2011年11月19日(土) この週末は、高松からシーカヤックで漕いでくる五さん&Uさんと、岡村島で待ち合わせという楽しみな休日。
それに加えて、HORIZONの尾崎さんに、長年愛用してきたシースケープポイント5を下取りしてもらって購入した、タンデムファンカヤック&ドライスーツを受け取る週末なのである。
尾崎さんと連絡をとり、岡村島に到着するフェリーと合流。
尾崎さんツアーの出発地点となる浜で、様々な想い出が詰まったポイント5を引き渡し、これからお世話になるタンデムファンカヤックとドライスーツを引き取った。
とある事情でポイント5の出番が少なくなり、これまでカヤックラックの重石になっていたのだが、この短いタンデムカヤックを手に入れた事で、久し振りに妻や長男との日帰りツアーが楽しめるようになるなあ。 楽しみだ!!!
今回のHORIZONツアーには知り合いのカヤッカーも何人か参加しており、久し振りの再会で近況報告の会話を楽しむ。 五さん達との待ち合わせまで時間があったので、蒲刈までの下見ドライブにも同行し、ロケハンをお手伝い。 その後、午後1時過ぎにはツアーは出発。 『じゃあ、気をつけて!』
***
HORIZONツアーを見送った後、宿泊施設の手続きや買い出しを終え、雨の中、生名島から漕いでくる二人の事を想って風呂を沸かし、鍋料理を準備して、準備万端。
これはまるで、長旅から帰ってくる家族を待つ家族の様な気持ちである。
午後3時頃、五さん&Uさんが、待ち合わせ場所である浜に到着。 午前中の大雨が上がり、晴れ間が覗く岡村島の浜に近付いてくる姿はなかなか格好良い!
両手を振って合図しながら、ランディングを記念撮影。
一週間を越えるシーカヤック旅装備の重いカヤックを、えっちらおっちらと、3人で浜に引き揚げる。 『お疲れさまでした』
***
二人が上陸するのを待っていたように、雨が上がって雲が晴れ、太陽が顔を覗かせた。 うん、良いねえ!
五さんは、瀬戸内三兄弟の長兄である。
『兄貴。 雨の中のパドリング、ほんまにお疲れさまでした。 風呂を沸かしときましたけえ、ゆっくり入って旅の疲れを癒してつかあさい。 その後は、わしが作るんじゃけえ、なんじゃ言うても簡単なもんじゃあありますが、温かい鍋料理と、冷えたビールを準備しとりますけえ』
『ほうか。 まあ、その気持ちがありがたいよのう』 『何を言うとられますか。 わしゃあ兄貴にゃあ、いつも言葉に尽くせんくらい世話になっとるんですけえ。 これくらいのこたあ、させてもろうてあたりまえじゃ、思うとります』
***
着替えて濡れものを干した後は、予め準備しておいたお風呂に入ってもらい、疲れを癒していただく。 お二人が風呂から上がってこられた後は、もちろんビールで乾杯である。 鍋をつつきながら、再会を祝って乾杯! こういう時のビールは最高である。
アラフィフ&アラカン、中年男3人の宴である。 あんなことやこんなこと。。。 そげなことやほげなこと。。。 いやあ、それはそれはディープな岡村ナイトである。
ほんま、楽しいのお。 こげな楽しいカヤック仲間との宴、こりゃあ、やめられんわい。
***
翌朝、天気予報でこのエリアが強風であることを確認したお二人は、停滞を決定。 じゃあ、朝のなんちゃってお散歩ツーリングと、御手洗観光を楽しみますか!
