2025年になりました。今年もよろしくお願いします。昨年は一度も更新していないし、最後に更新したのは2022年という冬眠ブログですが、これからも不定期で投稿していきたいと思います(もう少し間隔は常識的な短さにはしたい)。
さて、なぜ管理人は久々に記事を書こうとしたのか。休んでいた間はハロプロに飽きて離れていたのではないのか。そう疑問に思われた方もいることでしょう。記事投稿が停まっていたことについては、色々な事情で現場から遠ざかっていることが理由でもありますが、飽きたという訳ではありません。せっかく書くのなら熱のこもった内容を書きたいと考え、そのタイミングを計っているうちに月日が過ぎたというパターンです。
では、興味が薄れていない管理人(ただ、現場には行っていないので、行っている人から見ればヲタでもない只のライト層かもしれません)が、新年早々に何故新しい記事を投稿しようと思ったのか。
勘のいい方なら、もうお気づきですよね。
ハロプロ(一部の曲)サブスク解禁!
https://www.helloproject.com/news/18309/
今回解禁となったのは、メロン記念日、Berryz工房、℃-ute、Buono!。月島きらりとその関連曲、真野恵理菜、その他いろいろ(アニメ関連曲など)です。
このラインナップ、まさに当ブログがスタートした頃のハロプロの世界からモーニング娘。(とOG)と松浦亜弥を覗いた「あの頃」を感じさせるラインナップでございます。
ほとんどの読者の皆様が気づいておられるように、当ブログのタイトルの頭の部分は、「赤いフリージア」と「Berryz工房」から付けました。
今に思うとかなり投げやりな発想なのですが、ブログを始めるにあたってなかなか名前が決められずに、最後は好きなグループやメンバーを合成しようと思った訳です。
そんな投げやりなネーミングから始まったブログも、多くの読者様を掴むことができました。最も読者が多かった時代は℃-uteが六人で活動し始めた頃で、曲で言うと「Bye Bye Bye」の頃です。その頃から数年安定した読者数でした。管理人の忙しさで更新が滞ったり、ハロプロ以外のネタも増えたあたりで数は減っていきましたが、あの頃、たくさんの方々に読んでもらえたことを今でも深く感謝しております。
今回のサブスクは、そんな当ブログの全盛期とも言えそうな時期に発表された曲が多く入っています。近年にハロプロの応援を始めた人にとっては、ほとんどの曲が新曲同然の新鮮さであることでしょう。そんな方々に教えておきたい。
名曲揃いですよ!
いや、ハロプロだから大阪弁で行くか。
名曲揃いでっせ!
一曲ずつ語っていくと一晩でも足りない情報量なので、各歌手ごとに魅力を書いてみたいと思います。
メロン記念日
メロンの魅力はステージにあると言っても過言ではない。だから、「興味を持ったらまずは聴くよりも観てほしい。ライブ映像を」というのが本音ですが、それでまとめてしまうのは乱暴なので、そのステージの熱さが想像できる曲を挙げてみると、
This is 運命 さあ!恋人になろう お願い魅惑のターゲット
この三曲は鉄板です。This is 運命は、この曲がだめならば解〇もあったかもしれないという曲。当時、モーニング娘。コンサートにはカントリー娘。やココナッツ娘。がツアー帯同していました。ユニット曲のためですね。この曲を発売した秋、モーニング娘。横浜アリーナ公演にメロン記念日はゲスト出演します。ユニットには関与していないので、新曲の宣伝もあったのでしょう。
この公演を矢口真里さんの妹が観に行ったそうです。終演後、感想を求めた矢口さんに妹さんは「メロン記念日さんが一番よかった」と答え、モーニング娘。の曲じゃないのかよとガッカリしたというエピソードを、当時オールナイトニッポンで披露していました。
予備知識がなくてもぐいぐいと引きこまれる魅力。実はカップリング曲に名曲が多いとか、後年の「メロン記念日ロック化計画」で幅を広げたとかあるけど、長くなるのでここまでにします。
Berryz工房
フリージア工房が始まった2005年、ハロプロで一番勢いを感じられたのは彼女たちでした。ただ。当時は小中学生で構成されていたため、一般受けは難しかったと思いますし、ハロヲタ内でも抵抗感を露わにする人はいました。
でも、これは声を特大にして言いたい。
「Berryz工房は良曲の宝石箱」
ベリは曲が多いので、新規さんだと「まずはシングルから聴いてみようか」となるだろうし、シングルからイナズマイレブン関連の曲を選んで聴いてみてもいいでしょう。
私の提案は「アルバムを聴いてみてほしい」です。
名作揃いです。特に初期のアルバムは、つんく氏の才能がフルパワーに発揮されていて、青春アイドルポップス傑作選のごとくです。
まずは、アルバムでグループとしての幅広さとアイドル性に触れて、次は剛柔そろったシングルたちに触れてみてください。ひととおり聴いたあとに、きっとこう感じることでしょう。「こんなになんでも歌えるアイドルグループは空前絶後」だと。
そして、ここは大切な部分なので書いておきたいのが、「Berryz工房はカップリングに名曲が揃っている」ことです。私は当時、iPpd mini にハロプロ曲を入れて聴いていましたが、「ベリカップリング集」というプレイリストを作っていたくらいです。
