フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

あややの中の姫路

2006-02-19 22:13:53 | 遠征&旅行日記

 先日、狼を見ていたら「推定少女が解散」というスレを発見。まだ、やっていたんだ!という驚きと、デビューが2001年8月と思っていたより昔な事に驚きました。
 2001年の夏というと、初めて行ったハロプロライブを思い出します。当時はミニモニ。ブームの真っ只中。会場は女の子が今以上にたくさん居ました。そんな中行われたライブでひときわ強烈なインパクトを残した15歳の新人がいた。まだ「あやや」というニックネームも広く浸透していなかった松浦亜弥である。

 このライブで、あややの事が気になり始めた私は、やがて彼女が兵庫県姫路市出身である事を知る。姫路は旅先でよく立ち寄る町だ。電車の乗り換えでも、姫路駅にはよくお世話になっている。神戸から九州へと向かう際、大分行き寝台特急「彗星」に乗るのに、わざわざ姫路から乗った事がある。駅近くに銭湯がある事を知っていて夜行に乗る前に入りたかったのと、ライトアップされた夜の姫路城を見に行きたかったから、姫路から乗る事を選んだ。
 姫路駅といえば、関西で麺を食べる時は「うどん」派な私でも、姫路駅構内で食べる時は断然「蕎麦」だ。黄色いコシのある独特の麺が売りの姫路駅の蕎麦はオススメです。

 姫路によく行く私は、昨年一昨年と二年続けて訪れている。一昨年は中国地方と福岡佐賀の旅をした時の一日目に立ち寄った。
 その日、私は正午前に姫路に着き正午ちょうどのバスに乗った。季節は夏、蒸し暑い天気の中、20分ほどでバスはのどかな田舎道のバス停に停まり、私は降りた。 道路はこの先、山間に入っていきそうな風景で、付近に家は点在するものの、道から一段低くなっている南側は田畑、北側は小山という風景だった。中国地方によくある「低い山々の切れ目にある小さな平野部の集落」といった眺めで、ここが関西地方である事を忘れてしまいそうだ。
 そんな関西とも岡山辺りともつかない雰囲気のこの地は、亜弥ちゃんの育った町である。早速、バス停近くの出身中学校に行く。バスが去っていった道路から細い脇道へとはずれ、緩い坂道を上っていくと校舎が見えた。その小さな校舎の背景には、小山がそびえ、校門の横には小さな自転車置き場があった。町の中学の半分くらいの大きさの学校は、ひっそりとしていた。背景に小山が見えるせいか、田舎の学校の雰囲気が漂い、ここから人気アイドルが巣立っていったなど夢物語のようで信じられなかった。

 昨年、亜弥ちゃんは地元姫路の観光大使に選ばれ、8月に姫路城前広場特設ステージにて、凱旋公演を行った。姫路が大好きだとMCで語った亜弥ちゃんがライブの最後の曲に選んだのは、初恋の思い出を振り返って歌う内容の歌詞である「初恋」だった。もしかしたら、あの小山の横の中学校の時の思い出が、この曲を選んだ動機付けになっているのではと、ライトアップされた夜の姫路城をバックに切々と歌う亜弥ちゃんを見て考えた。

  今回のBGM  初恋 / 松浦亜弥


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