ハロプロのスタンディングって基本的に前方は危険な印象。モッシュと圧縮は違う。圧縮は単に前に詰めたい者による我儘行為である。少なくともハロプロ現場の場合は。特にBuono!は。
Buono!のサウンドって基本的にハロプロの王道とは違う方向性。だからこそ、Berryz工房や℃-uteの音楽には興味がないけれどBuono!は好きという人が少なからず存在した。モーニング娘。には興味はないけれど月島きらりは大好き!という幼女とは一線を画する。あちらはもっと平和な比較。Buono!を好きと公言する事は「つんくサウンド」に対する反逆を意味する時代が確かにあったのだ。
Berryz工房の音楽っていかにもハロプロ的だ。楽しいと面白いと明るいが詰まっている。私は最近Berryz工房が歌っている姿を見ると思わず笑顔になる。
変な歌という評判はBerryz工房にとってはポジティブな意見になると思っているし、どんなに変な歌を歌おうと、そのもう一方側にはカワイイ歌もある。ここにちゃんとアイドル音楽としての王道が表現されているという幸福。
Berryz工房の売上って確かに伸び悩み傾向。でも、ハロプロでは一番安定した作品を展開しているし、そこから来るセールスポイントのわかりやすさがある。これも、方向性にブレがないからだろう。
そんなBerryz工房だから、売れている売れていない的な議論はあまり必要なく、このカタチをいつまで続けていけるかを心配する方が建設的である。まあ、多分このままずっとBerryz工房はBerryz工房であり続けるだろうから。
Berryz工房 『cha cha SING』 (MV)