名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

12月の予定

2020-10-02 | 名南将棋大会
12月の予定が決まりました。
 
 
第210回は
壱10月25日(日)R1800点以上   定員上限29
弐10月3日(土)R1800点以下     定員上限46
 
第211回は
壱11月28日(土)R1800点以上   定員上限35
弐11月8日(日)R1800点以下     定員上限46
 
第212回は
壱12月12日(土)R1800点以上   定員上限35
弐12月5日(土)R1800点以下     定員上限46
 
 
 
プラスマイナス100点までは参加してよいです。つまり壱は1700点以上、弐は1900点以下です。
100点は超えないように、R区分は守ってください。
 
しばらくは部屋の定員の半分しか入れません。よって参加費を100円値上げさせていただいています。2部屋借りても定員上限がありますが、当面は間に合いそうです。
 
 
また、要請によりマスクの着用が必須です。コロナウィルスの予防を考えれば、対局終了ごとの休憩でしっかり手洗いができるように、ハンカチ・タオルなどを用意してください。飲食する際が一番危ないですから、他人との距離を取り、黙って食べることです。
高齢の方や持病のある方(特に呼吸器系統)は参加を控えたほうが賢明です。このコロナウィルスは、日本人の重症化率は低いですが、重症になると生命の危険があります。また、喫煙者はリスクが高くなりますから、この際に禁煙はいかがでしょうか。
 

ご参加お待ちしております。

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大山将棋問題集20201002

2020-10-02 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

好手かどうかわかりませんが、変わったところに目を付けました。

A 35歩  B 34角  C 74歩

 

第2問

 

これは見えません。

A 73桂  B 34角  C 84歩

 

第3問

 

端を応対していても受けきりにはなりません。攻めましょう。

A 66銀  B 64銀  C 57銀

 

 

 

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大山将棋研究(1742);筋違い角(木村義雄)

2020-10-02 | 大山将棋研究

*やっとPCが復旧しました。

 

今日の棋譜20201002

昭和27年10月、木村義雄先生と名人A級選抜勝継戦です。千日手指し直し局となっていますが、千日手局の棋譜はありません。

木村先生の先手で角換わりです。

筋違い角を打ちました。1筋を突き合っているので

角は左に引きます。

これで棒銀にするのが常道なのですが

46歩~47銀~36銀~35銀だと、46歩を指しているので1手遅いです。

早繰り銀で攻められたので、角をかわし

78金で受けました。先攻できなかったのは当初の予定とは違うのだと思うのですが、受け身の木村先生らしくはあります。

四間飛車で早繰り銀を追い返そうというのは、現代の後手一手損角換わりに出てくる指し方です。ただ25歩を突いているのが無駄ですし、角の動きでも手損していますから、苦労して指している感じはします。

大山先生は8筋の歩を交換し

木村先生は87金の形て受けるというのも、定番ではあります。ただ、45角、25歩、68飛、87金の組み合わせのバランスが悪いです。

大山先生は45角を追って、34に自陣角を打ちました。

木村先生は64銀を追ってから銀を引きます。仕方ないけれど面白くないですね。

大山先生は85歩同歩同飛。76銀82飛では89角成を防ぎにくいので

86歩65飛、1歩儲けました。58銀引に

75飛69玉43角、76歩を打たせて、飛を引いておきます。

木村先生は8筋が薄いので66銀~75銀でけん制します。一応は64歩同歩同銀などの攻めはあるのですが、先手玉は薄いのでいつになることやら。

玉を囲い合って、堅さがずいぶん違うことに気が付きます。明らかな先手の作戦負けです。

65銀を見せられて、木村先生が77桂と跳ねるのは仕方ないのでしょうが、桂頭をねらわれかねません。

74同銀とは取れず

銀を引くのですが、じっと圧迫されて息苦しいです。73桂~65歩があるので

56歩同歩55歩、銀を追って

47角~56角をねらいました。対して大山先生は85歩。何があるのかわからなかったのですが

85同歩84歩同歩85歩。一段高ければ継ぎ歩に垂れ歩ですが、5段目では垂れ歩ではありません。こういうのは見えないです。85同桂84飛86歩82飛~84歩で桂損に甘んじるのが最善だという可能性はありますが、普通はこの歩を取れません。

84飛~73桂で後手の86歩が見えていますし、65桂や65歩で駒を交換されるのも怖いです。

木村先生は左翼を補強できないので28飛と戻りましたが、大山先生は86歩

97金は当然として、34歩は桂を交換して35桂を打たれないようにという用心です。次は65歩か65桂で攻めていきます。

木村先生の85歩は、後手から85桂の攻めだってあるところですから、1歩と1手損しています。85同桂に

86金77桂成。77同玉は65桂87玉85歩なので

77同銀に65桂、これで駒損が確定します。

後手玉が堅く、攻めているのに駒得なのですから大山先生は優勢です。

47角65歩15歩、もう受けが無くなるので木村先生は端を攻めます。

挨拶してもらえないと、端を攻めているのは桂香だけなので怖くはないでしょう。大山先生の銀が前に出てきて

46歩を取り

歩を垂らし

銀を成り

先手の銀を追います。木村先生は銀取りを受ける(47歩)ではどうしようもないので、とりあえず端を攻め続け

45歩を打ちます。46成銀に44歩同金48香で勝負ということか。大山先生はそれでも悪くないですが

66歩同桂同成銀

66同玉61香。これは65歩同香同玉62飛56玉69飛成という筋ですから、合駒が利きません。

77玉69香成に65桂は攻防ではありますが

68銀87玉94桂で2手すき。

58金(86桂には68金)77角97銀

66角成78香、一応先手も抵抗しますが

86桂68金同成香同飛78桂成、ここまででした。78同飛に85飛86歩65飛でしょうか、受けはありません。

 

