安倍なつみ春ツアーが始まりました。私はまだ観ていないのですが、今回のツアーはなんと!生バンド演奏による曲が用意されているというので、今から観るのが楽しみです。
生バンドくらいで?と思われる方もいるかもしれませんが、ハロプロ系ライブというのは、基本的に生バンドは付かず、バックトラック(オケ)を流して歌う形式になっています。それについての是非はともかく、スタッフが今回のなっちツアーに力を入れているのは伝わってきて、喜ばしい限りです。
思えば、今年になってからのハロプロ系ライブは、趣向をこらしたライブが増えてきた印象です。例えば、正月のハロプロライブの分割ツアー。分割自体は去年もやっていますが、今年は年齢で分けるという組み分けのため、内容も色合いも異なるライブを展開。若さとノリの良さのワンダフルハーツ、魅せる聴かせる楽しませるのエルダークラブ、と両方それぞれに魅力があって楽しかったのは、1月に書いたライブレポートのとおり。
そして、娘。の春ツアー。ライブ感覚に溢れ、ステージと客席との一体感や距離感を大事にしたステージ。かつては、人気者過ぎて遠い存在だったモーニング娘。を身近に感じてもらおうという試みは、決して的外れではなく、今回のツアーは快心ののヒットでした。
そして、最近のシングルでは「聴かせる」曲が主体になっている亜弥ちゃん。今年の春ツアーは、弦楽器による演奏をバックに歌うコーナーがあるなど、新しい方向性を模索しています。
以前のハロプロ系ライブは、内容的には大同小異で演出も似たり寄ったり。要するに、推しの子が出ているライブを観に行けば事足りたと言えましたが、最近の演出の傾向はそれぞれの特性に合わせ、内容に差別化を図る流れに向かっています。
こうなってくると、内容に差別化が図られた事により、一層各ツアー毎に客層の違いが如実に「出て来ると思われます。既に、後藤さんのライブと安倍さんのライブでは、客層もノリも異なり、激しさとホノボノとに色が分かれていっています。
ツアー毎に異なる個性。あなたはどのライブが好みですか?どのライブに行きますか(行きたいですか)?
このブログのレポートは、出来るだけその辺りの差別化された会場の雰囲気を、うまく伝えていきたいと思っています。ツアー毎に異なる内容と色合い。レポートする側の力量も試されてきますね。そのあたりも含めて、今後のハロプロ系ライブの方向が楽しみでもあります。
今回のBGM あなた色 / 安倍なつみ(アルバム「一人ぼっち」収録)