2011年8月25日(木) 夏の恒例となった地元の島でのシーカヤック教室。 今日は、今年の最終回となる5回目であり、子供達を連れての島渡りを計画している。
前日から当日朝の予報では、午後から雨ということで心配していたが、なんとか行けそうな感じ。 今日は午後からの出発と言う事で、お昼に施設に到着した。
駐車場にクルマを停め、いつものように海を下見に行くと、既にカヤックは運ばれていた。 その中に、施設のものではないシーカヤックが。
近くに行って見ると、知っているショップのステッカーが張られている。 『うーん、これは誰だろう?』
今日は午後1時からの出発と言う事で、食堂でお昼ご飯をいただく。 その中に、先ほどのシーカヤックの持ち主の方と思われる人が居られた。
『こんにちは。 以前、どこかでお会いしていますよね』 『ええ、岡村島や蒲刈のイベントで』 『あー、なるほど。 今日はよろしくお願いします』
お話を伺ってみると、寮長さんと古くからのお知り合いで、今日の島渡りの事を聞いて来られたのだとか。 サポートが増えて、これは心強いなあ。
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今日は、中学生1人と高校生2人。 シーカヤッカーのYさん、先生が4人と寮長さん。 寮長さんと先生の一人は、ボートでサポートである。
道具を運び、準備運動。 船割りを決め、『さあ、出発しようか!』
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曇り空だが、風もなく海も穏やか。 絶好のツーリング日和である。
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目指す島は目の前。 昨年、先生方と下見に来た島である。
4年前に、島で知り合った方にいただいたご縁で、ここでのシーカヤック教室を始めた時から、寮長さんとは、『いつか、あの島に子供達を連れて渡って、ご飯を食べたり、釣りをしたり、泳いだりと、たっぷりと遊ばせてやりたいですねえ』と話していたのだ。
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シーカヤッカーのYさんに先導をお願いし、私は安全確保のため、しんがりをつとめる。
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『ようし、あの岩のある浜に揚げようか』 全員無事に、島に到着。
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ここからはフリータイム。
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子供達はボートで船釣りを楽しみ、先生方は貝拾い。
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拾ったツブガイは、その場で茹でてパクリ。 『これはビールが欲しくなるねえ』
釣って、泳いで、石投げ。 子供達はたっぷりと楽しんでいるようだ。
おやつには、お湯を沸かしてカップラーメン。 『島に渡って食べるラーメンって、美味いよなあ』 『うん、おいしいね』
食後のデザートは、ブドウにゴールデンキウイ。 好い夏休みじゃあないか。
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『ようし、じゃあ帰るぞ!』
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来た時同様の穏やかな海を、みんなで一緒に漕ぎ戻る。
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途中、潮の流れやそれに伴う潮波もあったが、子供達はそれも楽しみながら漕いでいた。
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港に入る前にシーカヤックでラフトを組み、記念撮影をして、出発地点に戻ってきた。 雨や雷を心配していたが、なんとか空は保ってくれた、良かったなあ。
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シーカヤックと道具を潮抜きして片付け、シャワーを浴びて、先生方としばし歓談。
春に自分達で採集したテングサを使った、食堂担当の方の手作りだと言うおいしい『トコロテン』をいただきながらの楽しい一時。
『今年は天気に恵まれて、予定通り2回の島渡りもできて良かったですね』 『来年も、またぜひステップアップしながらやっていきましょう』
今年24漕ぎ目となった夏のシーカヤック教室の終りは、私にとって夏の終り。 すなわち、『旅するシーカヤックのシーズンオフ』の終りである。
今年も子供達の笑顔に沢山パワーをもらうことができた。 『ああ、今年もええ夏やったなあ』
これから本格的なシーカヤックの季節がやってくる。 さあ、次はどこ行こう?