℃-ute
℃-uteにはインディーズ期間があります。ベリよりCDデビューは遅れたものの、先輩のステージへの参加やイベントの実施などで力をつけてメジャーデビューを果たしました。そのため、インディーズデビュー曲「まっさらブルージーンズ」の時点で完成度が高いです。
鈴木愛理と村上愛(めぐみ)という天才を抱えた℃-uteはつんく氏も書きやすかったのか、はたまた、つんく氏が中学生女子ソングが得意過ぎるからか、℃-uteも初期アルバムは傑作揃いですので、近年に鈴木愛理を知って、これを機に昔の彼女も知りたいと考えている方は是非アルバムを聴いてみてください。ベタな選曲ではありますが「通学ベクトル」はおすすめです。鈴木愛理の歌声の魅力が堪能できます。
℃-uteは後年つんく氏以外の人が手掛けるようになってくるとJ-POP的テイストが強まってきます。人によっては声が幼い初期作よりも後年のアルバムやシングルの方が楽しめるかもしれません。
ここでまた、ベリキュー共通の問題点「アルバムの完成度で初期作品は絶品なのだが、歌声が子供」なことがネックとなってきます。
それが作品世界観のリアリティが感じられていいという人と、シンプルに子供声は苦手という人に意見は分かれることでしょう。でも、中学生女子の歌を成人したメンバーに歌い直してもらって別バージョンのアルバムを出すのは何か違うし、これはこれでいいのでしょう。
私は「めぐぅ」な人でしたが、℃-uteは七人時代が一番よかったと思います。この七人による「Danceでバコーン!」や「夢幻クライマックス」を観てみたかったなと妄想しています。
Buono!
全部名曲で、曲数も多いというほどでもないので、三人の後追いファンな方は是非全曲聴いてほしいですね。
鈴木愛理が「アイドルが憧れるアイドル」まで昇りつめたおかげか、一時期、地下アイドル界隈で「初恋サイダー」をカバーすることが大ブームになったりしました。今回のサブスク解禁では、やはりこの曲が一番人気なようです。
ただ、他の曲ももっと注目してほしかったというのが当時の心境でした。
そんな私はシングル曲ならば、「恋愛ライダー」「ガチンコでいこう!」「Take It Easy!」をおすすめいたします。
月島きらり関連
Buono!と同様にアニメから生まれた企画で、良曲揃いなことも同じです。アニメ作品同様に明るく楽しいな曲が詰まっております。
Buono!の所で地下アイドルが「初恋サイダー」をカバーし過ぎだった時代を懐かしみましたが、月島きらりの曲こそ、もっと地下アイドルたちに歌ってほしかったと思っています。楽しく盛り上がれる曲ばかりなんですよね。
あと、「きら☆ぴか」や「MilkyWay」もとても良いので、子供の頃に番組を視てたという訳ではない片も、ぜひ関連曲も聴いてみてほしいです。
真野恵里菜
真野ちゃんはインディーズ時代にKAN氏が曲を手掛け、その時点でマノワールドと言えそうな心地よい空間を確立していました。
ハロプロの曲は個性の強い曲が多く、「苦手だ」という声を聞いたことは一度や二度ではありませんが、そういう方々にも真野ちゃんは「いい曲だね」という感想がもらえたりします。これは個性が弱いという意味ではなく、すごく耳に入ってくるサウンドと歌声なのです。
やさしいしらべ。そんな言葉が浮かびました。曲のテンポに関わらず、そんな印象です。インディーズ時代にKAN氏が作り上げた「歌手・真野恵里菜」の世界観は、真野ちゃんが女優業にシフトしていきCDを出さなくなるまで、決して変わることはありませんでした。
シングル曲は(インディーズ時代も含めて)すべておすすめです。女優の彼女しか知らない人には、この機会にぜひとも聴いてほしいです。
勢いで長文を書いてしまいました。やはりサブスクにハロプロの楽曲がアップされたのは嬉しいです。私の考えとしては、発売から五年以上が経過した作品は新規ファンのためにもサブスク解禁してほしく思います。
ちょっと待て! お前、まだ紹介していないユニットがあるぞと思われた方。そうです。今回解禁されたのは上記の方々だけではありません。ぜひ、公式サイトから確認していろいろと聴いてみてほしいです。紹介していないユニットも実は良曲だし、おすすめです。今回はまとめるのが大変なので割愛という形になりました。ごめんんさい。本当に、ごめんなさい。
※おまけ的な話
サブスクの是非については関係者の間でも様々な意見があり、先月も中島卓偉さんが自身の考えを述べていました。応援している側からすると、アーティストが潤わないシステムなら声を大にして素晴らしいとは言いにくいシステムではありますが、初心者の入口として、昔親しんだ音楽との再会の場として、いい音楽を広く知って聴いてもらうためには、すべては否定できないなと私は思っています。
もちろん、これは私が音楽で生活している者ではないから言える台詞なのでしょう。そんな自分は、演者もファンも得をする仕組みが確立されるといいなと願いつつ、この度は名曲たちとの再会を素直に喜びと感じております。実は、この辺りのCDはほぼ持っているのですが、それでも嬉しいです。新規ハロプロファンの皆さん、ハロプロは昔の曲も良いですよ。