Amazonで頼んだ娘。CDが来ません。予約注文が遅かったから仕方がないとはいえ、早く届いてほしい。もう既に購入済みで聴いたり(DVDを見たり)して楽しんでいる方も多いと思います。今回のシングルは割と好評なようで、9期加入も順調なスタートとなったといえそうですね。
先日、モノマネ番組にドリムスのメンバー数名が出演していました。衣装はLOVEマシーンのものです。その光景を見ながら、「なっちはこの衣装を何回着たんだろう?」とか思ったわけです。発売後11年以上が経過したこの曲、懐メロと捉える視聴者もいるであろうその一方で、「モーニング娘。」という看板を守って活動している人達の存在、新しくその輪に加わったメンバーがいる事は視聴者の多くには伝わっていない事実があります。その事自体は事務所の戦略上の問題とか、新人以外の現メンが今までテレビなどで発信してきた姿への評価だから仕方がないとも思いつつ、新曲発売ウイークに現メンバーはゴールデンタイムに出られず、OGにお声が掛かる現実が寂しい。
そういう状況があるからか、現メンバーを応援する人達からはOG達へ厳しい視線が投げかけられてもいます。横取りして!とは思わないまでも、もう少し現メンバーにも分けてほしいという気持ちはある。しかも、ドリムスとして今度は歌の分野でかち合う事になる。いわば、ライバルになる訳です。
でも、 私はドリムスが盛り上がればハロプロにとってはオイシイのでは?とも思うのです。少なくとも、AKB一色みたいな今の女性アイドルシーンに、「AKB以外のアイドル」が割り込むには、わかりやすい起爆剤が必要だし、そのためにはAKBより知名度のある人達がその役目を果たす敵役者ではないかとも思うのです(これは以前も書きました)。
正直、今のAKBの人気規模に割って入り込むには、その人気を切り崩すくらいの勢いでなくてはダメな所にまで来ているのではないか?共存とかは無理ではないかと思います。
しかし、よく考えてみれば、ドリムスと現在のモーニング娘。は路線的には違うし、時代背景も、活動してきた時間の濃さも違います。モーニング娘。という名前の下で活動してきた、活動している者達でありながら明らかに違うジャンル。だからこそ楽しめるし、楽しんだ方が良い。
現在のモーニング娘。が昔のナンバーをコンサートで歌う時に感じる違和感と、ドリムスが「元」モーニング娘。として看板を背負って出てくる事への何とも言えない違和感は同じ方向の感情であるように思いますから、ここは一つ、「長い活動期間が積み上げた歴史があるからモーニング娘。は面白い」というくらいな気持ちで、それこそドリムスを「新しいスタイルのカバー」くらいな見方で見てみると、過去と未来を繋ぐ糸が見えてくるのではないかと思います。その糸が何色か?バラ色です(笑)。