アイドルはファンの前では、いつも笑顔で明るくしていなくてはいけない。アイドルはファンに夢を与える仕事だから。
アイドルとファンを繋ぐ媒体がテレビやラジオ、そして雑誌などしかない時代はそれでも良かったのかもしれません。でも今はインターネットがある。更に言えば、ブログがある。ツィッターがある。アイドルが自分の想いをあれこれ綴っていける場所が用意されている訳です。
アイドルとファンがインターネットを通じてコミュニケーションがとれる世の中。アイドルがブログを通じてファンにお礼を書いたり出来るなんて、いい時代だなと思います。モーニング娘。も℃-uteも、春ツアー終了後にお礼の言葉を書いてブログを更新しています。矢島舞美ちゃんみたく、コンサートに行けなかった人にもフォローをするべく、ツアー衣装を着た写真を紹介したり、そんな事が出来るところも、ブログの便利さを巧く利用したと言えるのではないでしょうか?
真野ちゃんが週末、ブログやツイッターで(具体的な事は書いていないけれど)弱い自分をさらけ出しました。心配するマノフレンズ(※)達。売れ行きが芳しくなくて、歌手としての自分に迷いが生じている。そんな気がして、少し不安を抱えながら会場に。
「じぶん」
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/441328999
※ 「マノフレンズ」 真野ちゃんのファンの事を指す公式用語。
ブログに真野ちゃんが綴った気持ちを心配しつつ、後楽園ラクーアに到着しました。
この日のイベントは三回回し。三回目のステージの時間まで20分ほど。CD売場にてCDを買って握手券を受け取り観覧スペースを見ると、観覧スペースと自由スペースとを隔てる柵が前回より前に来ています。「やはり、集客が今ひとつなのか…」と心配した私は、実はCDが用意されていた分が完売して急遽追加で用意されたとは、この時は知りません。
17:15。三回目のステージが始まります。司会の方から、ラクーアでの真野恵里菜イベントでの最高記録となるCD売上になったと報告があり、会場盛り上がってきて真野ちゃん登場。バックを務めるエッグメンバーは、佐保明梨(さほあかり)、古峰桃香(こみねももか)、譜久村聖(ふくむらみずき)、佐藤綾乃(さとうあやの)の四名。みんな笑顔でハツラツとしています。
(五人はこの衣装でした)
一曲目は新曲「お願いだから…」をショートサイズで披露。ふと周りを見渡せば、観覧スペースはギッシリと満員。柵の後ろの自由スペースも人でいっぱい。今までの真野ちゃんラクーアイベントでは一番の客入りと言って間違いはなさそう。歓声も一際大きい。
エッグメンバーの紹介は真野ちゃんが務め、エッグメンバーの挨拶は今回は無し。これはちょっと残念。いつもならば、真野ちゃんリードによる進行で、お題に沿った回答と挨拶がありました。
真野ちゃんから、このステージが今回の新曲イベントの最終回、いつもなら三回目のステージは空が真っ暗になっているけれど、今日は明るいですねと挨拶。
二曲目は「春の嵐」。バックは二人になり、佐保ちゃんとフクちゃん。しなやかに踊ります。Aメロでヲタが行なう「L.O.V.E.ラブリー真里菜!」というコールの声量がいつもより大きい。
トークタイム。真野ちゃん「今までいろいろなトコでイベントやって来たんですが、みなさんがこんなに笑顔でオイオイやってくださるの初めてなんで嬉しいです。」と、会場を笑いの渦にする真野ちゃん。続いて、二階の観覧車乗り場のバルコニーで観ている人達に向かって、「二階の皆さん見えていますか~?」と手を振ります。
三曲目は「世界はサマー・パーティー」。バックはこみねっち&フクちゃん。この辺りの過去のシングルからの選曲は毎回変えているそうで、一回目は「マノピアノ」を歌ったと後から知り、一回目も観たかったと悔しい気持ちになったものです。真野ちゃんイベントに参加する時は可能な限り、複数回観た方が良いかもしれません(ステージを観るだけならCDはその都度買わなくても大丈夫です)。
それにしてもスゴイ。何が?お客さんのサビでのフリコピ率。
フリコピと言っても、両手を上下させたり、右手を扇いだりだけですが、簡単だからこそ参加しやすい。観覧スペースの人の9割はやっていたのではと思えるほど。明らかにいつもの真野ちゃんイベントとは違う。
シングルV、テレビ出演、映画出演などの告知に続いては、最後はエッグも全員揃って「お願いだから…」フルバージョン。盛り上がり最高潮。