大山先生が作戦勝ちから、そのまま手堅く勝ち切りました。完勝です。筋違い角がうまくいったという将棋を知らないのですが、手将棋になってもやはり苦しいのでしょうね。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.44 棋譜ファイル ----
開始日時:1952/10/05
手合割:平手  
先手:木村十四世名人
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 2六歩(27)  
   4 8五歩(84)  
   5 2五歩(26)  
   6 3二金(41)  
   7 7七角(88)  
   8 3四歩(33)  
   9 7八銀(79)  
  10 7七角成(22)
  11 同 銀(78)  
  12 2二銀(31)  
  13 1六歩(17)  
  14 1四歩(13)  
  15 4五角打    
  16 6二銀(71)  
  17 3四角(45)  
  18 3三銀(22)  
  19 5六角(34)  
  20 5四歩(53)  
  21 6六歩(67)  
  22 5五歩(54)  
  23 7八角(56)  
  24 5三銀(62)  
  25 3八銀(39)  
  26 7四歩(73)  
  27 4六歩(47)  
  28 6四銀(53)  
  29 4七銀(38)  
  30 7五歩(74)  
  31 4五角(78)  
  32 5二金(61)  
  33 7八金(69)  
  34 4二玉(51)  
  35 6八飛(28)  
  36 7六歩(75)  
  37 同 銀(77)  
  38 8六歩(85)  
  39 同 歩(87)  
  40 同 飛(82)  
  41 8七金(78)  
  42 8二飛(86)  
  43 8六歩打    
  44 4四歩(43)  
  45 3六角(45)  
  46 3四角打    
  47 6五歩(66)  
  48 5三銀(64)  
  49 6七銀(76)  
  50 8五歩打    
  51 同 歩(86)  
  52 同 飛(82)  
  53 8六歩打    
  54 6五飛(85)  
  55 5八銀(47)  
  56 7五飛(65)  
  57 6九玉(59)  
  58 4三角(34)  
  59 7六歩打    
  60 7二飛(75)  
  61 6六銀(67)  
  62 8二飛(72)  
  63 7五銀(66)  
  64 3一玉(42)  
  65 7九玉(69)  
  66 2二玉(31)  
  67 8八玉(79)  
  68 5四銀(53)  
  69 7七桂(89)  
  70 5三金(52)  
  71 9六歩(97)  
  72 7四歩打    
  73 6六銀(75)  
  74 6四歩(63)  
  75 5六歩(57)  
  76 同 歩(55)  
  77 5五歩打    
  78 6三銀(54)  
  79 4七角(36)  
  80 8五歩打    
  81 同 歩(86)  
  82 8四歩打    
  83 同 歩(85)  
  84 8五歩打    
  85 5六角(47)  
  86 8四飛(82)  
  87 6七銀(58)  
  88 7三桂(81)  
  89 2八飛(68)  
  90 8六歩(85)  
  91 9七金(87)  
  92 3四歩打    
  93 8五歩打    
  94 同 桂(73)  
  95 8六金(97)  
  96 7七桂成(85)
  97 同 銀(66)  
  98 6五桂打    
  99 8五歩打    
 100 7七桂成(65)
 101 同 玉(88)  
 102 8二飛(84)  
 103 4七角(56)  
 104 6五歩(64)  
 105 1五歩(16)  
 106 同 歩(14)  
 107 1三歩打    
 108 6四銀(63)  
 109 1五香(19)  
 110 5五銀(64)  
 111 7八桂打    
 112 4六銀(55)  
 113 6九角(47)  
 114 5六歩打    
 115 同 銀(67)  
 116 5七銀成(46)
 117 5五銀(56)  
 118 5四歩打    
 119 4六銀(55)  
 120 5六成銀(57)
 121 1二歩成(13)
 122 同 香(11)  
 123 同 香成(15)
 124 同 玉(22)  
 125 1三歩打    
 126 同 玉(12)  
 127 2四歩(25)  
 128 同 銀(33)  
 129 4五歩打    
 130 6六歩(65)  
 131 同 桂(78)  
 132 同 成銀(56)
 133 同 玉(77)  
 134 6一香打    
 135 7七玉(66)  
 136 6九香成(61)
 137 6五桂打    
 138 6八銀打    
 139 8七玉(77)  
 140 9四桂打    
 141 5八金(49)  
 142 7七角打    
 143 9七銀打    
 144 6六角成(77)
 145 7八香打    
 146 8六桂(94)  
 147 6八金(58)  
 148 同 成香(69)
 149 同 飛(28)  
 150 7八桂成(86)
 151 投了        
まで150手で後手の勝ち

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