フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

モーニング娘。はチームである

2014-09-20 10:03:42 | ハロプロ(娘。)

 モーニング娘。はアイドルでありますが、メンバーの入れ替わり、チームワークを重視する点、伝統を大切にしているところなど、グループの形としてはスポーツチームに近いように思っています。そういう目線で見ていくと、○○が卒業した! △△がセンターになれない! などの類のジレンマも、本質が見えてきて多少は納得出来るのではないかと思っています。

 スポーツのジャンルはなんでもいいのですが、モーニング娘。は女子ですから、ここはバレーとかバスケとかサッカーとかに例えるとわかりやすい。ハロプロという組織はJリーグクラブの組織に似ている部分があるので、ここではサッカーに例えてみたいと思います。

 モーニング娘。は結成当初、安倍なつみというエースストライカーがいた。FW安倍にボールを集めるサッカーをやってきたチームはやがて、その戦術に限界を見て安倍とは違うタイプの「自ら点をとりにいくタイプ」の後藤真希を加入させ、それが大当たりとなり黄金時代を迎える。
 その後時代は変わり、吉澤キャプテン時代は体力重視のサッカーを展開。テクニックよりどれだけ汗をかけるか?で総力戦を行なった。
 高橋キャプテン時代には高橋田中不動の2TOPに、久住というトリッキーな動きを見せるサイドアタッカーを上手く使った時期を経て、テクニックに裏打ちされた流れるようなコンビネーションで魅せるサッカーを見せてきた。それを行なうことが出来た影には、絶対的な信頼感と安定感を持つ新垣亀井というダブルボランチの存在が大きかった。
 そして、現在は若きエース鞘師を1TOPに置き、2列目に石田、ボランチでキャプテンな道重がチームのピンチを度々救う。そんな感じのスタイル。人数が足りないので完全なフォーメーションは作れませんが、私がイメージする今のモーニング娘。のフォーメーションはこんな感じです。

               鞘師
        生田          石田
            小田  道重
       佐藤            工藤
          譜久村   鈴木
              飯窪

 2列目の真ん中とさゆの後釜が欲しいところ。小田を2列目の真ん中に持ってきて、新人を二人同じポジションはないとして、譜久村を左ボランチ。空いたところが新人補強ポイントか。

※こういうのは人によって違う並びを考えるだろうから、あくまでこれは自分の考えたフォーメーションです。

 Jリーグクラブは下部組織を持つことが義務づけられています。高校年代のユース、中学年代のジュニアユース、小学生のジュニアなど、年代に合わせたチームが編成され、そこで選手を育成しています。更にそれらのチームとは別に技術を学んだりする場であるスクールもあります。こちらはチームのように入団するのに合格不合格の基準はなく、実力に関係なく入れる組織です。
 プロとアマチュアの垣根がないサッカーでは、Jリーグのユースチームと高校のサッカー部チームとが「プリンスリーグ」という地域別に作られているリーグで日頃対戦もしています。また、ユースに所属している選手が才能を見出されてJリーグの試合に出場することも珍しくありません。高校生が大人に交じって試合をすることも育成に繋がるという訳です。

 ここでピンときたと思いますが、ハロプロも下部組織を持っています。以前はハロプロエッグと呼ばれ、現在はハロプロ研修生と呼ばれている組織です。この下部組織から「昇格」してモーニング娘。に加入したりするというシステムが構築されている現在の形は、まさにJリーグクラブそそれに似た流れであります。Jリーグの高卒新人も以前は下部組織出身の選手よりも高校サッカー部出身の選手がずっと多かったのですが、最近は下部組織から入団する選手が増えました。J1のユースからJ2のクラブに入団みたいな、直系のトップチームに昇格出来なくても他のクラブから声がかかって入団するケースもあります。
 ハロプロも最近の流れとして、モーニング娘。の新人オーディションは研修生上がりの子が居るのが定番になり、今回の12期オーディションでも研修生から加入させるならどの子がいいか?という議論を交わしている娘。ヲタも少なくないと思います。

 誰が加入するのか? どんな新人を見出すのか? それは現在のモーニング娘。に必要な部分を考えていくと見えてくるのではないかと思います。

コメント (2)
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