もし特典やらイベント券やらをCDに封入する事が禁止になったら、現在のアイドルシーンに於ける各アイドルのCD売上はどうなるのだろう?もしそうなったら、「知名度」か「固定客」の多さが重要になってくるから゛前者である程度の数字を上げるのがAKBとすれば、後者である程度の数字(と言ってもAKBよりは遥かに少ないだろうけど)を叩き出すのはハロプロ。ハロプロエッグでも数千枚は売れる。
たかだか数千枚?と言われそうだけれど、握手やらおまけやらが付かなくなったら一万枚以下になるアイドルが続出しそうだから、エッグのその売上でもそれなりな売上ではないですか?
元ハロプロエッグの前田彩里ちゃんがアイドルグループ「AKBN 0のオーディションに参加しました。
AKBN 0というアイドルグループがあるのです。いわゆる地下アイドルになるのですが、メンバーとのデート権利を販売したり、色々と地下ならではの売り方をしている。
デート権利を「販売」と書いたけれど、握手だ、チェキだ、といったアイドルによるスキンシップ商法の行き着く先でありましょう。これ以上のスキンシップはアイドルの看板を掲げていては出来ないし。でも、そこまでするにも拘わらずアイドルをやりたいという子がいるから成立する訳でもあり、しかも研修生扱いだったとはいえハロプロに所属し、アニメ絡みのユニットに参加してCDまで出した子が、そういう地下世界に足を踏み入れた事実が悲しい。
公式サイト
http://www.akbn.tv/
悲しいとは思うのだけれど、自分は「ハロプロを辞めた子達を集めてみようという事務所はないものか?」などと妄想をした事があったりする。先ほどの想いとは矛盾した考えだけれど、志半ばでハロプロを去っていった子達の「後がない気持ち」で何かを生み出せる可能性はないものかと思った末の妄想だ。
AKBに娘。オーディション落選者がいるのは多少は話題性もあるだろうけれど、気持ちは理解出来なくもない。でも、地下世界に元ハロプロメンバーが移っていく事は同じ意味合いなのだろうか?それはやはり、アイドルになりたい女の子の気持ちそのものが生んだ肩書きという意味では同じベクトルなんだと思える。ただ、向かった先が秋葉原か赤羽かの違い…。と割り切って言えないのが現実だったりする。
昨日、某掲示板でめぐの事を語っている方々の話を読んでいて思ったのだけれど、ハロプロも長きに渡り活動してきているから、当然昔を知らないヲタもいる。℃-uteもメジャーデビューしてから早四年、めぐを知らないヲタも少なくはない。でもそれは歴史の積み重ねが成せる温度差だから、決して悪い事ではないです。
そういうファン歴のギャップが見方に影響を与えそうなのはむしろBerryz工房の方で、今のベリしか知らないと、なぜ古参ヲタは梨沙子にあんなに甘いのか?という事などは理解出来ないかもしれない。
確かになぜ甘いんだ?(爆)
いや、今の梨沙子は今の良さがある。優しい瞳も健在。私は梨沙子の目が大好きで、多分梨沙子のパーツで一番好きなのは目だ。優しく、少し怯えも感じられるよえな草食系な瞳、でも奥底には力強さがある。自分をしっかり持っているというか、簡単には自分を変えないという強さ。確かに、よく考えてみれば梨沙子って内面的な部分、自分らしさの部分はほとんど昔から変わっていないのではないだろうか?
梨沙子に対するヲタの目線というものが、ある意味ハロヲタを象徴しておるなと思うのは、外面的な部分よりも内面的な部分が変わっていない事を重視しているフシがある事。だから梨沙子ヲタにしてみれば、今の梨沙子も昔の梨沙子も天使なのだ。
確かに湘南瓦屋根物語の梨沙子超絶美少女で、「十年後はどんなになっているのだろう?」と未来を待ち侘びる気持ちになれたけれど、今の梨沙子を見ながら、「十年後の梨沙子は何を想い、何を表現している子になっているんだろう?」という楽しみも間違いなく存在している。
十年後はアイドルではないだろうけれど、どんな菅谷梨沙子になっているだろうか?そういう事を考えるのも、これまたハロヲタならではなのだろう。
大宮から称賛の声が聞こえてくる。「鞘師は凄い」、「ダンスが上手いのは予想していたが踊りながら歌っていても歌が乱れない」etc…。
一人の優れた才能を評価するのに、年齢や経験値なんて意味を持たない。デビュー戦でハットトリックを決めたっていいじゃん。初先発でノーヒットノーランをしたっていいじゃん。
どんなにマスコミが盛り上げたところで中身が伴わなければ生き残れない。スポーツの世界ではそんな例は数えきれないくらい見てきた。「人気のセ 実力のパ」という言葉が昔はあった。あったらしい。そう今や「らしい」なのだ。実力が人気の同義語となった。ハロプロは「人気の○○ 実力のハロプロ」を本気で目指す時なのかもしれない。記号としての実力ではなく、ライセンスとしての実力。
時代の流れというものは文字通り流れがある。「今」に対してやってくる「次」は今とは真逆なものである事が多い。これからのスタンダードは「踊りながら歌が乱れない」になるかも。なるだろう。なる!
