初釜前の最後のお稽古。
お茶筌もお茶杓も本番当日のものを用いました。
リハーサルのつもりでお稽古に臨みましたが、
席に入っている人数の関係で、
嶋台の銀のお茶碗は点てたつもりのお稽古となり、
完全な総ざらえとならなかったのは若干の不安・・・。
お客様にお持ち帰りいただくお土産の用意もできました。
食事やお茶、お菓子の手配も抜かりありません。
(と偉そうに言ってますが、私は社中のみなさんにお任せしたままですが)
さて、今週のお菓子は、百貨店で金沢フェアをやっていたとかで、
森八御製(金沢市)の「春景色」。
暦の上でも、まだ春になっていないのに、
「春景色」とはこれいかに、と盛り上がりました(笑)。
蝶々まで飛んでますし。
急に冷え込んだ昨日、今日。
特に寒い金沢で、春を待ちわびての、季節の先取りと考えましょう。
お干菓子は、先日、四天王寺の献茶式をお手伝いされたという
Y先生からいただいた野菜の砂糖漬け「五智果(ごちか)」(桃林堂御製)と、
四天王寺の参道に店を構える釣鐘せんべいです。
「五智果(ごちか)」は、添えられていた栞によれば、
四天王寺・五智光院の御本尊、五智如来の色になぞらえて命名されたものだとか。
河内や大和で採れた菜根の自然の風味をそのまま生かしたお菓子でした。
さて、初釜はいよいよ26日。
社中のみなさん、くれぐれもインフルエンザにはご注意を。
お越しになるお客さまには、お目にかかれるのを楽しみにしております。
(S・K)