2017年、今年最初の記事です。今年もよろしくお願いいたします。
大晦日に宣言しましたように、今年は書きたい話題に合わせて更新してまいりますので、そのペースにお付き合いいただき、楽しんでもらえたら嬉しく思います。
さて、1月2日からスタートした新春ハロプロコンサート。2パターンあるうちの「カレイドスコープ」公演で、モーニング娘。が幻のデビュー曲「愛の種」を歌っていると聞き、正月早々、驚いております。幻というには大げさですが、メジャーデビューシングルという扱いではないし、何しろコンサートでは長い間歌われてこなかった曲。実は私も観たことありません。何しろ最後に披露したのは、1998年の第一回ハロプロコンサートだそうで、「がんばれ日本サッカーファイト」並みか、それ以上のレア曲なのです。
なぜ「愛の種」はコンサートで歌われてこなかったのか?つんく氏の作った曲ではないからか?デビューを決定させた歴史的な曲であるので、当時のメンバーに敬意を表して封印しているのか?あるいは別な理由か?
個人的には、封印は賛成でした。もし歌うのであるなら、当時のメンバーが揃ってステージに立ち、その五人で歌うような機会が訪れた時が良いのではと。そして、そういう機会を経由して今のメンバーに受け継がれる儀式(と書くと、ますます大げさですが)を済ませてからで良いだろうと思っていました。イメージするなら、オリメン五人で歌い終わったあと、ステージ上で中澤姐さんがフクちゃんに「この曲を歌い継いでください」というコメントで伝承する。そんな演出を経て受け継がれたらと妄想していました。
そういう場が生まれるとしたら、節目の記念ステージでしょう。つまり「二十周年記念コンサート」の開催。この機会を逸しては「愛の種」の伝承はない!そう信じておりました。
何しろ、2008年春のツアー「シングル大全集」でも歌わなかったのですから。
~このツアーはツアータイトル通り、シングルを全曲歌うものだった。セットリストと内容についてはこちらを~
http://www.billboard-japan.com/special/detail/61
そんな封印されたシングル曲「愛の種」が、今回突然歌われたこと。これはモーニング娘。からの決意表明なのでしょうか?そうだ!「愛の種」が発売されたのは1997年。ああ、今年で20年だ。
私が妄想したような記念公演が開催されるかどうかはともかく、やはり節目という事を関係者も当然意識しているのでしょう。現メンバーは当時の事はリアルタイムで知らない世代になりましたが、スタッフやOGの皆さんから色々と当時の事は聞かされている事でしょう。メンバーは、「グループとしての歴史」を意識したコメントは折に触れて発言してきているし、新メンバーが入る時も大抵はそこをコメントします。
20年続いてきているグループという事を、強みとしてはっきり打ち出してきたこの正月。しかも、新メンバーが加入して最初のコンサート。ツアータイトル通り、万華鏡を覗くように、過去の景色を表現できるアイドルって、そうそう居ないです。昔の引き出し、どんどん開けてほしい。
ただ、伝統とか歴史とか、そんな埃のついた言葉いらない!という向きもいらっしゃる筈。でも、そんな「未来志向型」な人も見据えて、ハロプロはモーニング娘。の歴史ばかりに飾りつけをしている訳ではないという姿勢も、この正月に同時に打ち出しました。
そうです「和田彩花のハロプロリーダー就任」です。ハロプロエッグ出身からの抜擢という、新たな波が生まれました。「これからのハロプロはアンジュルムが引っ張る」という宣言とともに、その新しい波をどう動かしていくのか。「仲良しバトルだけど実はガチだよ」という、一見矛盾しているようだけど刺激的な言葉を加えたくなる。
ハロプロという大きな看板の中に色んな方向性が生まれて育っていく。「愛の種」解禁は記念事業めいた企画なのではなく、新しい種の開花宣言を楽しみに待つためのプロローグなのかもしれません。
正月らしく綺麗にまとまった。かな。
ネタバレになってしまった方にはお詫びもうしあげます。
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