なつめ、つぼつぼ。

「お茶を気軽に楽しみたい」という仲間でお稽古をし、
お茶会を開いています。いつでも遊びに来てください。

2021年初稽古。

2021年01月18日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

1月17日、初稽古を行いました。

例年なら「初釜」ですが、緊急事態宣言中でもあり、

お客様を招かず、社中の人間だけで行いました。

本席の床の間

炉縁には、このブログタイトルにもなっている「つぼつぼ」の紋が入っていました。

 

 

 

建水はちょっと珍しい曲げわっぱの中を鮮やかに漆塗りされたもの。

Y先生のものをお借りしました。

 

待合の床の間。

 

主菓子は今年も変わりなく「福寿草」(鶴屋八幡御製)。

 

そして、お干菓子。干支ものです(鶴屋八幡御製)。

 

今年のお弁当も「さえき」さんで(本店は奈良県北葛城郡河合町)。

こちらの予算に応じて作ってくださるのが嬉しい。

もう何年もお願いしており、

社中にエビとカニのアレルギーを持っているメンバーがいて、

毎回、内容を変えていただいているのですが、

今回はこちらから申し出る前に「アレルギーの方は?」と聞いてくださったとか。

エビの代わりに入っていたお肉のしぐれ煮もまた美味だったそうです。

きめ細やかな対応に感謝です。

 

さて、初稽古をしたばかりですが、緊急事態宣言も発令されたことから、

これから2ヶ月間、お茶のお稽古はお休みになりました。

その前に、年の初めにこうした形でお稽古できたことは

一年の精進を誓う意味で、背筋が伸びます。

 

本席の禅語「無事にして日月長し」(無事にして日月長し)

口語訳すれば「何事もなく、日月はゆったりと流れていく」といった意味だそうですが、

禅語の「日月長し」には、「時間的制約や束縛を超越していること」の意味合いがあるとか。

いま、コロナ禍にあって、さまざまな制約を受けて大変な時ですが、

できるだけ心持ちをゆったりと、この未曾有の困難を乗り越えていきましょう。

 

次回のお稽古は3月14日(日)です。

2ヶ月のお休みを取り戻すべく、午前からゆっくりとお稽古します。

 

 

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2020年初釜

2020年01月28日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

今年の初釜は、久しぶりの東大阪美術センターで。

ここには独立したお茶室があり、

つくばいやにじり口を使っての席入りが体験できます。

 

今年は長板を使ってのお点前。大ぶりなお濃茶器が映えます。

 

床の間のお軸は「室閑茶味清」。

「室閑にして茶味清し」(しつかんにして、ちゃみすがし)と読み、

「茶室の中は静かにして、

 いただく一服のお茶の味の何と清々しいことか」といった意味です。

実際は、お隣の花園ラグビー場でイベントがあったらしく、

賑やかな午前のお席でしたが・・・(笑)。

 

今年は新元号「令和」初の初釜であり、

記念して先生が求められた御銘が「令和」の茶杓も初登場。

(肝心のお茶杓の写真がないです・・・笑)

 

今年も主菓子は、成穂会伝統の「福寿草」(鶴屋八幡御製)です。

お干菓子はあろうことか、すっかり撮り忘れて、

干支「子」と、飴でした(甘春堂御製)。

そして、金沢の辻占も初登場。

中に入っている「占い」がなかなか意味深で、お席も盛り上がりました。

一例をあげると、

 

お楽しみの食事席は、今年も奈良の「さえき」さんにお世話になりました。

 

お待合では、

昨年に続いて今年も、K林さんがお持ちくださった

子の置物が、みなさんをほっこり和ませてくれました。

 

今年の記念品は、ちょっとユニークなもので、

原材料を厳選し、添加物を一切使わないという、

マヨネーズ嫌いのたまご屋さんが作ったというマヨネーズをご用意しました。

 

巷の人手不足と同じく、成穂会の社中も昔に比べて人数が少なくなり、

初釜もいつもギリギリの人数で何とかやっています。

そうしたなか、昨年末には新しいお仲間を一人迎えました。

今年は入会されたばかりのいきなりのお茶会で、

さぞ心細い思いもされたかと思いますが、

来年の初釜では主力メンバーとなって

活躍してくださるだろうと期待しています。

 

そして、いつもいつも感謝に堪えないのは、

かつてお稽古を共にしたOG、OBのみなさんが、

食事席の後片付けなど、本当に面倒な裏方をお手伝いしてくださることです。

本当にありがとうございます。

 

何よりも、こうしていつまでも縁がつながり、

1年に1回でも元気なお顔を見せていただけることが嬉しいです。

A川さん、T郷さん、I江さん、T下さん、そしてM地さん、

ありがとうございました!

 

また、最近はずっと着付け教室の方にもお手伝いいただき、

こうした応援なくして、私たちのお茶会は成立しなくなりました。

ここに深く感謝申し上げます。

 

(S・K)

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近大茶道部茶会にて

2019年09月24日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

先日恒例になりました近畿大学茶道部茶会に伺いました

毎年、初々しい動作の部員たちに微笑ましく思いまた、新鮮な気持ちになります。

今回は、二席目で隣り合わせたが方々が、お点前をされている男性のご家族といことで

残念ですがお爺様は男性の点てられたお抹茶はお気に召さない様子でしたが

ほのぼのとした一時をでした

後になりましたが、今回のテーマは雁だそうです

Y.H

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ひな祭りお茶会《番外編》

2019年03月05日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

ひな祭りお茶会の待合に飾らせていただいた、おひな様です。

 

まず、お軸はおひな様の色紙。

 

中央は、わが家から出張したおひな様。

 

向かって右には、先生がお持ちの陶器のおひな様。

 

昔作って捨てられないの〜とおっしゃるお手製のおひな様も。

 

そして

向かって左側は

アップで撮り忘れているようですが、丸い鞠のようなおひな様は

山口県の民芸品である大内人形だそうです。

今回、サイズ違いで3組も飾られました。有名なんですね。

 

吉野山の古代雛。

 

湯布院で購入した雛土鈴です。

 

そして、幼稚園に通っている最年少参加者のボクが作ってきてくれました。

女雛がちょっと頭を傾けている姿が愛らしいです!

 

今回は気持ちばかりのお土産に

おひな様のお干菓子と金平糖をご用意させていただきました。

 

こんなにしっかりとおひな様のお祝いをしたのはとても久しぶりと、

元女の子の皆さんに大変喜んでいただけて、私たちもうれしかったです。

ありがとうございました。

 

(S・K)

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ひな祭りお茶会。

2019年03月05日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

今年の3月3日は日曜ということで、ひな祭りお茶会を催しました。

朝からの曇り空のなか、20数人の方々のご参加を得て、

にぎやかに楽しい一日を過ごさせていただきました。

お運びいただいた皆様には、ありがとうございました。

床の間に掛けさせていただいたのは、

「閑座聴松風」(かんざ しょうふうをきく)。

一切の雑念を捨てて、静かにただ松風の音を聴く

という意味ですが、ここでの松風とは、釜のなる音です。

しかし、昨日の午後のお席の途中から雨音が聞こえ出し、

「閑座聴雨音」だねと笑いあったのでした。

床の間には、おひな様のお香合。

(ずっと以前にも開催した「ひな祭りお茶会」の時に、記念品としてものです)

 

お棚は高麗卓、炉縁には「つぼつぼ」の紋が入っています。

(このブログ名の「つぼつぼ」です)

床の間のお花は椿と梅。

 

主菓子は「舞ひな」(福壽堂秀信御製)

お干菓子は菱餅です。

 

点心は、初釜でもお世話になった「さえき」さんで。

 

玄関、待合などのお花を用意してくださったのは、

成穂会OGのA川さんです。

フラワーアレンジメントの講師もなさっています。

素敵なお花をありがとうございました。

 

さてさて、2枚目の写真。おひな様が勢揃いの図です。

このたび、お茶会の案内とともに、

待合の床の間に飾らせていただくので、

ぜひおひな様をお持ちくださいと呼びかけたところ、

たくさんのおひな様が集まりました。圧巻でした。

別記事で、それぞれのおひな様をご紹介します。

 

(S・K)

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