自分が大好きなものが今ひとつ市民権を得ていない。でも、公の場で語りたい。そんな時はどうすれば良いのか?どこかその大好きなものに対して引け目があるようならば、理論武装という手段を使う。自分の頭に多少なりとも自信を持っている人のスタンダードな手段だ。
女性アイドルというジャンルも知名度に対して市民権を得ているとは言い難いから、大人な人であるほど言葉で装飾したがる。それは分析とはまた違うものです。武装のための理屈だから、どこか無理をしている感じが見えて、同じものを好きであるほど、こちらが恥ずかしくなってくるのです。
そういえば、比較的市民権を得ていると言えそうなジャニーズや韓国歌手の愛好家の人達はあまり好きな対象を理論武装しない印象がある。
サブカルってどうですか?今やアイドルヲタの間では、それは揶揄として使われる言葉になってしまった。サブカル連中に目を付けられたら終わりとさえ言われる始末。
要するにサブカルと言われるフィールドから女性アイドルへ送られる視線の何が不快なのだろうと考えると、その人達が上から目線で、他の同業者を落としてから対象を持ち上げるのが嫌なのだなと思う訳で。あるアイドルを持ち上げるのに「他のアイドルとは違う。他のアイドルには無いものを持っている」とか誇大表現を用いるのが鬱陶しいからでありましょう。
これはハロプロヲタも気をつけないといけない表現でもあります。
ももいろクローバーZ「Z伝説~終わりなき革命~」(ドラマ無しFull)
ももいろクローバーZのライブを今月上旬観てきました。彼女達は面白いし、曲は変化球でステージングはまっすぐというバランスの良さもある。だから、楽しい!可愛い!という感想をベースにしたもので良いんです。
別に他のアイドルとは段違いとかいう形容詞なんていらないし、他のアイドルには出来ない楽曲クオリティとか持ち上げなくてもいい。彼女達はそんな凄い子達でもない。
でも、そんな凄くはない事はわかっているから力一杯だし、楽しませるために頑張っている。それは決して特別な事ではありません。だって彼女達はアイドルという仕事を愛し、アイドルというジャンルが大好きなのだから。大好きなものを全力で楽しんでいるだけなのに、わかった振りをした大人がしたり顔で持ち上げてはイケマセン。
ただ一つ、そんなももクロちゃんのライブを観て私がハロプロに言いたくなった事は、作り手もヲタと一緒に楽しんでくれよという事。作り手が楽しんでいなければ、演者(この場合はステージ上のアイドル)も楽しく出来ない事はリアルな のではないかと思ったのでした。
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今回の新曲は、アイドルヲタに見捨てられた云々以前に、アルバムに入るものを2枚も先行発売するってやり方に無理があると思いますけど・・・
なんで5人になって初めての大事なシングルがZ伝説なんでしょうね
>サブカル嫌いさん
確かに今回のももクロシングルは売れませんでした。その理由は握手会などのイベントを減らした事もありますが、アルバム先行シングルだからというのもあります。実際、私もそれが理由で買いませんでした(アルバムを買うので)。
サブカルという大きな枠ではなく、実際は一部のライターが何が目的か、持ち上げる事に必死ですね。そういう輩は別なものが出てきたら捨てて次に行くのが目に見えているので、あまり本気で向き合わない方がいあようにも思います。ももクロは魅力あるグループだから、ライターの話などスルーして楽しんでおります。
>アタイさん
実は今回サブカルを取り上げる事でアタイさんの意見を知りたかったのでした。コメントありがとうございます。
非常に冷静で的確に見ている意見でホッとしました。実際はももクロスタッフもサブカルとの関わりあいは、うまく乗っかってやれ的なムードを感じます。アイドルヲタ(というか、ハロヲタなのかな?)が過敏に反応しているのも確かです。
でも、持ち上げているライターこらは愛情はあまり感じられないのも確かで、それがイライラさせる理由なのかなと思います。つまり、サブカル云々ではなく、ライター個人の資質の問題ですね。
Z伝説、ライブ映像で見たときよりは良かったけど、やはり勝負シングル向けではないですね。
最近ネットも雑誌もあまりチェックしていなくて、吉田豪以外のももクロ好きライターを知らないんですけど、そんなに持ち上げられているんですか?
サブカルでも何でも、宣伝してくれるものと仲良くするのは良いと思うんです(ファンは嫌なのかもしれないけど)。
でも、宣伝した後のことをスタッフがあまり考えていなさそう。
そう思うくらい、今回のシングルカットは本当に意味がわかりませんでした。
ももクロちゃんは本当に頑張っているし、素晴らしいと思うので、スタッフも頑張れよ!とゆいたい。
ただ、ももクロの場合少し気になったのはライター陣との絡みが少々ビジネスチックに感じられたのが不味かったかなと思いました。(ライターにそのつもりが無くても結果的にそう見えてしまった事が)
推してくれるのは非常にありがたいですし、それらを拒否する理由は全くないと思います。
>アタイさん
アルバム聴きましたか!自分は明日到着予定です。
なんか吉田さん以外の色んな人が褒めています。そのほめ方が「他とは違う」というスタンスなので、その他を推している方々からヒンシュクを買っている訳です。
大事な事は、その推され期間が終わったあとでしょうね。スタッフがどこまで考えているのかはわかりませんが、彼女達はまだまだ将来があるのですから、いい方向に振ってほしいと思います。
>通りすがりのA-CHANファンさん
やっぱりアイドルっていうzyなるは脆いと思うのです。持ち上げられたあとの持続力が他のジャンルに比べたら弱い。ましてや、ももクロは飛び道具的な面白さを絶賛されているので、その辺のネタが尽きたら飽きられそうな怖さがあります。
ライターはそこまで面倒をみる義務がないから、好き勝手に書けていいですよね(笑)。