そして、真野ちゃんから最後の挨拶。
「ありがとうございました」そう言った瞬間、真野ちゃんの目から涙が。「なんで涙出て来るんだろう」と涙声の真野ちゃんに会場は「恵里菜」コール。
「イベント始まる前は色々不安で、でも今はバカみたいって。ブログやツイッターに色々書いて、なんであんな事したんだろうと思って」
「それでも皆さんが、ついてるよ!とか、大丈夫だよ!とか、一人でもマノフレを増やすよ!とか言ってくれて」(ジェットコースターの走行音に遮られる)
「ちょっと、ジェットコースターうるさいんですけど(苦笑)、今日他の歌手の方も色々あるじゃないですか?その中でこのイベントに来てくださって嬉しいです」
「演技ももっと頑張りたいですけど、歌が好きでこの世界に入ったので、歌をもっともっと頑張って、次のイベントではもっと成長した姿を皆さんにお見せしたいなと思います。コンサートも今は東京、名古屋、大阪でしか出来ないですけど、もっとソロで色んな所で出来るようにしたいし」
「19歳にもなって泣き虫な私ですが、次に会う時は一回りも二回りも大きくなっているように頑張ります!」
真野ちゃんの挨拶を聞いて観客も大きな拍手と「恵里菜!恵里菜!」の大合唱です。今日いつも以上にお客さんが集まったのは、ブログやツィッターを読んで心配した人達が居ても立ってもいられなくなり会場に足を運んだのだと確信しました。そして、その想いが盛り上がりを生んだ。
握手会はハロプロにしては遅めなスピードなのはマノイベクオリティ。おもてなしの心で真野ちゃんとエッグが迎えてくれるのも毎回お馴染みです。
私はエッグの四人には「お疲れ様」の言葉と励ましの言葉を送りました。四人とも素敵な笑顔で瞳は輝いていました。彼女達にとっては、握手会は数少ないアピールの場の一つ、真剣勝負な場なのです。
満面の笑みとはこの事だなと思える素敵な笑顔を見せた佐保ちゃん。初々しい笑顔で綺麗な瞳が印象的なあやのん。素朴な笑顔に人の良さが滲み出ているフクちゃん。握手会を楽しんでいる感じが伝わってきたこみねっち。
そして真野ちゃん。
今の真野ちゃんに何を言えば良いのか?握手直前まで悩みましたが、結局衣装が似合っていると無難過ぎる言葉に(苦笑)。
でも頬をピンクに染めた真野ちゃんは、笑顔いっぱいのリアクション。最後の挨拶の言葉の通り、もう立ち直って前を見始めた笑顔に思えます。真野ちゃんは自分から手を振ってくれました。こちらも振り返します。しばらく顔を横に向けて手を振る真野ちゃん。ファン一人ひとりにこのような丁寧な対応をしていた事を付け加えておきます。
握手が終わって、伝えたかった言葉が思い浮かびました。「真野ちゃんの歌が大好きです」
真野ちゃんは決して歌が上手い訳ではありません。でも、真野ちゃんの歌で心が温かくなっている人達が何人もいる。それを伝えたい。
でも、真野ちゃんはもうその事には気づいている。最後の挨拶。握手会での笑顔。それを見た今は、そう確信出来るから大丈夫。自信を持ち、また歩き始めたはずです。
イベント後のブログの記事が心の変化を表していました。
「らくーあ」
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/441941930
イベント関連ニュース記事「真野恵里菜 感動の涙キラリ」
http://www.oricon.co.jp/news/deview/76303/
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先日,れーなも具体的には明かしていませんが,不安・悩みをブログに綴っており,多くの応援コメントが寄せられていましたよね.今や,ブログはファンを一つにするツールとしても重要なのかもしれません.
>origin86さん
今回のイベントが盛況だったのも、真野ちゃんがたくさんのコメントに励まされて立ち直ったのも、そして、そういう状況が逐一わかるのも、すべてはブログのおかげであります。
今後もこのような利点をうまく活用して、アイドルとファンが良い関係を築けていけたらいいですね。
(真野ちゃんが日曜日の更新に付いたコメントを夜中に泣きながら読み、多くの励ましに力が湧いたと書いていましたが、自分もコメント書いていたので、ほんの少しでも力になれた気分で安心しました)
>けでいちさん
売上自体は残念ながら前作より落ちてしまったようです。ここは次回はもっと良曲を用意して、少しでも売れるといいなと願います。