そんな頃、かつての「恐るべきローティーンダンサー」は新たなステージに立ったらしい。この偶然は必然なのだと思いたい。新しい才能が生まれた時に、旧来の才能が新たな鼓動を始めるなんて、なんてドラマチック。
世の中は「数字」で出来ているのではない。世の中は人の「動き」で出来ているのだ。だから画面の中のバーチャルよりも、目の前の出来事の方が信じられるのではないか?
二人の躍動感溢れる才能は始まったばかりなのだから。
http://www.sunshine-theatre.co.jp/lineup/161.html
http://wantsmp.jugem.jp/?page=1
4月3日から仕切り直しで始まるモーニング娘。春ツアー。本日、ツアーグッズが発表されました。
http://www.helloproject.com/goods/tour/11_musume_fdx/index.html
気になるのは、以前このブログでも話題にした9期メンバーのイメージカラー。私の予想、というか希望は、譜久村→緑、生田→オレンジ、鞘師→赤、鈴木→青でした。しかし、あれからよく考えていくと、12月に卒業したメンバーの色を早くも新人に採用するのはどうかなと思い直しました。卒業メンバー、卒業メンバーを応援してきた人々、余韻が醒めやらね内に新人に採用されるのは複雑な心境ではないかと思った訳です。
結局、マネージャー氏から新人のイメージカラーは卒業メンバーとは被らないと事前に報告があり、これで採用される色は大体予想がついた訳ですが、結果は上に貼った公式サイトのグッズ紹介をご覧下さい。
私の第一印象は、「フクちゃんの色は石川さんの色、えりぽんの色はよっすぃ~か。いしよしか!」と訳のわからない事を思い浮かべ、あとソロTのデザインがいいから買おう。いつまでも2006秋ツアーのさゆTではくたびれ感有りすぎだしとソロバンを弾いていたのでした。
そんな事は置いておき、カラーに於ける影響力というものはどんな感じでしょうか? 娘。ヲタの間では、鞘師は将来のエース候補だからエースカラーの赤なんだなどと囁かれているのではないかと想像しますが、私が気にしたいのは、そういうヲタ的ロジックではなく、赤を身につけたメンバーがダンスが得意なメンバーである事の見栄えです。
スペインの闘牛を見るとわかりますが、赤という色は興奮色。牛が赤を見て興奮するように、実は人間も赤を見て興奮するらしいです。これを観客論に結び付けていくと興味深い事がわかります。
例えばサッカーのサポーター。日本で赤をチームカラーにしているチームと言えば、その熱狂的応援が知られる浦和レッズ。赤いユニフォームを着たサポーターがその色の視覚効果で更に興奮し、応援に熱が入る。世界的に見ても赤をチームカラーに使っている所はサポーターが熱狂的だそうで、有名な所ではイングランドのリバプールFCは声援のボリュームが世界一大きいとギネスブックにも載っているそうです。
赤がエースカラーというのは戦隊ものの主人公が大抵赤である事から来ていると思いますが、観る側の心理的影響としては赤を身につけて声援を送るという行為は主人公を見ている安心感よりも、興奮する色で舞うメンバーを観ながら気分が高まるという部分が大きいのではないかと思います。声援にも力が入りそうですね。
色が与える心理として考えれば、緑という落ち着いた癒し系の色を身にまとうずっきは「笑顔の癒し系キャラ」として、観る側をほのぼのとした気分にさせてくれるのかもしれません。声援も温かい感じになりそうですね。
鞘師里保と鈴木香音。オーディションの時からキャラクターが対称的でしたが、与えられたカラーもそのまま真逆な方向性に振ってあるのが面白いです。
そして、そんな二人とは別な位置で、フクちゃんとえりぽんは「いしよし」しているのでした(苦笑)。いや、本当に二人はどこまで仲良しかはまだ見えて来ませんが。