あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 一畑電鉄自転車の旅&島根半島ツーリング(1)

2008年07月12日 | 旅するシーカヤック
2008年7月11日(金) 今日は有給休暇。 いつもより早く、朝4時起床。
この週末は、久し振りの日本海。 3年前から毎年夏に訪れている浜をベースに、島根半島ツーリングを楽しむ予定。
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中国山地を超え、ほぼ1年振りとなる浜へ到着。

でも今日は風が強い。 谷から吹き下ろしてくる南西の風が、湾内を渡り、沖へと吹き出している。

天気は良く、風もオフショアなので波は高くない。 これくらいなら漕げるかな? と思ってシーカヤックを浜へ下ろしてみたのだが、ちょっと風の感じが変わってきた。
どう変わったか具体的に説明するのは難しいのだが、なんだか嫌な感じ。 まあ、明日まで待ってみようと思い、カヤックを再び担いでクルマへと運ぶ。 が、カートップすると後ろからの風でカヤックが煽られ、タイダウンするのに一苦労。
やっぱり今日はやめておいて正解かな。
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とはいえあまりの暑さに、風裏になる浜の端っこに行き、PFDを着け、水中眼鏡を装着してしばし海中散歩。
だれも居ない静かな浜。 きれいな日本海の海。 これは気持ち良い!
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今日はシーカヤックをあきらめ、また風が強いのでこの浜でのキャンプも難しそうだ。
海から上がり、着替えると、そうそうに浜を引き揚げ、イザと言う時のためにメモしてきた、去年家族で泊まった近くの宿に電話を入れた。
運が良い事に、今日は空きがあるとの事。 早速予約し、クルマを停めさせていただけるようお願いすると、快く了解いただいた。 残念ながら今日は海に出られない状況になったので、せっかくなら気になっていた『一畑電鉄』で観光しようと言う魂胆である。
宿の女将さんに聞いてみると、一畑電鉄には自転車が乗せられるとの事。 『自転車、ありますか?』
『はい、持ってきています』 そう、最近ステーションワゴンには、長男が自動車を買った時にディーラーから成約プレゼントとしてもらった折り畳み自転車が積んであるのだ! やっと出番が来た!
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最寄りの駅に行き、駅員さんに聞いてみると、一日フリーパスがあるとの事。 また、これを買えば、普通なら一回300円の自転車持ち込み料も不要になるのだとか。 いたれりつくせりである。

これまでも、輪行ではMTBを電車に積んだ事はあるが、その時は畳んで輪行袋に入れた状態であった。
でも、一畑電鉄では、そのまま乗せられるのだ。 なんだか不思議な感じ。
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松江に着くと、自転車を下し、宿の女将さんから教えていただいた、そばのおいしいという『八雲庵』さんへと向かう。

雰囲気の良いお店。 人気のお店のようで、地元のお客さんも多い。

出雲そばといえば、やっぱり『割子そば』 せっかくなので5色割子を注文したが、そばそのものの味を楽しむなら、普通の割子の方が良かったかなあ。

食後は、松江の街を自転車で散歩し、再び松江温泉駅へと戻る。 次の列車までしばらく時間があったので、駅前の足湯へ。
平日なのに人が多い。 少し熱いが、足湯は気持ち良い。 自転車を漕いだ疲れが抜けて行くようだ。
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自転車を積んだ列車は、途中での一度の乗り換えを経て、約1時間で出雲大社の最寄りの駅へ。 宍道湖は、南西の風で大荒れ。 白波がザブリザブリとすごい状態! 今日はやめておいてよかったなあ!

普段は通らない裏道を通り、海沿いの道のサイクリングを楽しむ。

その後は、これまたやどの女将さんが勧めてくれた『かねやさん』へ。 ここでは、先ほどの反省を活かし、シンプルな割子そばを注文。 ツルリ、ツルツル。 ソバの風味がしっかりと感じられ、とてもおいしい。
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次は出雲大社へ。

今年は、『平成の大遷宮』などもあり、御仮殿がしつらえてあるなど、いつもとは違う雰囲気が味わえる。
旅の安全を祈願。

再び駅に戻り、自転車を積んで平田市へと戻った。
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今日は、風が強くて海にはでられなかったが、そのおかげで一畑電鉄に乗り、松江と出雲でそばを堪能した。
自転車を電車に積んでの旅も楽しめたし、これまで知らなかった裏道の散歩も楽しんだ。
状況に応じて楽しむのも旅の醍醐味。 とはいえ、せっかくここまで来たのだ。 明日は風が止んでくれるといいなあ。

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