木曜日の夜。 最近は仕事が忙しく、特に今週は金曜日が締め切りのタイトな仕事が入っているため、怒濤の一週間。
その〆切を明日に控え、連日の朝7時から夜の7時過ぎまで仕事をこなして帰ってきた夜の食卓。 この時間ということは、通勤時間を含めると、朝6時に家を出て、夜は8時過ぎに家に戻ってくるという事になる。
『あー、今日も疲れたわ。 いよいよ明日が〆切の日や』 さて、週末の天気はどうかとMacBookをチェックすると、『えー、今週末もやっぱり雨じゃ』
『いやあ、これじゃあ何週間もずっと週末は雨じゃないか。 これじゃあカヤックにも行かれんし、旅にでも出ようかの。 最近、ほんまに仕事が忙しゅうて、心底疲れとるんよ。 久し振りに、温泉宿でのんびりまったりしたいよのう』
お気に入りの温泉をターゲットに、いつもお世話になっている楽天トラベルのHPをチェックすると、『おお、こりゃあ安うて評判の宿が空いとるわ。 ここに行って来ようかの』
すると妻は、『ええよ、温泉でゆっくりしてきんさい』 いつもの事ではあるが、自由奔放な生活しかできない私には、とてもありがたい言葉。
『ほうか。 いつも放し飼いにしてもろうてすまんのう。 ほいじゃあ、せっかくじゃけえ甘えさせてもろうて、ここにしようかの』と、予約しようとした。
が、なぜか気になり、せっかくなので人数を二人に増やして再度チェックしてみると、『お、ここの宿は二人で1万4千円じゃ。 美容院以外に予定がないんじゃったら、一緒に行かんか?』 いくら泉質が良いとはいえ、俵山温泉で中年男が一人ツルツルの肌になっても『うーん、こりゃあなんか、やれんのう』と感じるのも事実。
どうせ行くんじゃったら、一人より二人の方が楽しい。 独りで旅をしたくなる事が多いのだが、せっかく料理も評判の温泉宿。 今回は、妻との二人旅で決まりである!
『よっしゃ。 じゃあ、このドライブ旅行を楽しみに、明日一日頑張ってくるわ』
***
今回の目的地は、山口県の『俵山温泉』 これまで何度か通ってお気に入りの、アルカリ性の美肌温泉である。
美容院に妻を迎えに行き、昼前に出発。 雨の高速道路をひた走り、午後4時には宿に到着した。 俵山温泉、4時間ならある意味近いものである。
宿に荷物を置き、宿泊者専用の温泉手形を購入してお風呂へ。 この手形があれば、土曜日の昼から日曜日の昼まで、温泉街の二つのお風呂が入り放題で千円である。
浴槽に入ると、『ヌルリ』とした感触が俵山温泉であることを肌で感じさせられる。 『うーん、やっぱりこのお湯は特別だ』
1時間ほどゆっくりと、最高のお湯を堪能し、宿に戻る。 しばらくすると、晩ご飯の時間。
俵山温泉の宿は、基本的に部屋食である。 この宿は、期待を上回る晩ご飯のメニュー。
『うん、これは凄いなあ』 『え、これって松茸の香り?』 『えー、まさか。 あっ、ほんまや。 これは松茸じゃ!!!』
なんと、茶碗蒸しとお吸い物に、松茸が使われているのである。
魚料理もおいしいし、ご飯もピカピカつやつやホカホカでおいしいし、茶碗蒸しには栗も入っていた。 『いやあ、これは秋尽くしじゃのお、完敗。 またまた、ええ宿をみつけたわい』
***
『ごちそうさまでした!』
食後、しばらく休憩した後は浴衣を羽織り、再び温泉へ。
ちょうど端境期の時間で、だれも居ない湯船を独り占め。
お風呂を楽しんだ後は、部屋に戻ってビールと酎ハイで乾杯! 部屋にはなぜか『安倍晋太郎』の色紙が。 さすが、山口である。
***
翌朝は、6時の放送で目が覚める。 なんで田舎って、夕方と早朝に音楽を流すのだろうか? 日本の田舎の七不思議である。
朝食は8時からなので、まずは朝風呂で体を伸ばす。 『あー、気持ちええ!』
食卓に並べられた朝食は、正しい日本の朝ご飯。
ご飯はおいしいし、おかずもたっぷりで朝からおかわりしてしまった。 『ごちそうさまでした』 美味かった!
