モーニング娘。六期メンバーが入った頃って、とにかく人数過多だったような感じがありました。事務所もそう感じていたのか、六期加入年の秋にモーニング娘。を分割して地方のホールを回るツアーを企画します。さくら組、おとめ組です。
このツアーの見所は、それまでの大規模アリーナツアーでは目立たなかったメンバーの良さを、ホール規模ゆえに発見出来たという事。そういえば、れいなが客席の盛り上がりを非常に意識しながら歌っている事がわかって、れいなヲタが増えた頃。彼女の良さはまさに「ショー」ではなく「ライブ」で気付けたのであります。
そして私が気付けたのは、道重さゆみが上手くはないなりに一所懸命頑張っているという事。確かにステージは上手くこなすに越した事はないけれど、さゆは自分が出来る事を自分の持っている力で一所懸命演じていた。その姿に触れる事が出来たのが、おとめ組ツアーでした。
加入二年目の秋、さゆは遂にシングルのセンターに抜擢された。それはいわゆる「ネタキャラ」扱いであったのかもしれない。歌が上手くないから選ばれたと言っては気の毒だけれど、そう思わされる抜擢だった。
しかし、そこでも彼女は一所懸命役割をやりきった。その姿は「ネタキャラ」なんて失礼な事は言えなくなるくらいに、リアルな道重さゆみを表現していたように思います。
涙が止まらない放課後
http://www.youtube.com/watch?v=HEglzGi27YY
そう!いつも道重さゆみは人間らしさに溢れた等身大なリアルな人でした。歌やダンスが苦手で、可愛い顔に大汗を浮かべて踊る姿は、人間が真剣にもがいている姿をリアルにステージから届けてくれ、観るものの心を打ったのです。
新曲のポスターに代表されるように、卒業を間近に控えた道重さゆみが、その持っているパーソナリティ以上に神格化されている風潮に違和感と怖さを感じつつ、さゆは越えていく存在ではなく、背中を見つめる存在くらいで良いのだなんて、少し思ってみたりする。
凄い!とか言ってもてはやすのは現在進行形な人でなくなってからで良いのにとも思ったりします。
神格化するレベルでないとしても、「涙が止まらない放課後」の一所懸命なさゆが凛々しいように。
涙が止まらない放課後 by 道重さゆみ (2005 LIVE)
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