各地で春ツアーが始まり賑わってますね。℃-uteの春ツアーも始まったというので内容をチェックしていたら気になる事が。
それは、℃-uteのメンバーが「ポールダンス」をやっているという事でした。その話を最初に聞いた時は驚きもあったわけですが、それはアイドルがそのようなパフォーマンスをステージ上で行なうのは適切か?という倫理観が頭にあったからだと思います。
アイドルがステージで行なうパフォーマンスは、そのメンバーのイメージを活かしたものである事が大切で、可愛らしい演出が似合う子、似合う年齢な子であれば、やはり可愛らしさを前面に押し出すべきだとは思います。そんな当たり前すぎる演出はツマラナイという向きもあるかと思いますが、プロというのは如何に当たり前の事を凄く見せられるかも大切で、アイドルというジャンルは本来は、そういった普遍性を前提に置いた上で飛び道具も持ってますよというものであってほしいと思っています。
さて、それを踏まえた上で今回の℃-uteです。彼女たちは既に多数のステージを踏んできて経験を積み重ねてきたアイドルのプロ。持ち歌にも可愛らしいものもあれば、カッコイイものもあります。そこにプラスして(グループの八割が20代である現在なりの)セクシーさも表現の一つとして持っていてもおかしくはないと思います。だからこそいろんな表現にチャレンジしていく事は良い事。大切なのは、彼女たちは表現者としての自由も得ているけれど、それは「アイドルとしての立ち位置があってこそだという事から逸脱していない」事だと思います。
その一線を守りつつ、ハロブロはただ可愛いだけでなく様々なものを表現していく人達である以上、そこに様々な演出が施されるのは観る側も理解しておくべきなのだなと改めて実感しました。ダンスというものを見せる以上、その表現法の中に「エロス」とか「セクシー」が含まれるのも当然であるとも実感しています。
つまり、℃-uteの魅力を表現出来るものであるなら、可愛いやカッコイイ以外の演出も大いに有りであるという事です。それが不似合いかどうかは、観る人それぞれの判断であって、絶賛も、批判も、形として発信していく事が今後につながるのではないかなと思いました。
そんな訳で、まだ実際のところを観ていない以上、個人的な良し悪しの感想は書けませんが、きっとBerryz工房の「ROCKエロティック」みたいな流れになりそうな気もしています。この曲も最初にタイトルを知った時は、シングルにそんなタイトルを付けるなんて嫌だなと思ったものでした。しかし、ステージでのパフォーマンスのカッコよさが圧巻で、メンバーの表現力の広さに脱帽したものです。
℃-uteのそのステージのダイジェストはこちら
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