***
朝食を摂り、少し休憩して、再び温泉へ。 この週末旅で4回目の温泉である。
雨が降る朝、温めのお風呂にゆっくり浸かっていると、ジンワリと汗が噴き出してくる。 うん、ほんまにええお湯やなあ。
宿に戻り、浴衣から着替えて出発準備。 『お世話になりました。 ほんま、食事がおいしかったです』
***
今日も雨の予報。 広島に真っ直ぐ帰ろうかと思ったのだが、せっかくだからと遠回り。
まずは、SAで『ふく天丼』と『瓦そば』
その後は、中国自動車道を走って吉和へ。 中国自動車道は、利用するクルマが少なく、景色も良くて、ドライブには最適な道路である。
***
『もみの木森林公園』に到着した頃には、雨も上がり、曇り空ではあったが紅葉を堪能することができた。
ここは、結婚する前にはドライブで、子供ができてからは冬の雪遊びで通った懐かしい場所である。
二人の息子はもう22歳と19歳になり、雪遊びに来たのも、10年位前の懐かしい話だ。
雪の上を、ソリやスノースラッシャーで遊んでいた芝生広場を散策していると、雨が降り始めた。 『じゃあ、そろそろ帰ろうか』
クルマに乗り込むと、雨は本降りに。 『こりゃあ、ええタイミングで紅葉を楽しめたのお』
***
直前に思い立ち、ふらりと出掛けた妻と二人でのドライブ旅行。 最高の泉質である俵山温泉で、リーズナブルな料金でおいしい料理を楽しめる宿を見つけることができ、想い出の『もみの木森林公園』で紅葉も堪能することができた。
『お気に入りの宿も見つけたし、紅葉もピンポイントのタイミングで楽しむことだできた。 いやあ、ほんまにええ週末じゃったのう。 明日からまた、がんばろうかのお』
その〆切を明日に控え、連日の朝7時から夜の7時過ぎまで仕事をこなして帰ってきた夜の食卓。 この時間ということは、通勤時間を含めると、朝6時に家を出て、夜は8時過ぎに家に戻ってくるという事になる。
『あー、今日も疲れたわ。 いよいよ明日が〆切の日や』 さて、週末の天気はどうかとMacBookをチェックすると、『えー、今週末もやっぱり雨じゃ』
『いやあ、これじゃあ何週間もずっと週末は雨じゃないか。 これじゃあカヤックにも行かれんし、旅にでも出ようかの。 最近、ほんまに仕事が忙しゅうて、心底疲れとるんよ。 久し振りに、温泉宿でのんびりまったりしたいよのう』
お気に入りの温泉をターゲットに、いつもお世話になっている楽天トラベルのHPをチェックすると、『おお、こりゃあ安うて評判の宿が空いとるわ。 ここに行って来ようかの』
すると妻は、『ええよ、温泉でゆっくりしてきんさい』 いつもの事ではあるが、自由奔放な生活しかできない私には、とてもありがたい言葉。
『ほうか。 いつも放し飼いにしてもろうてすまんのう。 ほいじゃあ、せっかくじゃけえ甘えさせてもろうて、ここにしようかの』と、予約しようとした。
が、なぜか気になり、せっかくなので人数を二人に増やして再度チェックしてみると、『お、ここの宿は二人で1万4千円じゃ。 美容院以外に予定がないんじゃったら、一緒に行かんか?』 いくら泉質が良いとはいえ、俵山温泉で中年男が一人ツルツルの肌になっても『うーん、こりゃあなんか、やれんのう』と感じるのも事実。
どうせ行くんじゃったら、一人より二人の方が楽しい。 独りで旅をしたくなる事が多いのだが、せっかく料理も評判の温泉宿。 今回は、妻との二人旅で決まりである!
