あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: この夏4回目のシーカヤック教室

2011年08月19日 | 旅するシーカヤック
2011年8月19日(金) 夏の11連休も今日が最終日。 今年の夏休みは、岡村島&小大下島ツーリング、夏のシーカヤック教室初の無人島ツーリング、徳島の日和佐/浅川湾ツーリングと、シーズンオフの真夏にしては、そこそこツーリングを楽しむ事ができた。

そして今日は、夏休みの〆となる今年4回目のシーカヤック教室。 さて、今日はだれが参加してくれるのだろうか。 楽しみだ。

駐車場にクルマを止めると、まずは海の状態をチェックする。
潮の高さは、カヤックが安全に出せる状態か? 風は? 潮は? 停泊している漁船は?
うん、少し風はあるが、今日も問題なく練習できそうだ。

***

施設に伺い、先生方に挨拶。 今日は、前回の無人島ツーリングの写真を焼いて持ってきたので、まずはそれを見ていただいた。
先生方と、前回のツーリングに参加してくれた中高生3人組。 写真を眺めていると、先日の楽しい思い出が蘇り、楽しい歓談の一時。

写真も良い感じで撮れていると好評で良かった!

 



 



 



中高生には、それぞれピックアップした写真をミニアルバムにして渡しておいた。 2011年の夏の想い出になってくれるといいな。

***

『じゃあ、そろそろ準備しましょうか』
手分けしてシーカヤックやパドル、道具を運ぶ。 準備ができたら体操だ。

今日の参加者は、小学生の女の子二人と、高校生の男女一人ずつ、研修生の先生一人、そして担当の先生二人である。
子供達は全員漕いだことがあるので、初めてなのは研修生の先生だけ。
一人の先生には陸上からの安全確保をお願いし、海に出る子供と先生方にはライフジャケットを装着してもらい、パドルを渡して出発!

少し雲が多いが、暑すぎず練習にはちょうど良い気温である。

カヤックは今日が初めての研修生の先生がいるので、港内で少し練習。 『じゃあ、ブレーキを掛けて止まってみようか』
『右に曲がる時はこうして、反対側を後ろから前に漕げば、その場で回れるよ』『バックの時はこう漕ぐんだよ』 『おー、上手いじゃん。 そうそう』

『じゃあ、ちょっとだけ港を出てみようか』 『港の出口では固まって。 そして周りを良く見て、音も聞いて』

港を出ると、少し波がある。 これも良い経験だ。 少しだけ漕ぎ、再び港へ戻る。 『ようし、じゃあ一番奥まで行ってみよう』

港の一番奥まで行き、船割りを変えて再び出発地点へ戻る。 上陸して水分を補給し、再び船割りを変えて海へ。

もう何度も漕いでいる子供達は手慣れたものである。 今日が初めてだという研修生も、しっかり漕げている。 『うん、みんな大したものだなあ。 感心感心』


***

上陸して休憩しているとき、『俺は年間50日くらい海で遊んでいるんだよ』と話すと、高校生の女の子が、『じゃあ、あとの三百何十日はなにしよるん?』

『そりゃあ仕事よ』 『えー、これが仕事なんじゃないん?』
『違うんよ。 普通のサラリーマン。 仕事して給料もらわんと、海で遊べんじゃろ』 すると女の先生が、『そうそう、デスクワークですもんねえ』

『サラリーマンにしちゃあ、顔がいかついね。 色も黒いし』 『え、ほうかねえ』と苦笑い。

『でもそうなんよ。 海で人と話しよったら、ところで仕事は何ですか? って、よう聞かれるんじゃ。 漁師や自衛隊じゃいうて冗談で言うても、だれも疑わんのよ』

***

しばし海で体を冷やした後は、『じゃあ、そろそろ戻ろうか!』
出発地点まで漕ぎ戻り、手分けしてシーカヤックと道具を運ぶ。 今年から、荷車でタンデム艇を運ぶようになったので、だいぶ楽である。

カヤックと道具を潮抜きし、片付け完了。 『お疲れさまでした。 じゃあ、また来週』

夏休み最後の日は、島の子供達との楽しいシーカヤック教室。 うん、なかなか良い〆じゃないか。
来週は、この夏最後のシーカヤック教室だ。 天気に恵まれますように。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする