5月に入り、お茶室も炉から風炉になりました。
切り替わった初日なので、
ウオーミングアップを兼ねて、平点前です。
個人的な思いですが、
この季節の平点前はいつも初心に戻るような懐かしい緊張感があります。
大学の茶道部でお茶を始めたので、
ちょうど風炉に切り替わってしばらくした頃から、
点前畳を実際に歩くお稽古をさせていただきました。
初めてのお点前が風炉の平点前。
初めてお道具を運び出すお稽古が始まったときには、
とてもワクワクした記憶があります。
さて、今週のお稽古には特別なお客様をお迎えしました。
亡くなられたN先生のもとで、現在のY先生の姉弟子として学ばれていたという
K田先生がお稽古場に遊びにお越しくださいました。
Y先生とともに、昔懐かしい話に花を咲かされ、
楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
おいしいお菓子もちょうだいし、おもたせですが、
主菓子にさせていただきました。
鶴屋吉信御製の「岩根つつじ」(中央)、「王朝花傘」(上)、「長春」(右)、
「さつき花」(下)、「藤宴」(左)です。
季節の花のお菓子に、目にも楽しませていただきました。
K田先生、ありがとうございました。
私たちが用意していたお菓子は、
清閑院御製の「彩むらさき」。
こちらは花菖蒲をイメージさせたお菓子です。
そして、お干菓子にはY先生から
「K田先生がいらっしゃるから用意できる?」とリクエストいただいた
八朔ピールが再登場。
暑くなってきたので、チョコレートがけはしていません。
私たちは、N先生がいらっしゃれなくなったのち、
現在の自主運営のサークル形式でお茶を学んでおり、
特別なことは何もしていませんが、
こうして、ン十年も交流を温めあうお茶の仲間がいることが幸せだなと思います。
今後のお稽古予定は
5月18日(木)東大阪市布施駅前リージョンセンター 18時30分~
6月8日(木)ドーンセンター(天満橋) 18時30分~
(S・K)