【2012.2.29発売】さくら果実 Full PV
LinQの新曲は両A面になっていて、前回紹介した「Sakura物語」は大人組であるLadyが、もう一曲の「さくら果実」は中高生組のQtyが歌っています。
AKBやアイドリング!!!などのような大所帯(AKBは多すぎではありますが)なアイドルグループの構成は、このLinQのように幅広い年齢構成によって行われるのが普通。こうする事によってファンのニーズに幅広く応えられます。しかし、今のハロプロは大人組が少ない。Berryz工房メンバーの多くは中高生組ではないのが目立つくらいで、全体の人数で見るとモべキマス計31人中で19歳以上のメンバーは11人。やはり少ないなと感じます。
いわゆるコアヲタにアピールするなら中高生組が充実していないといけない反面、大人組も充実していないとグループに芯が足りないような印象を受けます。前述のAKBやアイドリング!!!は19歳以上のメンバーがグループの中心に多い。そのまわりをアクティブに中高生組が動き回っているイメージ。
LinQのライブ動画を見ていても、キャラの立っている大人組に、明るさでステージを盛り上げている中高生組という印象を受けます。中高生組はアイドル王道ど真ん中で可愛さを前面に押し出しているのがわかります。それに対して大人組はプロフィールからしてバラエティに富んでいる。
元バスガイド、元パチンコキャンギャル、現役医大生、etc…。
九州各地から集まってきた女の子達、出身地も前歴も描く夢も違う女の子達、年齢も12~25歳とバラバラな女の子達が、不思議と違和感なくひとつのグループとして融合している。融合しているのだけれど、やはり二つのユニットの集合体を巧く噛み合わせたようなバランスの良さも感じる。それを具現化したのが今回の両A面なのかなとも思う訳です。
正直、これだけの人数が同時に歌い踊るとフレームワークが大変であり、前作「カロリーなんて」のMVではサビや間奏などで集合体を見せて、そこで圧倒感を演出しつつ、少しでも少人数で映して識別をしやすくするという、アイドリング!!!がよく行なっている手法でMVを作っています。
【2011.11.9発売】カロリーなんて Full PV
人数が多いという事は握手会で売上を上げていくのに有効であるので、CD売上を重視したいアイドルグループには有効な手段。しかし現実的には人件費的な問題からメジャーアイドルはなかなか採用出来ない手法。それを年齢層の幅広さを活用しつつ、地方アイドルならではの身軽さで実現した一つのモデルケースであると言えましょう。
そして、その大人数というカタチが今後の展開や演出方法に活用されてくるのではないか?そんな予感もします。既に持ち歌のジャンルの幅広さが、メンバーの年齢構成の幅広さとイコールで繋がっているのは事実なのですから。