フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

改名は慎重に

2014-09-24 22:32:17 | ハロプロ2012-2014

 昨年、ソニーがミラーレスデジカメのブランド名を「NEX」から「α」に変えた。「α」は一眼レフで展開していたブランド名で、要するに一眼レフもミラーレスも同じ名前で行きますよという事であります。
 αというブランド名はミノルタの一眼レフに使われていたブランド名で、コニカミノルタが写真事業から撤退する時に一眼レフ部門をソニーに譲渡して、それからはソニーが使っています。私は元々ミノルタαを使っていたので最初はソニーのカメラにαと付くのは違和感がありましたが、色々な商品が送り出されているうちに慣れてきました。ソニーになってからも様々な力作と呼べる商品が出てきたので、現実を受け入れることが出来て、その結果慣れたというところでしょう。
 でも、やはり大事な境界線というものはあるわけで、そこを超えて名前を軽く扱うのは賛成出来ない気持ちもあります。

 あらゆるジャンルにおいて商品の名前はとても大切。どんなに良い物を作っても名前から受けるイメージで、その商品に対する印象が良くもなったり、悪くもなったりする。そして、馴染めない商品名を付けるような会社には不信感のような気持ちも芽生える。
 大切に育ててきた名前をマーケティングやらで安易にいしるのは、私は好ましくないと思っています。そのような時の「何故改名するのか?」という理由には、得てしてネガティブな理由が隠されているケースが少なくないような気がします。

 アイドルグループの改名も同じ事が言えると思っています。近年では、ももいろクローバーZという成功例があるので、アイドルグループの改名には決してネガティブなものばかりでもないとは言え、このケースは改名と売り出しがセットになったものであって、誰もが参考になるケースとは言いにくい。基本的には、ある程度の活動をしてきて、ある程度のファン数を獲得してきている場合は、あまり改名はしないほうが良いと思います。ファンが抱く名前に対する愛着というものは関係者が思っている以上に強いものであり、それゆえに改名が応援のモチベーションを下げるという事も大いにありえるのてす。改名するほど「そんな程度の扱いなのか」と思われてはマイナスでしかないのです。
 たかが改名と言うなかれ。世の中で一定以上の評価と知名度を得ているブランドは改名をすることは稀です。ブランドを築いていくのは困難でも、失墜させるのは容易だからです。アイドルグループの名前もそうではないですか?と思いながら、なぜ?と理由を考えるほどにクエスチョンが増えていきます。

コメント (3)
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