『よっしゃ。 じゃあ、このドライブ旅行を楽しみに、明日一日頑張ってくるわ』
***
今回の目的地は、山口県の『俵山温泉』 これまで何度か通ってお気に入りの、アルカリ性の美肌温泉である。
美容院に妻を迎えに行き、昼前に出発。 雨の高速道路をひた走り、午後4時には宿に到着した。 俵山温泉、4時間ならある意味近いものである。
宿に荷物を置き、宿泊者専用の温泉手形を購入してお風呂へ。 この手形があれば、土曜日の昼から日曜日の昼まで、温泉街の二つのお風呂が入り放題で千円である。
浴槽に入ると、『ヌルリ』とした感触が俵山温泉であることを肌で感じさせられる。 『うーん、やっぱりこのお湯は特別だ』
1時間ほどゆっくりと、最高のお湯を堪能し、宿に戻る。 しばらくすると、晩ご飯の時間。
俵山温泉の宿は、基本的に部屋食である。 この宿は、期待を上回る晩ご飯のメニュー。
『うん、これは凄いなあ』 『え、これって松茸の香り?』 『えー、まさか。 あっ、ほんまや。 これは松茸じゃ!!!』
なんと、茶碗蒸しとお吸い物に、松茸が使われているのである。
魚料理もおいしいし、ご飯もピカピカつやつやホカホカでおいしいし、茶碗蒸しには栗も入っていた。 『いやあ、これは秋尽くしじゃのお、完敗。 またまた、ええ宿をみつけたわい』
***
『ごちそうさまでした!』
食後、しばらく休憩した後は浴衣を羽織り、再び温泉へ。
ちょうど端境期の時間で、だれも居ない湯船を独り占め。
お風呂を楽しんだ後は、部屋に戻ってビールと酎ハイで乾杯! 部屋にはなぜか『安倍晋太郎』の色紙が。 さすが、山口である。
***
翌朝は、6時の放送で目が覚める。 なんで田舎って、夕方と早朝に音楽を流すのだろうか? 日本の田舎の七不思議である。
朝食は8時からなので、まずは朝風呂で体を伸ばす。 『あー、気持ちええ!』
食卓に並べられた朝食は、正しい日本の朝ご飯。
ご飯はおいしいし、おかずもたっぷりで朝からおかわりしてしまった。 『ごちそうさまでした』 美味かった!
***
朝食を摂り、少し休憩して、再び温泉へ。 この週末旅で4回目の温泉である。
雨が降る朝、温めのお風呂にゆっくり浸かっていると、ジンワリと汗が噴き出してくる。 うん、ほんまにええお湯やなあ。
宿に戻り、浴衣から着替えて出発準備。 『お世話になりました。 ほんま、食事がおいしかったです』
***
今日も雨の予報。 広島に真っ直ぐ帰ろうかと思ったのだが、せっかくだからと遠回り。
まずは、SAで『ふく天丼』と『瓦そば』
その後は、中国自動車道を走って吉和へ。 中国自動車道は、利用するクルマが少なく、景色も良くて、ドライブには最適な道路である。
***
『もみの木森林公園』に到着した頃には、雨も上がり、曇り空ではあったが紅葉を堪能することができた。
ここは、結婚する前にはドライブで、子供ができてからは冬の雪遊びで通った懐かしい場所である。
二人の息子はもう22歳と19歳になり、雪遊びに来たのも、10年位前の懐かしい話だ。
雪の上を、ソリやスノースラッシャーで遊んでいた芝生広場を散策していると、雨が降り始めた。 『じゃあ、そろそろ帰ろうか』
クルマに乗り込むと、雨は本降りに。 『こりゃあ、ええタイミングで紅葉を楽しめたのお』
***
直前に思い立ち、ふらりと出掛けた妻と二人でのドライブ旅行。 最高の泉質である俵山温泉で、リーズナブルな料金でおいしい料理を楽しめる宿を見つけることができ、想い出の『もみの木森林公園』で紅葉も堪能することができた。
『お気に入りの宿も見つけたし、紅葉もピンポイントのタイミングで楽しむことだできた。 いやあ、ほんまにええ週末じゃったのう。 明日からまた、がんばろうかのお』