側に骨盤をスライドさせ、上半身の重心を足の真上にくるようにする
(2) 骨盤をつり上げて傾ける動き
骨盤をつり上げて傾け、重心が軸にしている脚と反対側の肩を通るようにする
スキーの場合、この両方の動きが雪上でできた方がよい。陸上で、片方の脚のどちらかが不得意な場合、その脚を使ったターンが不得意である可能性がある。また、そちらの脚、特に膝はケガをしやすい。
よく膝の動きに注意が行きがちだけれども、骨盤の動かし方が大事。体幹と骨盤の関係、動かし方とタイミングに注意。
「陸上でできない動きは、雪上でもできない」
さて、具体的なトレーニング方法は?というのはビデオで少し紹介がありましたが、また別途。一時間の講義だけじゃムリだものねぇ。