味噌汁にうどんを入れた朝食をいただいたあとは、役場に行って連泊の手続き。 その後、着替えて朝のお散歩ツーリングに出発である。
このエリアは、1時間や1時間半ほどで、とびしま海道らしい景色を堪能できる良いコースがあるのだ。
最初は北上して橋の掛かった島の景色を楽しみ、そこからUターンした後は、追い潮追い風に乗って、御手洗沿いを漕ぎ進む楽勝のお散歩ツーリング。
***
浜に戻り、シーカヤックを引き揚げ、しばし休憩した後は、御手洗散策に出発。
Uさんは御手洗散策は初めてとの事だったので、ここの定番である展望台にまずはご案内。
御手洗の町並みを楽しみ、
遊郭跡と神社を巡り、
お昼が近くなったので、ご飯を食べる事に。
散策の途中で見つけた、気になるお店に決定。
『こんにちは。 ここはご飯が食べられるんですか?』 『そうじゃの。 何か作れるじゃろう』
『何か嫌いなもんはないか』 『いいえ、わたしらなんでも食べますけえ、お任せしますけえ』
『ほうか』 『ところで値段はなんぼでしょうか?』 『ほうじゃの、500円じゃ』 『じゃあ、それでお願いします』
気さくなご主人&奥さんとの会話を楽しみながら、食事ができるのを待つ。
『待っとる間に、これを出しちゃれえ』と、ホットの生姜湯が供される。 『うん、体が温まります』
『あんたら、玉子は大丈夫か? 味噌汁に入れようかと思うんじゃが』 『ええ、お願いします。 玉子入りの味噌汁は大好物なんです』
『ゴボウは食べられるか?』 『ええ、好きですよー』 『じゃあこれ。 こんなが拵えたゴボウサラダじゃ』
食事の合間に、『タイタイ先生』と呼ばれていたという中村春吉の裏話も伺い、残念ながらさすがにここには記す事ができないが、その話がツボに入って大爆笑。 しばらく笑いと涙が止まらなかった私。
『いやあ、こりゃあたまらんわい。 ほんま、面白いなあ』 その後しばし、怪しい中年3人組の合い言葉は、『タイッ! タイッ!』 そしてある時は、『替わりべんたん、替わりべんたん』
通りすがりの人が聞いたら、なんやこの怪しい三人組はと思うやろうなあ。
何かある度に、『タイッ! タイッ!』 『カワリベンタン! かわりべんたん!』って言いながら笑っている。 やっぱり、春吉の事を詳しく記したあの石碑をしっかりと読み込んでイメージしていた春吉と、あの食堂で裏話を伺った春吉のイメージはピッタリじゃったのお。 さすがわしらは、ええ嗅覚しとるわい。
ご飯にゴボウのサラダ、卵入りのおいしい味噌汁、ラッキョにたこ焼き。 『味噌汁、美味しかったですよ』 『ほうか、じゃあお代わりはいらんか?』
『じゃあ、せっかくなんでいただきます』 『一味、いただけますか。 ゴクリ。 うん、やっぱりほんまにこの味噌汁は美味い!』
『わしらはの、もうけようなんて考えてないんよ。 それより、せっかく来てもろうたお客さんに、楽しんで帰ってもらうんが一番じゃと思うとる』 なるほど、本当にありがたいことである。 おいしい味噌汁をお代わりし、デザートは自分の畑で採れたという蜜柑。
『ちょっと待っとれ』と言ってご主人は籠を背負って店の外に。 15分ほど待っていると、蜜柑が詰まった籠を背負って帰って来られた。
蜜柑を選別しながらネットに入れてください、『こりゃあ、わしの気持ちじゃ』とお土産まで。 『ありがとうございます。 わしら、遠慮せんけえ、ありがたくもらって帰ります。 ほんま、おいしい料理でお腹一杯になりました。 また来ますけん』
これはまたまたディープなお気に入りのお店が見つかった。 『あるくみるきく』の海旅って、本当に楽しいなあ。
***
その後は、停滞泊の五さん&Uさんと、ビール&食材の買い出しへ。
施設に戻り、コーヒーをいただきながら四方山話。
『じゃあ、そろそろ帰りますわ』
気のおけないカヤック仲間と過ごしたこの週末。 とても楽しく充実した二日間であった。 『ほんま、ええ休みじゃった!』
それに加えて、HORIZONの尾崎さんに、長年愛用してきたシースケープポイント5を下取りしてもらって購入した、タンデムファンカヤック&ドライスーツを受け取る週末なのである。
尾崎さんと連絡をとり、岡村島に到着するフェリーと合流。
尾崎さんツアーの出発地点となる浜で、様々な想い出が詰まったポイント5を引き渡し、これからお世話になるタンデムファンカヤックとドライスーツを引き取った。
とある事情でポイント5の出番が少なくなり、これまでカヤックラックの重石になっていたのだが、この短いタンデムカヤックを手に入れた事で、久し振りに妻や長男との日帰りツアーが楽しめるようになるなあ。 楽しみだ!!!
