伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

秋祭りの準備

2009-07-13 00:28:04 | おまつり大好き!
毎年、神様への供奉(ぐぶ)として行われる「上野天神祭」。
梅雨が明ければ、各祭町では「虫干し」が行われるはず。
その前に、徳居町の「鬼友会(きゆうかい)」の若者?たちが「小鬼」たちのために「わらぞうり」を作るというので、覗いてきました。
エアコンはなくても、北から南に抜ける風はけっこう涼しく、町家集議所はなかなか居心地のいい空間でした。

さてさて、どんなふうに作るのでしょう、興味津々。

現在では「稲わら」を確保するのも難しい、ホームセンターでは一袋○○円で売ってるようです。
そのわらを編み易くするために「叩く」=柔らかくなる。
わらたたきぺアは、祭の時は「鎮西八郎為朝」に扮します。(新旧コンビです)


細い藁紐を芯にして、先ほどたたかれた「わら」を数本束ねて編みこんでいきます。


この姿勢で長時間作業を続けるのは、相当きつそうです。
片足分作るのに、慣れた人で30分。両足揃えるとなると1時間はかかるとか。

その昔(といっても400年前です)、鬼たちが実際に「わらじやわらぞうり」を履いて行列していたかどうかは定かではありません。
が、「鬼」が「運動靴」っていうわけにはいきませんので、やっぱりハキモノは「わらぞうり」(子ども)・「わらじ」(大人)でないといけません!

ということは、最近の稲刈りは機械でするわけですから「わら」そのものがほとんどない。⇒わらじ等の作り手も少なくなっている。⇒わらじそのものが品薄⇒じゃ、自分たちの町のことは「自分たちで」ということになります。


そこで、次代の祭を担う人たち(といっても、子供の頃から祭にどっぷり浸かってる人たちです)が、こうやって自主的に「わらぞうり作り」をしています。


さて、1足2足と編みあがっていきます。
右側のものは、ちょっと簡略化して編んだもの。
左の小さいものが「ほんまもん」。

つづく