今回のHORIZONツアーには知り合いのカヤッカーも何人か参加しており、久し振りの再会で近況報告の会話を楽しむ。 五さん達との待ち合わせまで時間があったので、蒲刈までの下見ドライブにも同行し、ロケハンをお手伝い。 その後、午後1時過ぎにはツアーは出発。 『じゃあ、気をつけて!』
***
HORIZONツアーを見送った後、宿泊施設の手続きや買い出しを終え、雨の中、生名島から漕いでくる二人の事を想って風呂を沸かし、鍋料理を準備して、準備万端。
これはまるで、長旅から帰ってくる家族を待つ家族の様な気持ちである。
午後3時頃、五さん&Uさんが、待ち合わせ場所である浜に到着。 午前中の大雨が上がり、晴れ間が覗く岡村島の浜に近付いてくる姿はなかなか格好良い!
両手を振って合図しながら、ランディングを記念撮影。
一週間を越えるシーカヤック旅装備の重いカヤックを、えっちらおっちらと、3人で浜に引き揚げる。 『お疲れさまでした』
***
二人が上陸するのを待っていたように、雨が上がって雲が晴れ、太陽が顔を覗かせた。 うん、良いねえ!
五さんは、瀬戸内三兄弟の長兄である。
『兄貴。 雨の中のパドリング、ほんまにお疲れさまでした。 風呂を沸かしときましたけえ、ゆっくり入って旅の疲れを癒してつかあさい。 その後は、わしが作るんじゃけえ、なんじゃ言うても簡単なもんじゃあありますが、温かい鍋料理と、冷えたビールを準備しとりますけえ』
『ほうか。 まあ、その気持ちがありがたいよのう』 『何を言うとられますか。 わしゃあ兄貴にゃあ、いつも言葉に尽くせんくらい世話になっとるんですけえ。 これくらいのこたあ、させてもろうてあたりまえじゃ、思うとります』
***
着替えて濡れものを干した後は、予め準備しておいたお風呂に入ってもらい、疲れを癒していただく。 お二人が風呂から上がってこられた後は、もちろんビールで乾杯である。 鍋をつつきながら、再会を祝って乾杯! こういう時のビールは最高である。
アラフィフ&アラカン、中年男3人の宴である。 あんなことやこんなこと。。。 そげなことやほげなこと。。。 いやあ、それはそれはディープな岡村ナイトである。
ほんま、楽しいのお。 こげな楽しいカヤック仲間との宴、こりゃあ、やめられんわい。
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翌朝、天気予報でこのエリアが強風であることを確認したお二人は、停滞を決定。 じゃあ、朝のなんちゃってお散歩ツーリングと、御手洗観光を楽しみますか!
味噌汁にうどんを入れた朝食をいただいたあとは、役場に行って連泊の手続き。 その後、着替えて朝のお散歩ツーリングに出発である。
このエリアは、1時間や1時間半ほどで、とびしま海道らしい景色を堪能できる良いコースがあるのだ。
最初は北上して橋の掛かった島の景色を楽しみ、そこからUターンした後は、追い潮追い風に乗って、御手洗沿いを漕ぎ進む楽勝のお散歩ツーリング。
***
浜に戻り、シーカヤックを引き揚げ、しばし休憩した後は、御手洗散策に出発。
Uさんは御手洗散策は初めてとの事だったので、ここの定番である展望台にまずはご案内。
御手洗の町並みを楽しみ、
遊郭跡と神社を巡り、
お昼が近くなったので、ご飯を食べる事に。
散策の途中で見つけた、気になるお店に決定。
『こんにちは。 ここはご飯が食べられるんですか?』 『そうじゃの。 何か作れるじゃろう』
『何か嫌いなもんはないか』 『いいえ、わたしらなんでも食べますけえ、お任せしますけえ』
『ほうか』 『ところで値段はなんぼでしょうか?』 『ほうじゃの、500円じゃ』 『じゃあ、それでお願いします』
気さくなご主人&奥さんとの会話を楽しみながら、食事ができるのを待つ。
『待っとる間に、これを出しちゃれえ』と、ホットの生姜湯が供される。 『うん、体が温まります』
『あんたら、玉子は大丈夫か? 味噌汁に入れようかと思うんじゃが』 『ええ、お願いします。 玉子入りの味噌汁は大好物なんです』
『ゴボウは食べられるか?』 『ええ、好きですよー』 『じゃあこれ。 こんなが拵えたゴボウサラダじゃ』
食事の合間に、『タイタイ先生』と呼ばれていたという中村春吉の裏話も伺い、残念ながらさすがにここには記す事ができないが、その話がツボに入って大爆笑。 しばらく笑いと涙が止まらなかった私。
『いやあ、こりゃあたまらんわい。 ほんま、面白いなあ』 その後しばし、怪しい中年3人組の合い言葉は、『タイッ! タイッ!』 そしてある時は、『替わりべんたん、替わりべんたん』
通りすがりの人が聞いたら、なんやこの怪しい三人組はと思うやろうなあ。
何かある度に、『タイッ! タイッ!』 『カワリベンタン! かわりべんたん!』って言いながら笑っている。 やっぱり、春吉の事を詳しく記したあの石碑をしっかりと読み込んでイメージしていた春吉と、あの食堂で裏話を伺った春吉のイメージはピッタリじゃったのお。 さすがわしらは、ええ嗅覚しとるわい。
ご飯にゴボウのサラダ、卵入りのおいしい味噌汁、ラッキョにたこ焼き。 『味噌汁、美味しかったですよ』 『ほうか、じゃあお代わりはいらんか?』
『じゃあ、せっかくなんでいただきます』 『一味、いただけますか。 ゴクリ。 うん、やっぱりほんまにこの味噌汁は美味い!』
『わしらはの、もうけようなんて考えてないんよ。 それより、せっかく来てもろうたお客さんに、楽しんで帰ってもらうんが一番じゃと思うとる』 なるほど、本当にありがたいことである。 おいしい味噌汁をお代わりし、デザートは自分の畑で採れたという蜜柑。
『ちょっと待っとれ』と言ってご主人は籠を背負って店の外に。 15分ほど待っていると、蜜柑が詰まった籠を背負って帰って来られた。
蜜柑を選別しながらネットに入れてください、『こりゃあ、わしの気持ちじゃ』とお土産まで。 『ありがとうございます。 わしら、遠慮せんけえ、ありがたくもらって帰ります。 ほんま、おいしい料理でお腹一杯になりました。 また来ますけん』
これはまたまたディープなお気に入りのお店が見つかった。 『あるくみるきく』の海旅って、本当に楽しいなあ。
***
その後は、停滞泊の五さん&Uさんと、ビール&食材の買い出しへ。
施設に戻り、コーヒーをいただきながら四方山話。
『じゃあ、そろそろ帰りますわ』
気のおけないカヤック仲間と過ごしたこの週末。 とても楽しく充実した二日間であった。 『ほんま、ええ休みじゃった!』